敵と味方の心理から考えるゲート開閉の是非

2014年6月18日

ロッカー講座 VK♯1 【ギミック編】で案内した、ゲート開閉に関する補足記事です。
今回の記事ではゲートを閉めるべき状況と、ゲートを開けるべき状況について解説します。

解説元動画

地点名一覧

b-a-0

普段私がプレイ動画の中で発言している名前です。

ゲートを閉めるべき状況

b-a-1

ゲートを閉めるべき状況は、自軍が3拠点を維持している場合。
もしくはAを防衛し続けることにより、3拠点の維持が確定しそうな場合です。

このような状況ではゲートを閉め、重要なA topを維持する必要があります。

注意すべきはゲートから意識を切らさないことで、T字やMountainに自軍の戦力を割いてはなりません。
必ずゲートの開放に注意を払い、敵プレイヤーをA Topへ移動させないようにしましょう。

ゲートを開けるべき状況

b-a-2

ゲートを閉めるべき状況は、自軍の拠点がAしかない場合。
もしくは拠点数は勝っているにも関わらず、自軍よりもAに攻めてくる敵軍が圧倒的に多い場合です。

後者の場合は無理に守ってもチケットを減少させるだけですから、Mountainから抜けましょう。
この時ゲートを開けておけば、最短距離を通る人間の心理からA Topへ敵プレイヤーを誘導できます。

注意すべきはA Topに戦力を割かないこと。
A Topに戦力を割くと敵軍が図の上方に移動し、Mountain抜けのチームメイトを妨害してしまいます。

ゲートの防衛を釣る行動例

仮に私がRU軍でBの地点に存在するとした場合の、行動フロー例を記載しておきます。

b-a-3

1.Aに存在するゲート付近へ移動し、αに存在するUS軍と目を合わせつつスポットを行う
2.US軍が自分を認識したらT字へ移動し、β方向へUS軍が移動することを確認する
3.p1にスモークや手榴弾を投げ込みUS軍の防衛意識を釣りつつ、ゲート方面に移動する
4.β方向へ移動したUS軍にキルされないよう素早くゲートを開け、A Topへ移動する
5.Aを防衛しているUS軍に注意しながら、有利なA Topを利用してAの制圧を行う

仮にz1にUS軍がいる場合にはA Topから真下は攻撃しにくいため、5'のルートを利用し背後をとります。
(5'のルートはどちらの方向からもデスすることなくエリア範囲外の移動が可能。SPRINT持ちなら安全)

コンクエストで最も意識すべきこと

コンクエストモードはチケットの減少を競うゲームモードです。
決して拠点の制圧数やキルの数を競うゲームではありません。

仮に拠点の制圧数が劣っていても、チケット減少効率が勝っているなら無理に攻める必要はありません。
常に1チケットでどれだけの敵チケットが減少できるかを意識し、無駄な行動を控えましょう。

そのためには故意に自滅して敵軍の裏へ戦力を素早く回すことすら、正解だったりします。

故意の自滅が活きる状況例

クラン戦やイベント戦で利用されることの多い、自滅裏取りを解説します。

b-a-4

USで3拠点制圧できており、Bを無理に制圧する必要がないこの状況。
通常のプレイヤーであれば、A方向に押されまいと必死で防衛しがちです。

b-a-5

しかしここから敵軍をキルせず、少しずつ後退する方法をあえて選択します。
もちろん後退する際にはAを守るために下がったと演出するため、ゲートを閉めて守ります。
(敵軍をキルしない理由:敵軍に再出撃画面を見せることで、後方の制圧状況に気づいてしまうため)

b-a-6

ここまで敵軍を誘導できたら、状況に応じて自滅する方法を選択します。

1つ目はESCキーから自滅を行う方法。
この方法は最も速く再出撃できますが、キルログで敵軍に裏取りの思考を察知される可能性があります。

2つ目はk1やk2に向かい、敵に善戦して負けたという姿勢を演出する方法。
つまり敵プレイヤーが不審に思いやすい明確な犬死は避けつつ、ダメージを軽く与えて敗北します。

この方法は1の方法に比べて再出撃が遅れますが、相手を調子づかせ裏取りへの注意を反らせます。
人間の心理的に上手くいっている時ほど後方への警戒が疎かになるため、足下を掬いやすいのです。

どちらかの方法でデスしたら、あとは再出撃場所の選択です。

Flag Eに自軍が多ければs1(Cや分隊)から沸き、敵軍が制圧するであろうAをBとUS Baseで挟みます。
s1方向の自軍が多ければFlag Eから沸き、RU Baseから向かってくる敵軍に対処します。

e-top

Flag Eでは有利なE Topを確保し、その高度差からコスト効率の良い防衛を行いましょう。


-移動論