Battlefield 4で新登場した応急処置パックと、これまでのタイトルで常連となっている医療バッグ。
今回の記事では2つの回復ガジェットの効果と、それぞれの特徴について解説します。
解説元動画
応急処置パックと医療バッグについて
どちらも突撃兵が選択可能なガジェットです。
プレイスタイルに合わせてどちらか、もしくは両方選択すると良いでしょう。
またフィールドアップグレードに衛生兵を選択すると、通常に比べ+1個多く同時に配布&設置できます。
(衛生兵の説明欄では医療バッグのみ増加対象に見えるが、応急処置パックにもなぜか反映される)
応急処置パックとは?
体力を回復させることができる、配布型のガジェットです。
体力が100未満の状態で触れると回復が始まり、移動中も回復できることが大きな利点。
しかし回復中にダメージを受けると回復が止まるうえ、複数人同時に回復も行えません。
医療バッグとは?
体力を回復させることができる、設置型のガジェットです。
体力が100未満の状態で医療バッグに近づくと回復が始まり、複数人同時に回復が可能です。
しかし移動中は回復できないため、一度設置すると危険な場所でも待機する必要があります。
回復速度の比較と回復効果の重複
100%回復時間 | 50%回復時間 | 1Fあたりの回復量 | 増減率 | |
---|---|---|---|---|
応急処置パック | 722F | 361F | 0.139 | 100% |
応急処置パック×2 | 719F | 360F | 0.139 | 100% |
医療バッグ | 512F | 256F | 0.196 | 141% |
医療バッグ×2 | 501F | 251F | 0.200 | 144% |
応急処置パック 医療バッグ | 324F | 162F | 0.309 | 222% |
この表から、応急処置パックよりも医療バッグのほうが回復速度が速いこと、
加えて応急処置パックと医療バッグを組み合わせた場合に、最も回復速度が速いことが確認できます。
ただしこの最大回復速度を保つには、回復中にダメージを受けないという条件が必要です。
医療バッグを選択すべき理由
私が好んで医療バッグを利用する理由は、回復しながら戦闘を行えるためです。
応急処置パックではダメージを受けると回復が停止するため、継続した戦闘には向きません。
医療バッグなら一度敵プレイヤーに見えない位置に設置しておけば、常時回復を継続できます。
応急処置パックを選択してしまうと、その都度持ち替えて周囲に配布する必要があります。
せめて回復中は次の応急処置パックが取れないという仕様なら良かったのですが、
2個配布した応急処置パックに触れた場合には両方消費したうえ、回復効果は重複しないのです。
回復ガジェットによるダメージ軽減効果およびアーマーとの重複
回復しながら戦闘した時、実際のダメージ軽減効果はどの程度なのか?
気になったため、各種データから比較を行ってみました。
基底dmg(ダメージ)=各距離で胸に当たった場合の基本ダメージ
期待dmg(ダメージ)=基底ダメージ×AK-12の1Fあたりの発射数(650rpm÷60s÷60F)
P反映値=期待ダメージ-応急処置パックの1F回復量
P軽減率=応急処置パック反映値÷基底ダメージ
B反映値=期待ダメージ-医療バッグの1F回復量
B軽減率=医療バッグ反映値÷基底ダメージ
PB反映値=期待ダメージ-応急処置パック&医療バッグの1F回復量
PB軽減率=応急処置パック&医療バッグ反映値÷基底ダメージ
回復ガジェットによるダメージ軽減効果(表1)
アーマー無 | 基底dmg | 期待dmg | P反映値 | P軽減率 | B反映値 | B軽減率 | PB反映値 | PB軽減率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
0m | 25.000 | 4.514 | 4.375 | 96.9% | 4.318 | 95.7% | 4.205 | 93.1% |
10m | 24.702 | 4.460 | 4.322 | 96.9% | 4.265 | 95.6% | 4.151 | 93.1% |
20m | 23.213 | 4.191 | 4.053 | 96.7% | 3.996 | 95.3% | 3.882 | 92.6% |
30m | 21.723 | 3.922 | 3.784 | 96.5% | 3.727 | 95.0% | 3.613 | 92.1% |
40m | 20.234 | 3.653 | 3.515 | 96.2% | 3.458 | 94.6% | 3.344 | 91.5% |
50m | 18.745 | 3.385 | 3.246 | 95.9% | 3.189 | 94.2% | 3.075 | 90.9% |
60m | 18.000 | 3.250 | 3.111 | 95.7% | 3.054 | 94.0% | 2.941 | 90.5% |
アーマー×回復ガジェットによるダメージ軽減効果(表2)
アーマー=胸部へのダメージが10%軽減されるフィールドアップグレード
各反映値と軽減率の基底ダメージは、表1のデータから算出しています。
アーマー有 | 基底dmg | 期待dmg | P反映値 | P軽減率 | B反映値 | B軽減率 | PB反映値 | PB軽減率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
0m | 25.000 | 4.198 | 4.059 | 89.9% | 4.002 | 88.7% | 3.889 | 86.1% |
10m | 24.702 | 4.148 | 4.009 | 89.9% | 3.952 | 88.6% | 3.839 | 86.1% |
20m | 23.213 | 3.898 | 3.759 | 89.7% | 3.702 | 88.3% | 3.589 | 85.6% |
30m | 21.723 | 3.648 | 3.509 | 89.5% | 3.452 | 88.0% | 3.338 | 85.1% |
40m | 20.234 | 3.398 | 3.259 | 89.2% | 3.202 | 87.6% | 3.088 | 84.5% |
50m | 18.745 | 3.148 | 3.009 | 88.9% | 2.952 | 87.2% | 2.838 | 83.9% |
60m | 18.000 | 3.023 | 2.884 | 88.7% | 2.827 | 87.0% | 2.713 | 83.5% |
ダメージ軽減効果まとめ
回復ガジェットによるダメージ軽減効果は、全距離でアーマーに及ばない(最大でも90.5%が限界)
アーマーと回復ガジェットを組み合わせると、最大で83.5%のダメージ軽減効果が見込める。
ただし応急処置パックとの組み合わせは、ダメージを受けると回復が止まるため現実的ではない。