昨今のゲーム機とは違い標準でHDCPが導入されているため、通常の方法では配信できないPlayStation 3。
今回の記事ではこの「PS3」にHDMIキャプチャを接続し、ゲームを配信したり録画する方法を解説します。
この記事の内容を試すと、接続した機器が故障したり日本国内の法律に触れる可能性があります。
そのため試行する際は全て自己責任であり、また記事内で使用している文面や画像はイメージです。
HDCPとは?
出力した映像の不正コピーを防止する目的で導入されている「著作権保護技術」のことです。
PlayStation 4では有効・無効の切り替えが存在しますが、PlayStation 3では無効化できない設計です。
配信や録画に必要なもの
HDMIキャプチャ
HDCPの有効・無効に関わらず、HDMIキャプチャの中には問題なく映像が取り込める製品が存在します。
自身が現時点で確認しているのは、以前レビューしたことのあるコンパクトサイズの「HDVC 2-JP」です。
このHDVC 2-JPはPS3の映像をそのまま取り込めるため、配信ソフトのOBSさえあればすぐに配信が可能。
もちろんOBSの設定次第ではローカル録画も可能ですから、一度録画したものを編集することもできます。
分配器とHDMIキャプチャ
HDVC 2-JPのような特長を持たない通常のHDMIキャプチャを使用する場合、まずHDCPの解除が必要です。
そのためにはHDCPを解除して信号を分配する「HDMI分配器(HDMIスプリッター)」が欠かせません。
自身が現時点で確認しているのは、こちらも以前レビューしたことのある「KN39750LJP」です。
あとはこのHDMI分配器にPS3を接続し、一方をテレビや液晶ディスプレイに。
もう一方をHDMIキャプチャに接続すれば、ゲームの配信や録画可能となります。
ちなみにパソコンを所持していない場合、自身が利用している「GV-HDREC」はいかがでしょうか。
このGV-HDRECであればメモリーカードや外付けハードディスクへ、簡単にゲームを録画できます。
接続後のイメージ
こちらがPlayStation 3をHDMIキャプチャした場合の「イメージ画像」です。
ひさりぶりにPS3を起動した場合は、設定から「システムアップデート」を行いましょう。
システムアップデートを選んだら、上の「インターネット経由」でアップデートを選択します。
もちろんインターネット経由でアップデートするには、PS3をインターネットに接続する必要があります。
システムアップデートが開始されたら、コントローラーから手を離してしばらく待機します。
PS3のようなゲーム機に限らず、システムアップデート中はその端末に触れないことが鉄則です。
アップデートが無事終了したら、もう一度設定を選び「本体設定」に進みます。
今回の検証では、システムソフトウェア「バージョン 4.86」にて検証しております。
Wiiで配信や録画を行う方法
ちなみに「Wiiで配信や録画を行う方法」は、別記事で詳しく解説しています。
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【HDMI】Wiiのゲームを配信したり録画する方法【変換アダプタ】
昨今のゲーム機とは違い標準でHDMIを搭載しておらず、テレビとHDMIで接続できないゲーム機であるWii。
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