腰撃ち時の命中精度を高めてくれる、近距離戦で大変有用なレーザーサイト。
今回の記事ではレーザーサイト有効時に、ADS速度に影響があるかを検証してみました。
前回の内容は反映せず改めて測定し直しているため、微妙に差違があります。
ADS速度測定方法
測定方法の基礎部分は、前回と同様です。
ADS-In速度測定方法
右クリックを押したことで画面の拡大が始まり、銃身がぼやけたフレームの直前から、
画面の拡大が終了し、目印の柱に変化が無くなったフレームまでを測定します。
ADS-In速度測定方法(IRNV・FLIR)
赤外線サイトは目印の柱が見えないため、RNG表示が現われたフレームまでを測定します。
ADS-In速度測定方法(長距離サイト)
照準が静止するまででは正確性に欠けるため、サイト内部に切り替わったフレームまでを測定します。
ADS-Out速度測定方法
右クリックを押したことで画面の縮小が始まり、サイトが退いたフレームの直前から、
画面の縮小が終了し、目印の柱に変化が無くなったフレームまでを測定します。
各サイトとレーザーサイト有効時のADS速度表
測定はADS-In・ADS-Outを各サイトで3回ずつ行いました。
ADS-In・ADS-Outの値は平均値のため、小数点第2位まで掲載しています。
L-ADS-In・L-ADS-Outの値は、レーザーサイト有効時のもの。(Laser)
S-ADS-In・S-ADS-Outの値は、レーザーサイトとの比較差です。(SUM)
今回は測定値の差違が微少なため、本来存在しないフレームの小数点第2位まで掲載しています。
サイト | ADS-In | L-ADS-In | S-ADS-In | ADS-Out | L-ADS-Out | S-ADS-Out |
---|---|---|---|---|---|---|
アイアンサイト | 9.33F | 9.33F | 0F | 14.33F | 15.00F | 0.67F |
リフレックス(RDS) | 9.00F | 9.33F | 0.33F | 14.67F | 14.33F | -0.33F |
COYOTE(RDS) | 9.33F | 9.67F | 0.33F | 14.00F | 14.33F | 0.33F |
KOBRA(RDS) | 9.67F | 9.00F | -0.67F | 14.33F | 14.33F | 0F |
ホロ(1X) | 9.33F | 9.67F | 0.33F | 14.67F | 14.67F | 0F |
HD-33(1X) | 9.33F | 9.00F | -0.33F | 14.33F | 15.00F | 0.67F |
PKA-S(1X) | 9.00F | 9.00F | 0F | 14.67F | 14.67F | 0F |
IRNV(IR 1X) | 15.00F | 15.00F | 0F | 15.00F | 15.00F | 0F |
FLIR(IR 2X) | 15.33F | 15.00F | -0.33F | 15.33F | 15.00F | -0.33F |
CL6X(6X) | 12.00F | 12.00F | 0F | 15.00F | 15.00F | 0F |
PKS-07(7X) | 12.00F | 12.00F | 0F | 15.00F | 15.00F | 0F |
ライフルスコープ(8X) | 11.67F | 12.00F | 0.33F | 15.00F | 15.00F | 0F |
ハンター(20X) | 12.00F | 12.00F | 0F | 15.00F | 15.00F | 0F |
ADS速度比較のまとめ
レーザーサイトを有効にしたからといって、ADS速度が上昇することは限らない。
サイトによっては逆にADS速度を減少させることすらある。
さらにほとんどのサイトにおいて、ADS速度に影響を及ぼさない。
スナイパーライフルの仕様比較
上記のフレーム測定時に気づいたことを、メモとして記載しておきます。
各スナイパーライフルに同じアクセサリを付けているにも関わらず、
ADS時にレーザーサイトのドット表示とADSの照準動作に相違がありました。
M40A5ではレーザーサイトのドット表示に、ADSの照準のみが接近していきます。
対してCS-LR4では、レーザーサイトのドット表示とADSの照準がともに接近していきます。
仮にADSの表示に関わらずレーザーサイトのドット表示に着弾するとするなら、
レーザーサイトのドット表示が静止しているM40A5の方が、より素早く射撃を行えると言えるでしょう。