【モンハンワイルズ】Lossless Scalingの設定【おすすめ】

2025年2月17日

モンハンワイルズ:Lossless Scalingの設定

これまでのシリーズに比べて比較的高い動作環境を要求するため、敷居が高いモンスターハンターワイルズ。
今回の記事ではこの「モンハンワイルズ」にLossless Scalingを使用して、fpsを向上する方法を解説します。

Lossless Scalingの事前設定

前提として、この記事で解説しているような図にする場合は「Lossless Scalingのβ化」を確認してください。
Lossless Scalingはベースフレームレートを指定の倍率で引き上げ、滑らかなプレイを実現してくれます。

【Lossless Scaling】ベータテストの参加方法【LSFG】

フレーム生成によりフレームレートを向上できるため、モンハンワイルズで注目されているLossless Scaling。
今回の記事ではこの「Lossless Scaling」のβテストに参加する方法と、LSFG 3.0の変更点について解説します。

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モンハンワイルズ側の設定

Lossless Scalingを利用する際、事前に設定する「モンハンワイルズ側の設定」をまとめました。

モンハンワイルズ側の設定

モンハンワイルズ側の設定

  • 可能であればマルチディスプレイ環境を避け「シングルディスプレイ」でプレイする
  • NVIDIAコントロールパネルで低遅延モードを「オン」か「ウルトラ」にする
    (またはAMDソフトウェアのAMD Radeon Anti-Lagを「有効」にする)
  • 起動中の不要なソフト、とくにオーバーレイに関連するソフトを「オフ」にする

ディスプレイ設定

ディスプレイ設定おすすめ設定
出力ディスプレイ設定メインディスプレイを指定
スクリーンモード設定ボーダーレスウィンドウ / ウィンドウ
解像度の設定メインディスプレイの最大解像度
アスペクト比の設定自動設定
ウルトラワイド時のUI位置補正0
フレームレート最低限確保可能なフレームレート
(ゲーム中この値を下回るべきではない)
フレームレートの無制限設定OFF
カットシーンのフレームレートOFF
非アクティブ時のフレームレートOFF
HDR出力設定自動的に有効
画面の明るさ調整任意
垂直同期無効
NVIDIA Reflex 低遅延モード無効

グラフィック設定

グラフィック設定おすすめ設定
グラフィックプリセット任意
アップスケーリング(超解像技術)NVIDIA DLSS / AMD FSR 3
フレーム生成OFF(Lossless Scaling側で行う)
最低fpsが稼げない場合はON?
アップスケーリングモード任意
アップスケールシャープネス0.50(デフォルト)
アンチエイリアスOFF
レンダリングスケール100
テクスチャ品質以下任意
テクスチャフィルタリング品質-
メッシュ品質-
毛皮の描画品質-
空・雲の描画品質-
草木の描画品質-

Lossless Scalingのおすすめ設定

Lossless Scalingの「おすすめ設定」をまとめました。
ただしこれらのおすすめ設定は、今後の検証により変更していく可能性があります。

Lossless Scalingの使い方は設定を終えたうえで、右上の「フレーム開始」から対象を指定します。
またはデフォルトの場合、ホットキー「Ctrl + Alt + S」でLossless Scalingを有効化することもできます。

Lossless Scalingのおすすめ設定

Lossless Scalingデフォルト(導入時)おすすめ設定
フレーム生成OFFLSFG 3.0
モード(フレーム生成欄)-固定倍(Fixed)
倍率-2 / 3 / 4
フロースケール-100
(重い場合は50や25に)
タイプ(スケーリング欄)OFFOFF
LS1(解像度を下げる場合)
シャープネス-1
パフォーマンス-ON
モード(スケーリング欄)自動モード / アスペクト比自動モード / アスペクト比
キャプチャAPIDXGIDXGI
ターゲットキュー11
マウスの移動範囲をウィンドウ内に設定するONON(任意)
カーソルの速度を調整OFFOFF
カーソルを非表示にするOFFOFF
カーソルを拡大OFFOFF
Vsyncモードデフォルトオフ(ティアリングを許可)
フレームの最大レンテンシ31
HDR対応OFF任意:環境に応じて
G-SyncサポートON任意:環境に応じて
FPSを表示ONON
使用するGPU自動モード自動モード
出力先ディスプレイオートメインディスプレイ
クロップ入力全て0全て0
マルチディスプレイモードOFFOFF
(複数導入時はON)

追加で設定から「管理者権限でアプリを起動する」を有効にすると、動作がより安定する可能性があります。

Lossless Scalingのおすすめ設定-2

Lossless Scalingのポイント

Lossless Scalingを使用するうえで意識すべき、挙動や設定に関する「ポイント」についてまとめました。
下記で挙げる「画質」とはグラフィックの品質のほか、チラつきやカクつきを含む映像の破綻を意味します。

Lossless Scalingのポイント

  • ベースとなるフレームレートは、高ければ高いほど発生する遅延と画質低下が抑制される
  • 選択すべきフレーム生成のTypeは「LSFG 3.0」を指定する(今後更新されたら最新版に)
  • モードとは実質フレームレートの倍率を表す。高いほど滑らかになるが、画質が下がる
  • フロースケールを下げるとGPUへの負荷が下がる反面、画質も下がる傾向にある
  • スケーリングでパフォーマンスを選ぶと、画質を犠牲にフレームレートが下がりにくくなる
  • Vsyncモードをオフ(ティアリングを許可)に設定すると、遅延の減少が見込める

