【NEC】IPv6 High Speedの効果とは?【v6プラス】

2018年10月28日

ついに対応ファームウェアの提供が開始され、大幅なスピードアップが期待できるIPv6 High Speed。
今回の記事ではこの技術「IPv6 High Speed」の内容や、実際の速度上昇効果について解説します。

IPv4 over IPv6とは?

詳しい内容は下の記事で公開済みのため、要約すると「新旧のサイトが速く表示できる技術」のことです。

MAP-EやDS-Liteとは?

各プロトコルの違い

  • IPv4 ⇒ これまで普及してきたプロトコル。サイトの表示は遅い。
  • IPv6 ⇒ IPv4に代わって普及しつつある新しいプロトコル。対応サイトの表示は速い。
  • IPv4 over IPv6 ⇒ IPv4とIPv6どちらのサイトの表示も速くなる、最新の技術。

参考元:AtermStation

IPv6 High Speedとは?

ただでさえ速い前述の「IPv4 over IPv6」をさらに高速化する、NECの独自技術のこと。
つい最近ファームウェアでの対応となったため、対象ルータさえ所持していればすぐに使えます。

IPv6 High Speedの効果

参考元の速度測定結果を見る限り、確かにIPv6 High Speedの効果はあると言えるでしょう。
しかし他社製品と比較すると劇的な優位は見られず、むしろ元々遅かった制限が外れたようにも見えます。

参考元:INTERNET Watch

IPv6 High Speed対応機器

IPv6 High SpeedはNECが持つ技術のため、利用できるのは「一部のAtermシリーズ」に限られます。

ちなみにIPv6 High Speed対応の無線ルータは現時点で「5機種」存在しており、
ここではスマートライフ向けの安定通信機能を搭載した、3つのプレミアムモデルを紹介します。

WG2600HP3

1733Mbps+800Mbpsに対応した「ワイドレンジアンテナ搭載」の4ストリームモデル。
無線LAN実効値は最大1430Mbpsに達しており、複数端末の接続時に役立つ「MUーMIMO」も利用できます。

WG1900HP2

1300Mbps+600Mbpsに対応した「ビームフォーミング搭載」の3ストリームモデル。
無線LAN実効値は最大842Mbpsに達しており、一般家庭での使用に十分な機能を備えています。

WG1200HP3

867Mbps+300Mbpsに対応した、最も低いコストで導入できる2ストリームモデル。
無線LAN実効値は最大612Mbpsに達しており、IPv6 High Speedを目的とするならオススメです。

さらに最上位の「WG2600HP3」と同じく、速度が安定しやすい「MUーMIMO」に対応しています。

まとめ

  • IPv4 over IPv6対応のプロバイダと機器を組み合わせると、ネットは快適になる
  • IPv6 High Speedを有効にすると、スピードアップの効果は確かに認められる
  • IPv6 High Speedに対応するルータは、記事作成時点で5機種存在する
  • IPv6対応とだけ記載されているプロバイダが、IPv4 over IPv6に対応しているとは限らない
  • IPv6 High Speed有効時のルータと他社ルータでは、転送速度に大きな差は見られない
  • つまりIPv6 High Speedを目的としてのルータ買い換えは、控えたほうが良いと言える

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