HDDをスライドするだけという簡単装着を実現した、HDD / SSDケースであるスライディング裸族 SATA6G。
今回の記事では「スライディング裸族 SATA6G(CSDRU3B6G)」を、ベンチマーク含めてレビューします。
CSDRU3B6Gの特長
スライディング裸族 SATA6Gの特長まとめ
- HDDをスライドするだけで脱着可能な簡単設計である
- 2.5インチドライブ対応の固定用ガイドを搭載している
- HDD取り出し用レバーや、スタック構造を備えている
- UASPモードに対応し、PCの電源に連動して機能する
- 2022年8月時点で、20TBもの大容量ハードディスクに対応している
公式サイト:株式会社センチュリー
CSDRU3B6Gの写真レビュー
スライディング裸族 SATA6Gのパッケージは、イメージよりも少し大きめでした。
パッケージの側面には、製品内容や製品仕様、および対応OSや対応機種などの記載があります。
もう片方の側面には、対応するHDDやSSDに関する情報が確認できます。
商品内容は取扱説明書とケース本体、USBケーブルと電源アダプタの合計4点です。
補足として電源アダプタの型番は「KSASB0241200200VU」で、出力は「12V,2.0A」でした。
HDDやSSDをスライドさせて脱着するケース本体です。
ケースを正面から撮影してみました。
SATAコネクタ部分の拡大です。
側面には電源スイッチとUSB端子に、電源端子を備えています。
底面の四隅には滑り止めを備えています。
電源スイッチの反対側です。
スライディング裸族 SATA6Gの重量は、実測で「約240g」でした。
Western Digitalの「WD80EAZZ」を装着した際のイメージです。
HDDがちょうど収まるサイズで作られているため、飛び出していません。
ケースの側面には、販売元である「CENTURY」というロゴが確認できます。
CSDRU3B6Gのベンチマーク結果
計測に使用したのは、マザーボードの「USB 3.1 Gen 2ポート」です。
ベンチマーク計測PC | 内容 |
---|---|
OS | Windows 10 Pro 64bit |
マザーボード | ASUS「TUF Z390-PLUS GAMING」 |
CPU | Intel「Core i9-9900K」 |
メモリ | Corsair「CMK16GX4M2A2666C16」 |
グラフィックカード | GIGABYTE「GV-N3060GAMING OC-12GD Rev2.0」 |
ストレージ | Intel「SSDPEKKW256G8」 |
電源 | Cooler Master「RS750-AMAAG1-JP」 |
ベンチマークに利用したハードディスクは、Western Digitalの8TB HDDである「WD80EAZZ」です。
CrystalDiskMark 8.0.4c x64
CrystalDiskMarkを利用して、16MiB / 64MiB / 256MiB / 1GiB / 4GiB / 16GiBの値を計測しました。
HD Tune Pro 5.75
HD Tune Pro 5.75を利用した「Read」と「Write」の値です。
ATTO Disk Benchmark 4.01.0f1
ATTO Disk Benchmarkは、画像サイズの関係上「2回続けて」計測しています。
CSDRU3B6Gの詳細レビュー
HDDの交換が非常に行いやすい、文字通りの「スライディング構造」を採用したHDDケースです。
もちろん対応するドライブは3.5インチHDDに限らず、2.5インチHDD、そしてSSDにまで対応します。
他社では見かけにくい特徴は、HDD取り出し用レバーと積み重ねに対応するスタック構造の存在です。
前者はよりスムーズな取り外しをサポートし、後者はより省スペースで多数のドライブを管理できます。
また採用されているUSB端子は、前回の「HD-TDA6U3-B」と異なり嬉しいType-B。
私が避けたいMicro-Bよりも確実な接続ができ、ガタつかないことから認識不良を起こしにくいです。
転送速度を含めて全体的に気になる点はありませんが、強いて言えば「NSS採用」という記載がないこと。
昨今では明記されることがなくなり記憶からも薄れつつある機構ですが、搭載していたほうがより良いです。
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