高精度なAvago A9800レーザーセンサーを採用した、ゲーミングマウスのT3。
今回の記事ではプログラム可能な7個のボタンも備えた、この商品をレビューします。
ポイント
T3の特長
- 16400dpi対応
- 1000~16400dpiまで、解像度を50dpi刻みで設定できます。
- 7個のボタン
- 複雑なゲームのアクションを、ボタン1つで素早く入力できます。
- 高耐久性
- 耐久性の高いボタンや、頑丈な被覆ケーブルを採用しています。
商品説明
パッケージには、珍しいプラスチックケースを採用しています。
商品内容はマウス、取扱説明書、ドライバCDの3点です。
左上方からの外観です。
右上方からの外観です。
中央上方からの外観です。
全体的に、滑らかなつや消し塗装が施されています。
マウスの前部から後部にかけても緩やかな丸みで、私が常用しているG402に近いです。
大きさは標準サイズで、窮屈な印象は受けません。
前部には左右クリックとホイールに、解像度を変更できる2つのボタンを搭載しています。
後部にはこのシリーズを象徴する、Tのマークが存在します。
左側面にも2つのボタンを搭載しています。
どちらも押しやすいため、実用性は充分です。
左後方からの外観です。
後方からの外観です。
右後方からの外観です。
右側面は私が好む窄まっている形状ですから、持ち上げやすいです。
左側面と同じくLEDが内蔵されているため、ライティングにも対応します。
LEDが点灯する場所は、ホイールと左右の側面に加えて後部のTマークです。
ホイールはヌルめなスクロールで、ホイールクリックは軽快そのもの。
Combaterwingのように、意識してホイールをクリックする必要はありません。
ホイールの高さは抑えられていますが、操作は問題無く行えます。
前方からの外観です。
dpi変更ボタンをよく見ると、若干右側面に傾斜しているようです。
マウスソールは前部に2枚、側面に1枚、後部に1枚という構成。
さらにセンサーの付近には、モード切り替えボタンを備えています。
このボタンを押すことでプロファイルの切り換えが行えますが、機能変更には非対応です。
ケーブルにはフェライトコアを備え、コネクタは金メッキが施されています。
今回のゲーミングマウス T3の重量は、ケーブルを除いて約107gでした。
パフォーマンス
付属のユーティリティCDを導入することで、各種設定が行えます。
起動時は中国語ですから、右下の言語設定から英語を選択しておきましょう。
このPERFORMANCEタブでは解像度やレポートレート、加速やホイールの設定が行えます。
キー割り当て一覧
キーの割り当ては、BUTTONタブから行います。
マウス
キーボード
メディア
dpi
レポートレート
プロファイル
マクロ
マクロの設定は、右側のMACRO SETTINGSから行います。
ライティング
マウスに内蔵されたLEDの設定は、EFFECTタブから行います。
この項目ではライトの点灯方法や点灯速度、明るさや点灯する色の変更が行えます。
ただし色の変更が反映されるのは、左右の側面と後部のTマークのみ。
ホイールの色を変更することはできません。
点灯イメージ1
点灯イメージ2
設定方法
キー割り当て
キーの割り当て方法は、BUTTONタブから任意の機能を選択します。
続いて、割り当てるボタンを選択します。
動作方法を確認してから、CONFORMを選択すれば完了です。
解像度の変更
解像度の変更方法は、PERFORMANCEタブから行います。
DPIの横のアイコンで、設定するdpiプロファイルを選択できます。
その下部のスライダーを動かせば、50dpiごとで好みの数値を設定可能。
さらに右下のDPI SETTINGSを選択すると、DPIプロファイルをまとめて設定できます。
スライダー下部のスイッチを切り替えることで、X軸とY軸を個別に設定できます。
ちなみにプロファイルが5つ存在し、各プロファイルにdpiプロファイルが5つ設定できます。
つまり、理論上は合計25個のdpiを設定できることになります。
まとめ
握りやすい細身の形状を採用した、7ボタン搭載のゲーミングマウスです。
前述の通り私が常用しているG402に酷似しているため、違和感なく使用できる設計です。
またAvago A9800レーザーセンサーを採用したことで、最大16400dpiという超解像度に対応。
解像度は50dpi刻みで各プロファイルごとに5つ保存でき、X/Y軸の独立設定まで行えます。
さらにライティング設定では、マウスに内蔵されたLEDの点灯方法や色を設定可能。
こちらも各プロファイルごとに設定できるため、使用しているプロファイルの把握に役立ちます。
そして左右のクリックおよびホイールスクロール、ホイールクリックはいずれも軽快な感触。
サイドボタンも確かなクリック感で、誤動作もありません。
――ただし、気になる点が2つ。
まずメインボタンとサイドボタンともに、クリック音が大きいこと。
その音量は、静かな環境において気になる人が出てきてもおかしくない水準にあります。
つぎにホイールのLED色を、任意の色にできないこと。
プロファイルや解像度の変更に連動して、黄 → 緑 → 青 → 紫 → 赤で強制点灯する仕様です。
そのため設定により、このように色が揃わないことが見受けられます。
とはいえ全体的な設計は良好で、最小化と自動プロファイル割り当てがあれば移行できるレベル。
しかし問題はその価格にあり、同価格帯に大手デバイスメーカーの売れ筋商品が存在することです。
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