【BALMUDA Phone】特長や価格、所感やベンチマークまとめ【A101BM】

2021年11月20日

BALMUDA Phoneの特長や価格、所感やベンチマークまとめ

家電メーカーのバルミューダから初めて発売されることとなった、コンパクトスマホのBALMUDA Phone。
今回の記事ではこの「BALMUDA Phone」の特長と価格、実機に触れての所感やベンチマークをまとめます。

BALMUDA Phoneとは?

家電メーカーの「BALMUDA」と「京セラ」が開発した、持ちやすいサイズの4.9インチスマートフォンです。
社長自ら設計したという曲線でデザインされたボディに、オリジナルアプリや音楽が内蔵されています。

BALMUDA Phoneとは?

BALMUDA Phoneのスペック

BALMUDA Phoneの「スペック」をまとめました。
BALMUDA PhoneのSIMフリーモデルは公式サイトで、キャリア版はSoftBankから独占販売されます。

BALMUDA Phoneのスペック

BALMUDA Phone仕様一覧
型番ブラック:X01A-BK
ホワイト:X01A-WH
SoftBank:A101BM
カラーブラック / ホワイト
サイズ(幅×高さ×厚み)約69×123×13.7mm
重量約138g
ディスプレイサイズ約4.9インチ
解像度フルHD(1920×1080)
プラットフォーム(OS)Android 11
CPUQualcomm Snapdragon 765
内蔵メモリ(RAM / ROM)6GB / 128GB
バッテリー容量2,500mAh
充電方式USB PD3.0
ワイヤレス充電対応
充電時間約90分(SB-AC22-TCPD 使用時)
連続通話時間約1,170分(4G LTE)
連続待受時間約260時間(4G LTE)
背面カメラ約4,800万画素(最大記録画素数1,200万画素)F値1.8
前面カメラ約800万画素 / F値2.0
NFCType A/B/F(FeliCa)
生体認証指紋
Wi-FiIEEE802.11 a/b/g/n/ac
BluetoothVer 5.2
外部デバイスUSB Type-C
防水 / 防塵IPX4(生活防水)/ IP4X
JANコードブラック:4560330111013
ホワイト:4560330111020
保証期間1年間
生産地日本

※防水および防塵機能は高くありませんから、水を扱う場所での使用には注意が必要です。

弱めのシャワー、手洗いに使用する程度の蛇口からの水、傘を差していられる程度の雨、があたる分には問題ありません。
これら以上の水量があたる場合、水に沈める場合、お湯や海水に当たる場合は、浸水する可能性があります。

引用元:Princeton

BALMUDA Phoneの特長

BALMUDA Phoneの特長

  • 昨今では珍しい、持ちやすさを重視したコンパクトサイズに挑戦したスマホである
  • BALMUDA Phoneに限り使用可能な、バルミューダのオリジナルアプリを搭載している
  • 生体認証はコロナ禍で役立つ指紋認証であり、センサーが電源ボタンと一体化している
  • 4G LTEはもちろん5Gに対応しており、5G対応スマホでは最小級のサイズとなっている
  • おサイフケータイやFeliCa、便利な非接触充電(ワイヤレス充電)に対応している
  • 本体カラーにバルミューダらしいブラックのほか、ホワイトの2色から選べる
  • 対象店舗で購入すると「TRY ME! 30日間返金保証キャンペーン」が受けられる

BALMUDA Phoneの価格と発売日

BALMUDA Phoneの価格は、公式サイトとSoftBankで大きく異なります。
その価格差はなんと「38,480円」ですから、必ず事前に確認を行っておきましょう。

価格比較SIMフリー版SoftBank版
予約開始日2021年11月17日
発売日2021年11月26日
購入場所公式サイトSoftBank
価格104,800円143,280円
分割の場合-月々2,985円 × 48回
価格差-+38,480円
新トクするサポート-対応

