USB 3.1 Gen 2およびUASP高速転送モードに対応しているという、UGREENのHDD/SSDケースである30727。
今回の記事ではこの「30727」に手持ちのSSDを接続し、写真やベンチマークとともにレビューします。
HDD/SSDケースの特長
HDD/SSDケースの特長まとめ
- 最大転送速度6Gbpsを実現する、USB 3.1 Gen 2に対応している
- 多重保護と高性能を両立させる、ASM235CMチップを搭載している
- ケースの素材として、衝撃・擦り傷に強いABS素材を採用している
- 大事なHDDやSSDをしっかり保護する、防振クッションを内蔵している
- ネジ不要で簡単にHDD・SSDを出し入れ可能な、ツールレス設計である
公式サイト:UGREEN
HDD/SSDケースの写真レビュー
こちらがHDD/SSDケース「30727」のパッケージです。
パッケージ裏面には商品の仕様と型番に加え、JANコード「6957303837274」が記載されています。
商品内容は2種の取扱説明書、リサイクルシール、USBケーブルと、HDD/SSDケースの「合計5点」です。
HDD/SSDケースはブラックで、表面にはメーカーである「UGREEN」のロゴが刻まれています。
HDD/SSDケースの裏面の4隅には、ゴム製の滑り止めを備えています。
HDD/SSDケースの前面です。
HDD/SSDケースの後面には、アクセス状態を表す「白色LED」を搭載しています。
またインターフェイスには、USB Type-Cを採用しています。
恒例となっている「楽天モバイル」とのサイズ比較です。
このカードはクレジットカードとほぼ同じサイズです。
HDD/SSDケースの上蓋をスライドさせると、接続用のSATAコネクタが露出します。
ケースの側面には溝が掘られており、蓋のスライドをサポートしています。
写真ではわかりにくいですが、側面に防振クッションが貼り付けられています。
実際に過去でレビューした、SATA SSDの「CSSD-S6B01TMG4VT」を取り付けてみました。
防振クッションの影響で遊びがありませんが、内部でカクつくのに比べれば全然問題ありません。
付属しているUSBケーブルはPC側がUSB Type-Aで、HDD/SSDケース側がUSB Type-Cです。
HDD/SSDケースにUSBケーブルを接続した状態です。
HDD/SSDケースの重量はSSDなしで「約67g」です。
HDD/SSDケースのベンチマーク
ミニパソコン「GEEKOM A7」の前面に搭載されている、2つのUSB 3.2 Gen 2 Type-Aで計測した値です。
双方の結果に明確な違いは見られず、少なくともこれくらいの転送速度は期待できます。
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HDD/SSDケースの詳細レビュー
いたってスタンダードな、衝撃に強いプラスチック素材の「ABS」を採用したドライブケースです。
HDDやSSDの接続にはSATAを利用するため、余ったストレージを選びにくいという利点があります。
またドライブを取り付ける際には双方の防振クッションの影響で、しっかり固定することが可能。
あまりにも余裕がなさ過ぎるため、最初の取り付け時に「入らない?」と戸惑うことすらありそうです。
そのほか実際の転送速度は掲載しているベンチマークどおりで、実使用において全く問題ない状況。
とはいえ過去のデータと比較するとシーケンシャルではほぼ同等で、ランダムアクセスで劣るようです。
総評としては大変良好なコストパフォーマンスを実現しており、あえて取り上げる不満が見つからないほど。
安価なドライブケースを探しているのであれば、選択肢として検討しても良い水準ではないでしょうか。
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