レーザーサイト有効時におけるADS速度の変化

2014年8月14日

腰撃ち時の命中精度を高めてくれる、近距離戦で大変有用なレーザーサイト。
今回の記事ではレーザーサイト有効時に、ADS速度に影響があるかを検証してみました。

参考記事:アイアンサイト~中倍率サイトのADS速度測定

前回の内容は反映せず改めて測定し直しているため、微妙に差違があります。

ADS速度測定方法

測定方法の基礎部分は、前回と同様です。

ADS-In速度測定方法

ads-in

右クリックを押したことで画面の拡大が始まり、銃身がぼやけたフレームの直前から、

ads-in2

画面の拡大が終了し、目印の柱に変化が無くなったフレームまでを測定します。

ADS-In速度測定方法(IRNV・FLIR)

rng

赤外線サイトは目印の柱が見えないため、RNG表示が現われたフレームまでを測定します。

ADS-In速度測定方法(長距離サイト)

ads-in3

照準が静止するまででは正確性に欠けるため、サイト内部に切り替わったフレームまでを測定します。

ADS-Out速度測定方法

ads-out1

右クリックを押したことで画面の縮小が始まり、サイトが退いたフレームの直前から、

ads-out2

画面の縮小が終了し、目印の柱に変化が無くなったフレームまでを測定します。

各サイトとレーザーサイト有効時のADS速度表

測定はADS-In・ADS-Outを各サイトで3回ずつ行いました。
ADS-In・ADS-Outの値は平均値のため、小数点第2位まで掲載しています。

L-ADS-In・L-ADS-Outの値は、レーザーサイト有効時のもの。(Laser)
S-ADS-In・S-ADS-Outの値は、レーザーサイトとの比較差です。(SUM)

今回は測定値の差違が微少なため、本来存在しないフレームの小数点第2位まで掲載しています。

サイトADS-InL-ADS-InS-ADS-InADS-OutL-ADS-OutS-ADS-Out
アイアンサイト9.33F9.33F0F14.33F15.00F0.67F
リフレックス(RDS)9.00F9.33F0.33F14.67F14.33F-0.33F
COYOTE(RDS)9.33F9.67F0.33F14.00F14.33F0.33F
KOBRA(RDS)9.67F9.00F-0.67F14.33F14.33F0F
ホロ(1X)9.33F9.67F0.33F14.67F14.67F0F
HD-33(1X)9.33F9.00F-0.33F14.33F15.00F0.67F
PKA-S(1X)9.00F9.00F0F14.67F14.67F0F
IRNV(IR 1X)15.00F15.00F0F15.00F15.00F0F
FLIR(IR 2X)15.33F15.00F-0.33F15.33F15.00F-0.33F
CL6X(6X)12.00F12.00F0F15.00F15.00F0F
PKS-07(7X)12.00F12.00F0F15.00F15.00F0F
ライフルスコープ(8X)11.67F12.00F0.33F15.00F15.00F0F
ハンター(20X)12.00F12.00F0F15.00F15.00F0F

ADS速度比較のまとめ

レーザーサイトを有効にしたからといって、ADS速度が上昇することは限らない。
サイトによっては逆にADS速度を減少させることすらある。

さらにほとんどのサイトにおいて、ADS速度に影響を及ぼさない。

スナイパーライフルの仕様比較

上記のフレーム測定時に気づいたことを、メモとして記載しておきます。

各スナイパーライフルに同じアクセサリを付けているにも関わらず、
ADS時にレーザーサイトのドット表示とADSの照準動作に相違がありました。

laser-sight2

M40A5ではレーザーサイトのドット表示に、ADSの照準のみが接近していきます。
対してCS-LR4では、レーザーサイトのドット表示とADSの照準がともに接近していきます。

仮にADSの表示に関わらずレーザーサイトのドット表示に着弾するとするなら、
レーザーサイトのドット表示が静止しているM40A5の方が、より素早く射撃を行えると言えるでしょう。

スナイパーライフルのADS検証動画


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