大会で最も使用される頻度が多いであろう、ドミネーションモードのOperation Locker。
今回の記事ではマップ上に配置された3つの拠点の優先度と、その理由を解説します。
3拠点の優先順位
ドミネーションモードのOperation Lockerには、全部で3つの拠点があります。
しかしながらこの拠点には優先順位があり、状況に応じて選択しなければなりません。
私が普段通っている多人数サーバでの拠点優先順位はA>C>Bとなっており、Aを最も優先すべきです。
また大会で規定されている5対5という少人数においても、この優先順位はほぼ変わらないようです。
Aを優先すべき理由
まずAを優先する理由は、周囲が全て同じ高度で、侵入経路が限られている点にあります。
もし第1防衛線のL1が破られても、敵がr1からリスポーンしない限り第2防衛線のL2で守れます。
このとき敵の主な侵入経路は3つですし、前述の通り同高度ですから幾分守りやすい状況にあります。
加えて2点維持に必要なCに向かった場合、A山という立地が敵に対して有利であることが挙げられます。
(高度が取れ遮蔽物が多いαは、見通しが良く遮蔽物が少ないβに比べて地形効果に優れる)
つまりAさえ維持しておけば、仮にCを制圧されても取り返しやすい状況を継続できるのです。
Bを優先すべきでない理由
つぎにAに比べてBの優先度が低い理由は、高度差があるだけでなく、侵入経路が多い点にあります。
もし第1防衛線のL1が破られても、Aと同様に敵がr2からリスポーンしない限り第2防衛線L2で守れます。
しかしAと圧倒的に違うのは、敵の主な侵入経路が5つになっていること。
さらにA階段は高度下ですし、敵の侵入を見落とすとウサス下・ロング下に抜けられる可能性もあります。
すると気づかぬ間に分隊沸きされ、背後から一方的に襲われることにより全滅しかねかません。
そのため制圧拠点がBだけになった場合は、多少無理をしてでもAの制圧に向かうべきだとされています。
Cを優先すべきでない理由
そしてAに比べてCの優先度が低い理由は、リスポーンポイントとマップの構造にあります。
制圧拠点がCだけになった場合のリスポーンポイントは、いわゆるアウトサイドに固定されます。
ここからAやBに向かおうとした場合、明るさの関係から内部(AおよびB側)の視認性が大変劣悪です。
しかし敵側からするとC側は視界が明瞭なうえ、侵入経路も一定で対処がしやすい環境にあります。
例示した主な5つのルートも、厳密にはA門・真っ白・B門の3つですから、防衛側が有利になります。
そのため制圧拠点がCだけになった場合は、AもしくはBのどちらかを素早く制圧しなければなりません。
ただし前述のとおり、可能な限りBではなくAを制圧することが強く望まれます。
仮にBを制圧すべき状況はあからさまにAに敵の戦力が多く偏っている場合、
もしくはB制圧後のリスポーンポイントが、Aリスを狙える場合などでしょうか。
真っ白を利用した防衛展開
一般的にCに戦力を割くことは、コストの面からあまり推奨されない行為です。
もしCを制圧した場合は、障害物が多く視界が開けたA山を利用するのが最善でしょう。
しかし真っ白~センター間を通しで防衛できる、図の地点の利用価値も案外軽視できません。
この位置ならゲートにいる敵をキルできますし、Lにいる敵にはめくりの圧力を掛けられます。
AC固めの場合
AC固めの場合には、最低でもこの形を維持することが望ましいです。
しかし真っ白が確保できている場合には、そこからセンターに圧力をかける方法もあります。
するとp1の敵はセンターからのめくりが気になり、ストレートへの注意が疎かになりますし、
p2の敵は真っ白から視認されるため、A階段・便所・西階段に後退することになります。
敵が後退すればセンターが確保できるため、防衛がより強固になることでAが攻められにくくなります。
BC固めの場合
同様にBC固めの場合には、最低でもこの形を維持することが望ましいです。
しかし真っ白が確保できている場合には、同じくセンターに圧力をかける方法もあります。
するとp2の敵を後退させることができるため、自軍がセンターおよびp1を確保しやすくなります。
Cを制圧すべきではない状況
補足として、Cを制圧すべきではない状況を挙げておきます。
例としてはこのようにBが制圧できており、アウトサイドからCまで到達できた場合です。
1つの方法としてはこのままCを制圧し、BC固めに持って行く①のルートもあります。
しかしAを制圧すれば安定してAC固めができそうな場合には、Cを制圧せず②のルートを選択します。
このときCの制圧範囲に入らなければ敵が裏取りを察知できないため、より安全に攻められます。
ただしこの方法はA山に敵がいると機能しませんので、スポットと索敵で状況を見極めましょう。