SoftBank版のBALMUDA Phoneを購入する利点があるとすれば、新トクするサポートが利用できることです。

これは例えば購入から25ヶ月目に機種を返却すると、残りの機種代金が不要となるサービスです。
ただし回収する機種が査定条件を満たさない場合、機種の回収に加えて22,000円(不課税)が必要です。

詳しくはこちらのボタンから、SoftBank公式サイトをご覧ください。

新トクするサポート

BALMUDA Phoneの対応バンド

BALMUDA Phoneは最新の「5G」および「4G」に対応しています。
しかしミリ波、およびeSIMには対応していません。

補足として、下記図のとおり実機にて「nanoSIM」を利用して通信することを確認しています。

BALMUDA Phoneの対応バンド

ネットワーク対応バンド
5Gn3/n28/n77/n78
4G LTEBand 1/2/3/4/8/12/17/18/19/28/41/42
3GBand 1/2/4/5/8
GSM850/900/1,800/1,900MHz

BALMUDA Phoneのカタログ紹介

BALMUDA PhoneのSoftBank流通版「A101BM」のカタログです。

BALMUDA Phoneのカタログ紹介

BALMUDA Phoneに込められた「こだわり」を順に確認することができます。

BALMUDA Phoneのカタログ紹介-2

カタログ背面のロゴは、本体背面に存在するものと同一です。

BALMUDA Phoneのカタログ紹介-3

BALMUDA Phoneの所感

自身はコスパを重視する観点からバルミューダの家電は未所持で、かつ今後購入する予定もありません。
そのためどちらかと言えば、バルミューダに抵抗のある立場であることをまず記載しておきます。

発表会を見て感じた不安点

全体的に性能が数字として現れる情報機器に「参入すべきでなかった」というのが正直な感想です。

――また中でも使いやすさを重視したアプリが、BALMUDA Phoneの独自性であるという社長。
しかし私はアプリに関して、ユーザーの声を反映してブラッシュアップしていくものだと考えています。

つまりBALMUDA Phoneでしか利用できないアプリが他のアプリと比べて絶対的な優位性をまず示せるか、そしてもし仮に優位性が存在していたとして、それを保持していけるかは難しいのではないでしょうか。

ユーザー数が少なければユーザーの声が少なく、ユーザーの声が少なければ改善が遅くなるのが常です……

発表会を見て感じた不安点

  • 最適なサイズに至ったと謳う4.8インチを、秒で覆すこだわりのなさ
  • 経験のない自社製に比べればマシとはいえ、共同開発の会社があの京セラ
  • 各所で飛び出す『河原に落ちているような石』のようなネガティブワード
  • 独自開発した割には、購入を検討するほどの魅力を抱きにくい内蔵アプリ
  • アラーム音や着信音に採用されているという、社長や仲間達が作った音源
  • ブランドイメージを考慮しても、性能や機能に対して極めて高い販売価格
  • 『経年劣化を味わえる』と言いつつ、フィルムやケースの専用品が販売中

実際に触ってみて

予約開始日にBALMUDA Phoneの実機を触り、感じたことをまとめてみます。
発売まで追加で触る機会もあるでしょうから、記載している内容は更新する可能性があります。

実際に触ってみて

  • 確かにコンパクトなボディであることは疑いようがなく、懐かしさを感じるサイズ(3GS?)
  • 本当に『曲線のみでデザインした』かは疑問、実はディスプレイの縁が尖っていて痛い
  • BALMUDA Phoneのディスプレイを2枚合わせると、真ん中が僅かに開くほどの曲面である
  • 背面はざらついておりラバー調ではない、手汗があると滑りやすいのではないだろうか
  • 背面の材質はプラスチックのようなので、劣化が味になるかは微妙である(キッズケータイ)
  • 電源ボタンが端にあるため、保持性に難を与えている(右手で持つと落としそうになる)
  • 右手で持つことを考えると、電源ボタンとカメラのレンズの位置は逆が良かったのでは?
  • 画面表示はインカメラよりも下部になるため、実際のインチ数よりも情報が少ない印象
  • 独自のアプリは探せばありそうな水準であり、今後更新されていく保証もない
  • 『漢字表示の切り替えが可能』という電卓だが、そもそも億とか数千万とか使います?
  • 特徴的な丸みを帯びたボディはイメージ通り揺れる、とくに縦揺れよりも横揺れが酷い
  • 画面が小さいため、カレンダーやスケジュール確認をする際に拡大操作の頻度が多くなる
  • どこまで国内産かは不明だが、パッケージの裏面には「MADE IN JAPAN」と記載されていた

