MM32 ストレージ対応のFMトランスミッターレビュー

SD/microSDカードやUSBメモリ内のファイルを再生可能な、FMトランスミッターのMM32。
今回の記事では最大1.0Aまでの電流を供給できるUSBポートを搭載した、この商品をレビューします。

レビュー動画

MM32のポイント

商品箱はシンプルで、商品画像だけでなく型番の表記すらありません。

商品内容はFMトランスミッター、オーディオケーブル、取扱説明書、予備ヒューズの4点です。

予備ヒューズは小さいので、無くさないように注意しましょう。

オーディオケーブルの両端は、一般的なステレオミニプラグです。
このケーブルを利用することで、スマートフォンやデジタルオーディオプレーヤーと接続できます。

シガープラグはプラスチック製で、抜き差しに支障がない工作精度です。

先端の操作パネルとシガープラグは、フレキシブルアームで接続されています。
フレキシブルアームとの接続部分には、充電用のUSBポートを搭載しています。

このフレキシブルアームの硬度は適切で、柔軟でありながら運転の振動ではまず曲がりません。

操作パネル正面には、5つのボタンを搭載しています。
右側の曲送りボタンと曲戻しボタンを長押しすると、ボリュームの変更も行えます。

操作パネルの上面には、SDカードスロットを搭載しています。

操作パネルの右側面には、ステレオミニジャックを搭載しています。

操作パネルの底面には、USBポートとmicroSDカードスロットを搭載しています。

操作パネルの左側面と背面には、何もありません。

シガープラグを車内のシガーソケットに差し込むと、液晶画面に周波数が表示されます。

周波数は87.5～108.0MHzまで、0.1MHzごとに調整できます。

仮に過電流でヒューズが溶解した場合には、ここのネジではなく……

シガープラグ先端を回して、ヒューズを交換します。

一般的なオーディオジャックはもちろんのこと、便利なストレージ再生機能を備えた商品です。
そのため手元に再生機器がない場合にも、USBメモリを利用すれば車内で音楽が楽しめます。

またSD/microSDカード・USBメモリに加え、オーディオジャックを含めると全部で4系統に対応。
ノイズが酷い場合には、カーステレオと相性の良い周波数に設定すればまず改善されるでしょう。

ちなみに欠点を挙げるとすれば、第1にボタンの作り込みが甘いこと。

左の周波数変更ボタンを押したにも関わらず、ボリュームが表示・変更されたり、
右の再生・一時停止ボタンを押した場合に、曲送りになることがありました。

そのほか画面上の周波数と、実際にオートシークした時の周波数が違うことも……

そして第2にレジューム機能を搭載していないこと。

エンジンを止めた場合に最後の曲を覚えているまでは良いのですが、あくまでも曲順だけ。
再度エンジンをかけると、最後の曲の頭から再生される仕様になっています。

そのため1つのファイルが長時間に及ぶ会議や講義などを聞く場合、実用的ではありません。

とはいえ、第1の欠点はよほど操作頻度が多くなければ気にならないですし、
第2の欠点は該当者がまずいないでしょうから、些細な問題とも言えそうです。

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