【GeForce】RTX 2060とGTX 1650 Tiの性能比較【Core i7】

よりリアルな描写を実現するレイトレーシングに対応した、グラフィックスカードのGeForce RTX 2060。
今回の記事ではこの「GeForce RTX 2060」と「GTX 1650 Ti」の違いや性能を、ベンチマークで比較します。

CPUの性能比較

今回実機を比較した2つのPCは「GP75-10SEK-038JP」と「GF75-10SCSR-001JP」です。
どちらも、最新の第10世代Coreシリーズである「Core i7-10750H」を搭載しています。

前述のとおり双方のPCに搭載されているCPUは、6コア12スレッドの「Core i7-10750H」です。
そのため今回比較するPCにCPUの違いはありませんが、一応CPUの性能を計測しておきました。

CPU性能比較	GP75-10SEK-038JP	GF75-10SCSR-001JP	増減率
Cinebench R20（Multi）	2850	2609	+9%
Cinebench R20（Single）	462	453	+2%
CPU-Z（Multi）	3731.0	3654.5	+2%
CPU-Z（Single）	493.3	490.9	0%

左の画像が、GP75-10SEK-038JPに採用されている「GeForce RTX 2060」の情報です。
右の画像が、GF75-10SCSR-001JPに採用されている「GeForce GTX 1650 Ti」の情報です。

今回実機を比較した2つのPCには、GPUのほかストレージ容量やサイズおよび重量で違いがあります。
とはいえ、やはり大きな違いは「レイトレーシング」に対応しているかどうかだと言えます。

GeForce RTX 2060はレイトレーシング対応ですが、GeForce GTX 1650 Tiは対応していません。

まずGPUベンチマークを比較すると、RTX 2060がGTX 1650 Tiに比べて「DX12で約71%優位」です。
比較的負荷が少ない測定項目を除けば、RTX 2060とGTX 1650 Tiの性能差は大きいです。

GPU性能比較	GP75-10SEK-038JP	GF75-10SCSR-001JP	増減率
Time Spy	6642	3891	+71%
Fire Strike	15918	9224	+73%
Night Raid	38039	29097	+31%
Sky Diver	38381	27273	+41%
Cloud Gate	35733	31292	+14%
Ice Storm Extreme	113374	110830	+2%
Ice Storm	111038	107253	+4%
ドラゴンクエストX（1080p）	20656	20038	+3%
ファイナルファンタジーXIV（1080p）	14937	10592	+41%
ファイナルファンタジーXV（1080p）	7229	4186	+73%

つぎにPCの仕様が、ベンチマーク結果へ大きく影響する可能性が高い「PCMark 10」での参考データです。
RTX 2060搭載PCが最も優位だったのは「写真編集」で、逆に最も劣位だったのは「アプリ起動速度」です。

PCMark 10	GP75-10SEK-038JP	GF75-10SCSR-001JP	増減率
総合スコア	6024	5845	+3%
基本性能	9340	9613	-3%
アプリ起動速度	11774	12801	-8%
ビデオチャット	8220	8213	0%
ウェブブラウジング	8421	8452	0%
ビジネスアプリ	8179	8059	+1%
表計算	9320	8924	+4%
ワープロ	7178	7278	-1%
コンテンツ制作	7766	6996	+11%
写真編集	10331	7657	+35%
レンダリング	11696	11807	-1%
映像編集	3877	3788	+2%

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