1.7GHzのクアッドコアCPUとIMG GE8300を搭載し、さらに操作の快適性が向上した第3世代Fire TV Stick。
今回の記事では「第3世代Fire TV Stick」を利用して、HDMI出力した映像の録画方法について解説します。
この記事の内容を試すと、接続した機器が故障したり日本国内の法律に触れる可能性があります。
そのため試行する際は全て自己責任であり、また記事内で使用している文面や画像はイメージです。
動作確認済みの端末
動作確認済みの端末は最新の「第3世代Fire TV Stick」と、旧型の「第2世代Fire TV Stick」の二種類です。
どちらもこれから紹介する「同じ機器・同じ接続方法」で映像を取り込み、録画することができます。
PCを使わない方法
パソコンを使わない方法は余計なソフトを用意せず、ボタンを押すだけで高画質な映像が録画できます。
しかし録画環境の構築に多少のコストがかかることが欠点ですから、後述のPCを使う方法と反対の性質です。
ケーブルでゴチャゴチャになるため「電源ケーブルを省略」した接続イメージです。
HDMI分配器
録画制御技術の「HDCP」を解除するという珍しい機能を持つ、1入力2出力のHDMIスプリッターです。
入力した映像をディスプレイAとディスプレイBへ出力することができますが、実際に使用するのは片方です。
HDMIケーブル
Amazon.co.jpから、Amazonベーシックというブランドで販売されている「約30cm」のHDMIケーブルです。
HDMI分配器とHDMIキャプチャの接続に利用しますが、予備のHDMIケーブルがあれば必要ありません。
HDMIキャプチャ
挿入したSDカードや背面のUSBポートに接続した外付けHDDへ、入力した映像を録画可能なデバイスです。
高画質で滑らかな1080p/60fpsに対応し、画質とフレームレートが異なる4種類の録画設定が選択できます。
PCを使う方法
パソコンを使う方法は僅かなコストで録画環境を構築でき、録画用のストレージも必要としません。
しかしOBSのようなキャプチャソフトの知識が必要で、録画する画質もエンコード設定に左右されます。
USBキャプチャ
パソコンのUSBポートに接続するHDMIキャプチャで、録画には「キャプチャソフト」を必要とします。
録画に必要な機器を大幅に削減でき、Fire TV Stickを直接接続するだけで録画することができます。
録画に必要な機器
録画に必要な機器は、パソコンを「使う」か「使わない」かで大きく異なります。
パソコンを使う場合は、Fire TV StickとUSBキャプチャだけ用意すれば録画できる「手軽さ」が魅力です。
また標準でWi-Fiに対応したFire TV Stickには、イーサネットアダプタは必須オプションではありません。
しかし無線接続が安定しない環境で導入すると、LAN接続により速度が安定し映像が乱れにくくなります。
録画に必要な機器 | PCを使わない | PCを使う |
---|---|---|
メディアプレーヤー | 第3世代Fire TV Stick | |
イーサネットアダプタ | 必要に応じて(53-006017) | |
HDMI分配器 (HDCPの解除に必要) | KN39750LJP | - |
HDMIケーブル | HDMI-AA-1FT (分配器とキャプチャの接続用) | - |
HDMIキャプチャ | GV-HDREC | - |
録画先のSDカード もしくは外付けHDD | 任意の容量のもの (ただしSDは128GB、HDDは2TBまで) | - |
HDMI端子搭載テレビ もしくはディスプレイ | 映像の確認用 | - |
電源タップ | 必要に応じて | - |
USBキャプチャ | - | HDVC 2-JP |
キャプチャソフト | - | OBSなど |