FPSゲーミングに最適だとされる、420ipsのトラッキング速度対応のG402。
今回の記事ではMX510シリーズから形が変更された、この商品をレビューします。
レビュー動画
G402のポイント
- 高度なセンサー
- 2つの技術を組み合わせ、420ipsのトラッキング速度を可能にしています。
- 快適なデザイン
- これまでのMX510シリーズから、違和感を覚えにくい設計です。
- 内蔵CPUの向上
- 今まで以上に高性能となり、安定した機能の実現を支えています。
G302・G402・G502の違い
項目 | G302 | G402 | G502 |
---|---|---|---|
サイズ(横x奥行x高さ) | 65 × 115 × 37mm | 72 x 135 × 41mm | 75 x 132 x 40mm |
ケーブル長 | 210cm | 200cm | 190cm |
マウス重量(本体のみ) | 127g | 140g | 168g |
解像度 | 240 ~ 4,000dpi | 240 ~ 4,000dpi | 200 ~ 12,000dpi |
最大加速 | 20G | 20G | 40G |
最大スピード | 120inch/s | 420inch/s | 300inch/s |
レポートレート | 1000Hz | 1000Hz | 1000Hz |
動摩擦係数 | 0.1μ(K) | 0.1μ(K) | 0.1μ(K) |
静止摩擦係数 | 0.15μ(S) | 0.15μ(S) | 0.15μ(S) |
総ボタン数 | 6 | 8 | 11 |
チルト機能 | 無し | 無し | 有り |
保証期間 | 2年間 | 2年間 | 3年間 |
商品説明
商品箱です。
残念ながら、マウスの外観を確認できない仕様になっています。
裏面には、商品の簡単な解説が記載されています。
商品内容です。
重要なお知らせ、クイックスタートガイド、保証書、マウス本体の4点です。
マウス全体の外観です。
左側面です。
奥に向かって緩やかに凹んでいます。
ボタンは左クリック付近に2個、側面上に2個、側面奥に2個搭載しています。
左クリック付近のボタンは、G700やG300と同様に押しにくい印象です。
右側面です。
左側面と同じく、奥に向かって緩やかに凹んでいます。
ただしMX510シリーズに比べると、持ち上げる際に役立つ引っかかりが少なめです。
溝のようなデザインを採用しているため、滑り止めとして機能しそうです。
後面はスマートになりましたが、感触はMX510シリーズとほぼ違いが見られません。
前面は左クリック付近のボタン以外は、やはりMX510シリーズと変わりません。
個人的に、誤動作の要因となるチルトホイールを搭載していないことが嬉しいです。
底面には変わった形状のマウスソールが採用されています。
コードは一般的なビニール製のもので、少しクセがあります。
Logicool ゲーム ソフトウェアについて
基本設定
マウスのボタンに関する基本的な設定です。
オンボードメモリでは、マウス本体に設定を保存するようです。
しかしプロファイルやボタン割り当てなど、柔軟な設定は行えません。
対して自動ゲーム検出では、往来のシリーズと同様に設定が可能です。
プロファイルやボタン割り当てなどの詳しい方法は、下記の過去記事を参考にして下さい。
参考記事:ロジクール ゲームソフトウェアの設定方法
コマンドエディタ
前述の自動ゲーム検出で設定可能な項目群です。
機能設定
DPI設定やマクロの支援などが行えます。
DPIは最大で4つまで保存できるようです。
ライトが気になるようであれば、このウィンドウで設定を行います。
フュージョン エンジンの動作確認が行えます。
コマンドエディタへのマクロ投入に利用しそうです。
詳細設定
詳細設定ウィンドウは、この歯車のマークから行えます。
まとめ
ロジクールの有線式ゲーミングマウスとしては、機能のバランスに優れた商品です。
メインボタンやホイールクリックの感触は小気味良く、耐久性の高さが期待できます。
しかしサイドやその周辺のボタンの感触は柔らかめで、認識の確実性と耐久性が少し不安です。
MXシリーズから変更され気になっていたデザインは、当初のイメージよりも違和感が少ない印象。
ただし右側面の形状だけは薬指がひっかかりにくくなり、持ち上げを多用する方は注意が必要です。
ちなみに重量は実測値(ケーブル除く)で110gと、106gのG400と比べ+4gの重量増に留めています。
また対応するLogicool ゲーム ソフトウェアのカスタマイズ性は、往来シリーズを継承しており、
最初のホーム画面で自動ゲーム検出さえ選択しておけば、まず戸惑うことはないため安心です。
――と、デザインや機能が無難なG402ですが、往来シリーズと比べると劇的な進歩は期待できません。
さらに2015年5月12日(火)に行われた価格改定により、コストパフォーマンスに影を落としました。
価格改定前は約4500円だった市場価格が、価格改定後は約6,500円になってしまったのです。
この価格では、他社のゲーミングマウスが購入候補となることもあるでしょう。
仮にもし約4,500円のG400と、約6,500円のG402が併売されているとしたら……
きっと私が選択するのは前者のG400というのが、G402に下した全体的な評価です。
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