インターネットサービスに対応していないテレビを、簡単にスマートテレビへと変えてしまうFire TV Stick。
今回の記事では「HDCPスプリッター」と「HDMIキャプチャ」で、プライムビデオの録画方法を解説します。
この記事の内容を試すと、接続した機器が故障したり日本国内の法律に触れる可能性があります。
そのため試行する際は全て自己責任であり、また記事内で使用している画像や文面はイメージです。
目次
Fire TVの録画に必要なもの
この下に記載した「5つの機器」は、Fire TVの録画に必ず用意すべきものです。
そのほかに高速で安定したWi-Fi環境、もしくはこのAmazonイーサネットアダプタがあれば尚良いです。
Fire TVの録画に必要なもの
- 1:Fire TV Stick(第2世代、第3世代、Fire TV Stick 4K Maxで動作確認済み)
- 2:HDCP解除に対応したHDCPスプリッター「KN39750LJP」
- 3:HDMI入力端子を搭載したHDMIキャプチャ「GV-HDREC」
- 4:映像確認用のテレビ、もしくはディスプレイ
- 5:コンセントを増設する電源タップ
- 通信を安定させたい場合 ⇒ Amazonイーサネットアダプタ「53-006017」
検証済みの構成
こちらが、今現在動作検証を完了させている組み合わせです。
第3世代Fire TV Stickは、現在追加検証のため注文している状況です。 ⇒ 検証し「動作確認済み」です。
HDMIケーブルの「HDMI-AA-1FT」は必須ではありませんが、約30cmと短いため邪魔になりにくいです。
検証構成 | 分配器 | HDMIキャプチャ | 録画 |
---|---|---|---|
第2世代Fire TV Stick 第3世代Fire TV Stick Fire TV Stick 4K Max | なし | GV-HDREC | 不可 |
KN39750LJP | GV-HDREC | 可能 | |
なし | HDVC 2-JP + OBS | 可能 |
第3世代Fire TV Stickで映像を録画する方法
最新情報の「第3世代Fire TV Stickで映像を録画する方法」は、別記事で詳しく解説しています。
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【第3世代】Fire TV Stickで映像を録画する方法【HDMI】
1.7GHzのクアッドコアCPUとIMG GE8300を搭載し、さらに操作の快適性が向上した第3世代Fire TV Stick。
今回の記事では「第3世代Fire TV Stick」を利用して、HDMI出力した映像の録画方法について解説します。続きを見る
各機器について
Fire TV Stick
テレビやディスプレイのHDMI入力端子に接続することで、スマートテレビ化する「大人気デバイス」です。
2020年は巣ごもりやテレワークの影響で在庫切れとなることがあり、発注から到着まで時間を要しました。
ちなみに「Fire TV Stick」という同じ商品名でも、発売時期によってロットの影響かJANコードが異なる仕様。
2020年夏の現行機は「841667185347」のようですが、自身の検証端末は旧型の「841667113333」でした。
また2020年秋には「第3世代のFire TV Stick」が発売されており、JANコードは「840080544687」です。
さらに2021年春には「第3世代リモコン付きFire TV Stick」が発売され、JANコードは「840080588582」です。
KN39750LJP
噂通り「HDCPを解除できる」ためこちらも根強い人気となっている、KanaaNのHDMIスプリッターです。
一般的に使われるHDMI切替器とは違い、こちらは入力した信号を2つに分ける分配器という機能を持ちます。
GV-HDREC
HDMIで入力した映像を、パソコン不要でメモリーカードや外付けHDDに録画できるコンパクトな機器です。
解像度はフルハイビジョン(1080p/60p)まで対応していますから、高画質かつ滑らかに保存できます。
接続方法
準備した機器の「接続イメージ図」です。
イメージ図では省略していますが、全ての機器がコンセントから電源を必要とします。
また各機器の接続には付属のHDMIケーブル、もしくは高品質なHDMIケーブルを使いましょう。
低品質なHDMIケーブルを利用すると映像が映らなかったり、映像が乱れる可能性があります。
ちなみに「Fire TV Stick」と「HDMIキャプチャ」を直接接続すると、HDCPが機能したままになります。
この状態でもテレビと接続することはできますが、映像が転送されずに真っ暗な画面が映り続けます。
さらに「Fire TV Stick」と「HDMIスプリッター」の接続には、延長ケーブルを使用しましょう。
Fire TV Stick付属の延長ケーブル無しで接続すると、HDMIスプリッターの電源端子が干渉してしまいます。
配線が多くなって見づらくなるため、電源ケーブルを取り除いた全体の接続図です。
接続が成功したら
用意した機器同士を確実に接続し、映像がテレビに表示された場合の「イメージ画像」です。
この状態で「HDMIキャプチャ」の録画開始ボタンを押すと、映像の保存が始まります。
補足記事について
KanaaNのHDMI分配器
HDCPの解除に利用する「KN39750LJP」は、別記事で詳しく解説しています。
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【KN39750LJP】KanaaN HDMIスプリッター レビュー【HDCP解除】
デジタルコンテンツの著作権保護技術として、一部のゲーム機や映像機器などに採用されているHDCP。
今回の記事ではKanaaNのHDMIスプリッター(分配器)を利用し、HDCPを解除する方法を解説します。続きを見る
PC不要のHDMIキャプチャ
録画のために利用する「GV-HDREC」は、別記事で解説しています。
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【GV-HDREC】PC不要のHDMIキャプチャー レビュー【ゲーム実況】
PC不要で1080/60pの高画質録画が可能な、ゲーム実況にも役立つHDMIキャプチャーのGV-HDREC。
今回の記事ではこの「GV-HDREC」の特徴をまとめ、ゲームの録画に利用する方法を解説します。続きを見る
約1,000円で録画する方法
PCがあるならOBSなどの配信ソフトを使うことにより、高価な「GV-HDREC」不要で録画できます。
より安価なUSB HDMIキャプチャを利用した「約1,000円で録画する方法」は、別記事で解説しています。
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【HDVC 2-JP】HDMIキャプチャカード レビュー【OBSの設定】
USBメモリサイズの本体にHDMI入力を搭載した、極めて安価なHDMIキャプチャカードのHDVC 2-JP。
今回の記事ではこの「HDVC 2-JP」の購入方法と、キャプチャに利用するOBSの設定方法を解説します。続きを見る