G402 高速フュージョン エンジン搭載のマウスレビュー

2015年6月7日

FPSゲーミングに最適だとされる、420ipsのトラッキング速度対応のG402。
今回の記事ではMX510シリーズから形が変更された、この商品をレビューします。

レビュー動画

G402のポイント

高度なセンサー
2つの技術を組み合わせ、420ipsのトラッキング速度を可能にしています。
快適なデザイン
これまでのMX510シリーズから、違和感を覚えにくい設計です。
内蔵CPUの向上
今まで以上に高性能となり、安定した機能の実現を支えています。

G302・G402・G502の違い

項目G302G402G502
サイズ(横x奥行x高さ)65 × 115 × 37mm72 x 135 × 41mm75 x 132 x 40mm
ケーブル長210cm200cm190cm
マウス重量(本体のみ)127g140g168g
解像度240 ~ 4,000dpi240 ~ 4,000dpi200 ~ 12,000dpi
最大加速20G20G40G
最大スピード120inch/s420inch/s300inch/s
レポートレート1000Hz1000Hz1000Hz
動摩擦係数0.1μ(K)0.1μ(K)0.1μ(K)
静止摩擦係数0.15μ(S)0.15μ(S)0.15μ(S)
総ボタン数6811
チルト機能無し無し有り
保証期間2年間2年間3年間

商品説明

g402-01

商品箱です。
残念ながら、マウスの外観を確認できない仕様になっています。

g402-02

裏面には、商品の簡単な解説が記載されています。

g402-03

商品内容です。
重要なお知らせ、クイックスタートガイド、保証書、マウス本体の4点です。

g402-04

マウス全体の外観です。

g402-05

左側面です。
奥に向かって緩やかに凹んでいます。

g402-06]

ボタンは左クリック付近に2個、側面上に2個、側面奥に2個搭載しています。

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左クリック付近のボタンは、G700やG300と同様に押しにくい印象です。

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右側面です。
左側面と同じく、奥に向かって緩やかに凹んでいます。

ただしMX510シリーズに比べると、持ち上げる際に役立つ引っかかりが少なめです。

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溝のようなデザインを採用しているため、滑り止めとして機能しそうです。

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後面はスマートになりましたが、感触はMX510シリーズとほぼ違いが見られません。

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前面は左クリック付近のボタン以外は、やはりMX510シリーズと変わりません。
個人的に、誤動作の要因となるチルトホイールを搭載していないことが嬉しいです。

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底面には変わった形状のマウスソールが採用されています。

g402-13

コードは一般的なビニール製のもので、少しクセがあります。

Logicool ゲーム ソフトウェアについて

基本設定

マウスのボタンに関する基本的な設定です。

logicool-01 logicool-02

オンボードメモリでは、マウス本体に設定を保存するようです。
しかしプロファイルやボタン割り当てなど、柔軟な設定は行えません。

logicool-03 logicool-04

対して自動ゲーム検出では、往来のシリーズと同様に設定が可能です。
プロファイルやボタン割り当てなどの詳しい方法は、下記の過去記事を参考にして下さい。

参考記事:ロジクール ゲームソフトウェアの設定方法

コマンドエディタ

前述の自動ゲーム検出で設定可能な項目群です。

command-editor-01 command-editor-02 command-editor-03 command-editor-04 command-editor-05

command-editor-06 command-editor-07 command-editor-08 command-editor-09

機能設定

DPI設定やマクロの支援などが行えます。

logicool-05

DPIは最大で4つまで保存できるようです。

logicool-13

ライトが気になるようであれば、このウィンドウで設定を行います。

logicool-06

フュージョン エンジンの動作確認が行えます。

logicool-07

コマンドエディタへのマクロ投入に利用しそうです。

詳細設定

詳細設定ウィンドウは、この歯車のマークから行えます。

logicool-14

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まとめ

ロジクールの有線式ゲーミングマウスとしては、機能のバランスに優れた商品です。

メインボタンやホイールクリックの感触は小気味良く、耐久性の高さが期待できます。
しかしサイドやその周辺のボタンの感触は柔らかめで、認識の確実性と耐久性が少し不安です。

MXシリーズから変更され気になっていたデザインは、当初のイメージよりも違和感が少ない印象。
ただし右側面の形状だけは薬指がひっかかりにくくなり、持ち上げを多用する方は注意が必要です。

ちなみに重量は実測値(ケーブル除く)で110gと、106gのG400と比べ+4gの重量増に留めています。

また対応するLogicool ゲーム ソフトウェアのカスタマイズ性は、往来シリーズを継承しており、
最初のホーム画面で自動ゲーム検出さえ選択しておけば、まず戸惑うことはないため安心です。

――と、デザインや機能が無難なG402ですが、往来シリーズと比べると劇的な進歩は期待できません。
さらに2015年5月12日(火)に行われた価格改定により、コストパフォーマンスに影を落としました。

価格改定前は約4500円だった市場価格が、価格改定後は約6,500円になってしまったのです。
この価格では、他社のゲーミングマウスが購入候補となることもあるでしょう。

仮にもし約4,500円のG400と、約6,500円のG402が併売されているとしたら……
きっと私が選択するのは前者のG400というのが、G402に下した全体的な評価です。

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