BALMUDA Phoneのベンチマーク

現時点ですでにBALMUDA Phoneを「手配済み」のため、ベンチ結果のみを発売日以降に公開する予定です。

※追記 ベンチマークを掲載しました。

BALMUDA Phone搭載されているのSoCは「Snapdragon 765」であり「Snapdragon 765Gのベンチマーク」に近いとはいえ、上回ることはありませんでした。

SoftBank版(A101BM)のベンチマーク

すべて「オフライン」にて計測しています。

AnTuTu Benchmark

左:Ver.8.5.7(配布終了)
右:Ver.9.2.1

AnTuTu Benchmark

AnTuTu Benchmark(ストレージ)

AnTuTu Benchmark(ストレージ)

3DMark - The Gamer's Benchmark

3DMark - The Gamer's Benchmark

Snapdragon 765Gのベンチマーク

製品名型番CPURAMROM
arrows NX9F-52ASnapdragon 765G8GB128GB
LG VELVETL-52ASnapdragon 765G6GB128GB
Galaxy A51 5GSC-54ASnapdragon 765G6GB128GB

BALMUDA Phoneのベンチマーク

【SDM765G】Snapdragon 765Gのベンチマーク比較【SDM720G】

ミドルレンジのスマートフォンに搭載されている、型番末尾にGがついたSnapdragon 765G(SDM765G)。
今回の記事ではこの「Snapdragon 765G」の性能を、AQUOS sense4搭載のSnapdragon 720Gと比較します。

続きを見る

ベンチマーク比較

前提としてBALMUDA PhoneのSoCは、Snapdragon 765Gよりも下位に当たる「Snapdragon 765」です。

ベンチマーク比較

スコア比較

AnTuTu Benchmark Ver.8を利用した、各スマートフォンの「スコア一覧」です。

ベンチマーク比較(スコア)合計CPUGPUMEMUX
arrows NX9(F-52A)326803105160933846845659803
LG VELVET(L-52A)320492103652939056304859887
Galaxy A51 5G(SC-54A)319017104404932366020061177
BALMUDA Phone(A101BM)29492187160849606632556476

増減率比較

BALMUDA Phoneを基準とした際における、各スマートフォンとの「増減率」です。

ベンチマーク比較(増減率)合計CPUGPUMEMUX
arrows NX9(F-52A)+11%+21%+10%+3%+6%
LG VELVET(L-52A)+9%+19%+11%-5%+6%
Galaxy A51 5G(SC-54A)+8%+20%+10%-9%+8%

iPhoneシリーズの価格表

記事公開時点における、Apple公式で購入可能なiPhoneと「容量別の価格」です。

BALMUDA Phoneの価格はSIMフリーモデルが「104,800円」で、SoftBank版が「143,280円」です。
つまり前者は「iPhone 12 256GB」相当、後者は「iPhone 13 Pro Max 256GB」相当の価格だと言えます。

iPhone 価格表64GB128GB256GB512GB1TB
iPhone SE 2nd49,800円55,800円---
iPhone 1161,800円67,800円---
iPhone 12 mini69,800円75,800円87,800円--
iPhone 1286,800円92,800円104,800円--
iPhone 13 mini-86,800円98,800円122,800円-
iPhone 13-98,800円110,800円134,800円-
iPhone 13 Pro-122,800円134,800円158,800円182,800円
iPhone 13 Pro Max-134,800円146,800円170,800円194,800円

引用元:BALMUDA

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