OBSの設定

2016年3月30日

誰でも簡単に利用できる、世界最大のゲーム専門ライブ配信サイトTwitch。
今回の記事ではOBSを使って、Twitchに配信するための設定を解説します。

OBSとは

Open Broadcaster Softwareという、配信用のフリーソフトです。
Twitchのみならず様々な配信サイトに対応しており、柔軟な設定が行えることが特長です。

obs

また配信するウィンドウも自由に選択できますから、ゲーム以外の配信にも使用可能。
マイクの音量調整やミュート、ホットキーによる各種操作なども行えるため利便性に優れています。

Twitchの設定

私の配信設定を、項目別にまとめてみました。

メイン

配信用のウィンドウを設定する項目です。

画面中央下部を右クリックし、追加ゲームキャプチャを選択します。

obs-game-capture

その後ゲームキャプチャをダブルクリックするか、プロパティを選択します。

obs-game-capture-2

画面右の再読み込みするを選択し、対象のゲームを選べばウィンドウの指定は完了です。

必要に応じて映像を拡大縮小させるや、アンチチート互換性フックにチェックを入れましょう。
(私の環境では、後者にチェックを入れないとH1Z1が配信できませんでした)

obs-game-capture-3

一般

とくに重要な項目はありません。

obs-main

エンコード

エンコーダーの欄は画質重視ならx264、軽さ重視ならNvidia NVENCを選択。(x264推奨)
CBRを有効にするCBRパディングを有効にする特定バッファサイズを使用にチェックします。

ビットレートは環境に応じて設定すべきですが、画質の向上に比例して回線への負荷は増加します。
バッファサイズは指定ビットレートと同一、もしくは2倍までに留めておきます。

obs-encode

放送設定

サービスにTwtich、FMS URIにAsia Tokyo Japanを選択。
プレイパス/ストリームキーは、自身のTwitchチャンネルから取得して貼り付けます。

配信をローカルにも保存したい場合は、自動的に配信をファイルに保存を選択します。
ただし画質や音質などの設定は、直上のエンコード設定を反映するようです。

obs-live

ちなみにTwitchでのプレイパス/ストリームキー(配信キー)を入手するには、

twitch-key-1

ダッシュボードから配信キーを選択することで確認できます。

twitch-key-2

ビデオ

解像度も環境に応じて設定します。
私の場合は回線にあまり自信がないため、1,280×720を選択しています。

またAeroを無効にするも、負荷や遅延の関係でチェックを入れておきます。

obs-video

サウンド

アナログ接続の場合は、デフォルトで良いはずです。
アナログ接続とデジタル接続(USB)が混在する場合には、タブから選択しなければなりません。

obs-sound

ホットキー

OBSのウィンドウを操作することなく、キーの同時押しで各機能を有効/無効化できます。
少なくとも、配信の開始と停止ぐらいは設定しておいたほうが良いでしょう。

obs-hot-key

詳細設定

詳細な設定項目では、プロセスの優先度やビデオ設定などを調整します。

obs-setting

エンコードでx264を選択している場合は、図示している項目が変化します。
ultrafastが最も低画質で負荷が少なく、slowerが最も高画質で負荷が高いです。

obs-setting-2

QSVエンコーダ

obs-qsv-encoder

Browser

obs-browser

マイクノイズゲート

obs-mic

シーンスイッチャー

obs-seen-switcher


-環境論