前回の記事(2014年秋に配信されたアップデート内容の一部解説と補足)で紹介した、大型パッチ。
今回の記事ではそのパッチによる最大ダメージの変化を集計し、データテーブルを更新しました。
パッチによる最大ダメージの変化
全体的な武器の最大ダメージが34の武器は33へ、25の武器は24へ下降修正されました。
この修正でBTK(キルに必要な弾数)が1発増え、KIM(1マガジンでキルできる数)も低下しています。
最大ダメージ34の武器は、最大ダメージが33へ修正されました。
アサルトライフル:SCAR-H・BULLDOG
PDW:UMP-45
ライトマシンガン:PKP PECHENEG・M240B・M60E4
カービン:ACE 52 CQB
最大ダメージ25の武器は、最大ダメージが24へ修正されました。
ただし最大ダメージ34の武器・ショットガン・ピストル・スナイパーライフル・DMRを除き、
パッチ配信後も最大ダメージ25以上が維持された武器もあります。
AS VAL:最大ダメージ29 ~ 最小ダメージ16
SR-2:最大ダメージ25 ~ 最小ダメージ12.1
MPX:最大ダメージ26 ~ 最小ダメージ13
データテーブルの更新項目
下記全てのテーブルにおいて、これまで追加していなかったライトマシンガンを追加しました。
アサルトライフル・PDW・カービンのデータを再集計し、BTK・KIM・TTKを再計算しました。
ピストルのデータを再集計し、BTK・KIM・TTKを再計算しました。
今回のパッチで修正されたダメージデータを再集計し、BTK・KIM・TTKを再計算しました。
アーマー効果の再検証
まず結論から言うと、アーマーによる生存率の上昇効果は期待できません。
詳細はアーマー効果データテーブルを参照してもらうとして、その根拠を示します。
項目 | 0m | 10m | 20m | 30m | 40m | 50m | 60m |
---|---|---|---|---|---|---|---|
基底ダメージ | 24.000 | 23.745 | 22.468 | 21.191 | 19.915 | 18.638 | 18.000 |
基底ダメージ×0.93 | 22.320 | 22.083 | 20.895 | 19.708 | 18.521 | 17.333 | 16.740 |
基底ダメージのBTK | 5 | 5 | 5 | 5 | 6 | 6 | 6 |
アーマー付きのBTK | 5 | 5 | 5 | 6 | 6 | 6 | 6 |
アーマーによる効果 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 |
この表は突撃兵のデフォルト武器である、AK-12のダメージデータを掲載したものです。
するとアーマーによる効果は、30m付近でのみ1発多く耐えられるということになります。
AK-12の仕様であるrpm=650を考慮すると、弾と弾との感覚は僅か5.6F。
人間の反応速度はおよそ0.2秒(12F)ですから、その5.6Fに反応して行動することはできません。
唯一意味があるとすれば、至近距離で胸にスナイパーライフルの弾が当たった時くらいです。
各距離例
データの比較用に、各距離の画像を撮影してみました。
この画像により、10m ~ 60mの距離がある程度把握できればと思います。
画像クリックで拡大し、さらにその拡大された画像をクリックすると次の画像です。