PCIe接続でシステムを限界まで導く、HyperX Predator PCIeシリーズのSHPM2280P2H/240G。
今回の記事ではM.2 SSDとPCIe変換アダプタがセットになった、この商品をレビューします。
今回の商品は、Kingston様から提供頂いたものです。
参考動画
SHPM2280P2H/240Gのポイント
- 超高速性能
- 公称で読み取り速度1400MB/s、書き込み速度600MB/sに達します。
- PCIe接続対応
- 付属の変換アダプタにより、PCI-E Gen2.0 x4で接続可能です。
- AHCIブート対応
- 別途ドライバを入れる必要なく、OSの標準ドライバでブートします。
M.2とは?
小型PCやノートPC向けに規格化された、新しいインターフェイスです。
SATAの理論転送速度6Gbpsに対して、M.2の理論転送速度は10~32Gbpsという高速性が特長。
さらにM.2スロットを搭載したマザーボードへ導入すれば、ケーブルが不要という利点があります。
そのため面倒なケーブルの接続から解放されるばかりか、PCケース内のエアフローの向上にも貢献。
大容量のモデルを導入すれば、マザーボードに接続するケーブルは電源のみということもできます。
また現在M.2スロットを搭載したマザーボードを所持していなくとも、今回のセットなら対応可能。
当面はPCI-E Gen2.0 x4接続で運用し、PCを換装する時期が来たらM.2 SSDを分離すれば良いのです。
商品説明
パッケージから、PCIe接続であることが容易にうかがえます。
商品内容は、PCIe変換アダプタ付きSSD、ロープロファイルブラケット、
HyperXシール、取扱説明書、Acronis True Image HD アクティベーションキーの5点です。
SSD本体は240GBのM.2 SSDに、PCIe変換アダプタが接続されています。
この仕様により、M.2ソケットを搭載していないマザーボードにも導入できる点が特長です。
M.2 SSDは、中央にネジで留められています。
そのため、このように分離することができます。
PCIe変換アダプタが必要のない場合は、SHPM2280P2/240Gという型番で単体の導入も可能です。
Marvell 88SS9293コントローラーと、東芝 19nm NANDフラッシュを採用しています。
ロープロファイルブラケットを利用すれば、小型PCへの導入も行えます。
PCIe変換アダプタのカード長は、約170mmです。
今回のSHPM2280P2H/240Gの重量は、約78gでした。
ベンチマーク
CrystalDiskInfo 6.5.2 x64
CrystalDiskMark 3.0.3b x64
AS SSD Benchmark 1.7.4739.38088
まとめ
将来性のあるM.2 SSDにPCIe変換アダプタが同梱された、利便性の高い統合パッケージです。
何よりM.2対応のマザーボードを導入するまでの間、PCIe接続で運用できることが大きな特長です。
またPCIe接続においてもその高速性は失われておらず、公称に近い高い読み書き速度を発揮。
SATA SSDでは到底達することができないその性能は、最新の規格である優位性を如実に表しています。
これだけの速度なら各種アプリーケーションはもちろん、オンラインゲームへの恩恵も多大。
通常のSSDよりも遙かに快適なローディングで、ストレスなくゲームに集中することができます。
さらにこれまでのM.2 SSDでは条件を整えねばならなかったブート利用にも、標準ドライバで対応。
面倒なドライバを導入する必要なく、スムーズにOSをインストールして起動することができます。
(だたしWindows 8以降を利用されている方は、Fast Bootを無効にしないと起動しないようです)
ちなみにPCIe接続とM.2接続を選択できる利点の反面、導入しやすい価格だと言えないことが難点。
そのため高速性を多少妥協しても良いという方は、より安価なSATA接続のSSDを導入しましょう。
同社では今回紹介したPredatorの下位モデルとして、Savageも展開されています。
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