【WordPress】シンレンタルサーバーの性能比較【レビュー】

2024年6月25日

shin rental server spec hikaku

国内シェアNo.1を謳う「エックスサーバー」のシステムをベースに、提供されているシンレンタルサーバー。
今回の記事では同社のサービス「wpX Speed」と、シンレンタルサーバーの性能や使用感を比較してみます。

サーバーの移転を検討した経緯

サーバの移転を検討した理由は、wpX Speedで2年半運営していたサイトの調子が著しく悪かったためです。
具体的にはWordPressで各種操作を行うたびにフリーズして、サイトにアクセスできなくなる症状でした。

新規投稿で記事を作成していると自動保存で常にサイトが止まるため、毎回下書きを作ってコピーする始末。
サーバの機嫌が良くても1記事で15~30分ほど、機嫌が悪ければ30分以上サイトが止まることもありました。

この症状に時間帯は関係ないうえ閲覧では発生しないため、おそらくデータベースへの書き込みが原因。
サーバのリソース状況を確認すると、サイトが止まったタイミングでメモリを大きく消費していました。

またサイトが止まっている間のFTP接続に問題ないことから、WordPress自体の機能停止が疑われる状況。
あまりにもフリーズするため記事を作成する気が起こらなくなり、今後の運用について考えるほどでした。

シンレンタルサーバーに決めた理由

シンレンタルサーバーに決めた理由は、やはり利用者の多い「エックスサーバの系譜」だと言うことです。
どの分野においてもシェアNo.1は強く、トラブルに遭遇した場合にネットで対策方法が見つかりやすいです。

また使い慣れた管理画面のうえ同じアカウントでサーバの追加ができますから、手間も少なそうでした。
ただし唯一の欠点が「同じドメインを追加できないこと」であり、一部条件下でドメインの削除が必要です。

私も例に漏れず該当するwpX Speedを利用していたため、移転前にドメインを削除しなければなりません。
そのためドメインの削除が必要なサーバから移転する場合には、サイト消失の覚悟を持って挑んでください。

補足として「wpX Speedから移転する方法」は、別記事で詳しく解説しています。

shin server wpx speed
【シンレンタルサーバー】wpX Speedから移転する方法【WordPress】

最速性能のさらなる飛躍を目指し、 最新技術を野心的に続々搭載しているというシンレンタルサーバー。
今回の記事ではこの「シンレンタルサーバー」に、wpX Speedから移転する方法について解説します。

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シンレンタルサーバーの性能比較

私が直前まで利用していた「wpX Speed0」と、移転先の「シンレンタルサーバー0」の性能を比較しました。

シンレンタルサーバーは価格当たりで見ると、ディスクスペース・メモリ・コア数で優れています。
また高速化技術のKUSANAGI / Xアクセラレータ / XPageSpeedなどを採用しており、速度面も期待できます。

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機能W1W2ベーシックスタンダード
サービスwpX Speedシンレンタルサーバー
月額料金2.2円/時
最大1,320円
4.4円/時
最大2,640円
月額770円月額1,540円
ディスクスペース200GB300GB400GB
メモリ 2GB4GB8GB12GB
コア数 2コア3コア6コア8コア
WordPress設置 無制限無制限未記載
MySQL 無制限
MySQL容量(目安)1GB2GB未記載
転送量目安 13.5TB/月18.0TB/月未記載
URLアドレス 独自ドメイン
マルチドメイン 無制限
サブドメイン 無制限
NVMe 
nginx 
RAID構成 RAID10
無料独自SSL 
オートスケール設定 未記載
メールサポート 
電話サポート 

シンレンタルサーバーの速度比較

wpX Speedとシンレンタルサーバーの応答速度を「PageSpeed Insights」で計測してみました。
どちらも今回提示した私のサイトであり、全く同じデータをコピーしたものです。

携帯電話(モバイル)

まず携帯電話(モバイル)での速度比較では、パフォーマンスの項目でwpX Speedが優位でした。

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デスクトップ

つぎにデスクトップでの速度比較では、パフォーマンスの項目でシンレンタルサーバーが優位でした。
総合的には携帯電話(モバイル)で微減、デスクトップである程度の差を付けて速度が上昇しています。

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シンレンタルサーバーで症状は改善したか?

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今回サーバを移転した一番の目的は「WordPressがフリーズすること」への対策でした。
ドメインを削除してまでシンレンタルサーバーに移転した結果、症状は劇的に改善しています。

記事の作成を開始したり、テーブルを追加したり、記事の編集のたびにフリーズすることは皆無。
ここ2週間ほど感じていたストレスから開放され、今現在はとても晴れやかな気分を迎えています。

ただ上記の速度比較サイトで明確な数字として現れていないため、信憑性に欠ける点が残念なところ。
とはいえ10日間の試用期間がありますし、月額費用も僅かですので一度お試しすることをオススメします。

オトクなキャンペーンについて

私がシンレンタルサーバーの本契約を行ってからわずか8時間後、新しいキャンペーンが開始されています。
このキャンペーンを利用すると「12ヶ月以上の契約で利用料金の30%キャッシュバック」が受けられます。

shin rental server spec hikaku 6

12ヶ月以上の契約が条件のため、お試しで動作を確認してから問題なさそうであれば利用してください。

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シンレンタルサーバーの欠点

シンレンタルサーバーの欠点はとくに思いつきませんが、強いて挙げるとするなら下記のとおりです。

シンレンタルサーバーの欠点

  • 一部サーバを利用中の場合、ドメインの追加ができない場合がある(※)
  • 安定度よりも、新機能の迅速な導入やコスパを重視すると謳われている
  • 通常プランからリソース保証が謳われているビジネスプランに移行できない
    (※と同じく、ドメインを削除してサーバを移転する必要がある)
  • エックスサーバーほど運営実績がなく、評判やトラブル対策を集めにくい
  • チャットサポートに非対応である(メールおよび電話サポートには対応)

shin rental server spec hikaku support

参考リンク:シンレンタルサーバー0



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