バージョンアップ履歴

左側が記事初回公開時の「3.0.0.2」で、右側がモードに適応(Adaptive)が追加された「3.1.0.2」です。

 

3.1.0.2の変更点

  • フレーム生成に「固定倍(Fixed)」と適応「(Adaptive)」が追加
  • 固定倍(Fixed)に「倍率」が追加、Resolution scaleが「フロースケール」に名称変更
  • 適応(Adaptive)有効時に「目標値(目標フレームレート)」が追加
  • キャプチャに「ターゲットキュー」が追加
  • 設定に「閉じるでトレイに格納」が追加

固定倍(Fixed)

整数倍数を使用する場合、実際のフレームをより頻繁に表示することで、より良い画質とパフォーマンスを維持します。ただし、出力フレームレートはベースのフレームレートに依存するため、ベースのフレームレートが不安定な場合、フレームペーシングは適応(Adaptive)モードよりも一貫性がなくなる可能性があります。

適応(Adaptive)

よりスムーズなフレームペーシングの実現のため、指定されたフレームレートを常に目標とすることで、ベースのフレームレートに依存せず、一貫した出力フレームレートを提供します。ただし、ほとんどのフレームが生成されるため、画質とパフォーマンスは固定倍(Fixed)モードより低くなる可能性があります。

フロースケール

入力フレームをダウンスケールして、低解像度でモーションフローを推定し、パフォーマンスを向上させます。処理後、フレームは元の解像度でワープされ、アップスケーリングなしで最終出力を生成します。この設定は、モーションの推定精度、特に小さく動くオブジェクト、細い線、UI要素、および同様の細部に影響を与えます。

さらに、フロースケールを下げると、画像の滑らかさが向上します。入力解像度を下げると、知覚するモーションの距離(ピクセル単位)が増え、より大きなモーション推定が向上します。

最適な滑らかさを得るには、入力解像度が1080pとなるようにスケーリングすることをお勧めします。例えば、1440pのゲーム解像度の場合はスケーリングを75%に設定し、4Kの場合は50%に設定します。

ターゲットキュー

・0
バッファなしキャプチャは、常に最新のキャプチャフレームを使用し、最小のレイテンシを実現します。ただし、GPU負荷が高い場合やベースフレームレートの上限に達していない場合、パフォーマンスが低くなる可能性があります。

・1
ターゲットフレームキューが1のバッファードキャプチャ低レイテンシを維持しながらキャプチャ性能のばらつきに対応しやすくなります。

・2
ターゲットフレームキューが2のバッファードキャプチャ。ベースフレームレートの上限に達していないか不安定で、GPU負荷が高いシナリオに最適ですが、レイテンシが高くなる可能性があります。また、FG倍率が2以下の場合に推奨されます。

フレームレートの上限値

モニターのリフレッシュレートと、フレーム生成倍率ごとのフレームレートの上限値の対照表です。
オプションの「フレームレートの上限値」を、使用するモニターと設定したい倍率に合わせて指定します。

例1:240Hzでプレイしたい ⇒ 120fps × 2倍、80fps × 3倍、60fps × 4倍
例2:120Hzでプレイしたい ⇒ 60fps × 2倍、40fps × 3倍、30fps × 4倍

フレームレートの上限値

重要な点は実質フレームレートが、モニターの最大リフレッシュレートを上回らないようにすることです。
画像で表すと①がベースフレームレート、②がフレーム生成による実質フレームレートです。

それぞれのフレームレートの上限値は、リフレッシュレートを倍率で割った値の端数を切り捨ててています。
また右下の検索に「任意の文字列(例:144Hz)」を入力すると、その文字が含まれる行のみ表示できます。

もし映像が乱れが発生した場合は、設定する上限値を-1して最大リフレッシュレート内に収めてください。

液晶側×2×3×4×5×6
60Hz3020151210
75Hz3725181512
100Hz5033252016
120Hz6040302420
144Hz7248362824
160Hz8053403226
165Hz8255413327
180Hz9060453630
200Hz10066504033
240Hz12080604840
260Hz13086655243
280Hz14093705646
360Hz180120907260

リフレッシュレートの確認方法

そもそもモニターのリフレッシュレートが不明な場合は、まずデスクトップの背景を右クリックして「ディスプレイ設定」を選択します。

リフレッシュレートの確認方法

ディスプレイの設定が表示されたら、右側の画面を下にスクロールします。

リフレッシュレートの確認方法-2

画面を下にスクロールしたら、関連設定の中にある「ディスプレイの詳細設定」を選択します。

リフレッシュレートの確認方法-3

ディスプレイの詳細設定に移動したら「リフレッシュレートの選択」に示された値を確認します。

リフレッシュレートの確認方法-4

ここで選択すべき値はパソコンの性能にもよりますが、最も数字が大きいものを選択すべきです。

リフレッシュレートの確認方法-5

モンハンワイルズのおすすめ設定

ちなみに「モンハンワイルズのおすすめ設定」は、別記事で詳しく解説しています。

【モンハンワイルズ】おすすめ設定【オプション】

発売以降前評判通りの人気となり、Steamだけで140万人近いプレイヤーが楽しんでいるモンハンワイルズ。
今回の記事ではこの「モンハンワイルズ」で各オプションの初期設定と、おすすめ設定について解説します。

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参考リンク:Steamコミュニティ / Steamレビュー

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