Sound Blaster ZxR ハイレゾ対応のサウンドカードレビュー

2015年3月12日

Sound Blaster ZxR ハイレゾ対応のサウンドカードレビュー

ハイレゾ24bit/192kHz出力に対応した、サウンドカードのSB-Sound Blaster ZxR (SB-ZXR-R2)。
今回の記事では先日紹介したPC350と同時期に導入した、この商品をレビューします。

Sound Blaster ZxR 紹介動画

Sound Blaster ZxRの特長

Sound Blaster ZxR (SB-ZXR-R2)のポイント

  • >RCA端子から、24bit/192kHz処理の高品質ステレオ出力が可能である
  • オーディオ用ハイグレードパーツやEMIシールドを採用した、高音質設計である
  • DBProドーターカードや、Audio Control Moduleが付属している

商品説明

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商品箱は同社のサウンドカードの中でも上位であることを主張する、重厚感を放ちます。
(本来存在するサウンドカード本体は使用中のため、画像内には存在していません)

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背面には様々な特徴が記載されており、高機能であることが容易にうかがえます。

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内容はサウンドカード、ドーターカード、Audio Control Moduleやケーブル類です。
デジタルリボンケーブルは、サウンドカードとドーターカードの接続に利用します。

ドーターカードを利用すれば、RCAでの入力や光デジタル入出力が行えます。

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サウンドカードが入っている箱です。

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参考程度にサウンドカードの解説をしておくと、カード長は約167mmで最大24bit/192kHzに対応。

インターフェイスは上から6.3mmのマイク入力端子、6.3mmのヘッドホン出力端子、
RCA出力端子×2、リア用の3.5mm出力端子、サブウーファー用の3.5mm出力端子の合計6つです。

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同じ箱の中にドーターカードやソフトウェアCD、光デジタルケーブルが同梱されています。

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ドーターカードはサウンドカードに比べて、約半分程度の長さです。

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インターフェイスには前述したRCA入力端子や、光デジタル入出力端子を備えています。

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上部にはサウンドカードの接続に利用する、デジタルリボンケーブルを差し込みます。

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ノイズ対策のためかEMIシールドだけでなく、内部にもプレートが採用されています。

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さらに付属のAudio Control Moduleを利用すれば、音量の調整が簡単に行えます。

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サウンドカードとの接続は、6.5mmのステレオ標準プラグを使用します。

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両端にはマイク入力とヘッドホン出力端子を6.5/3.5mmの各1つずつ、合計4つの端子を備えています。
中央のダイヤルの両部にはマイクを内蔵しているため、ヘッドホンのみ利用している方に向くでしょう。

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左側面には6.5mmのステレオ標準プラグ用端子を。
右側面には3.5mmのステレオミニプラグ用端子を備え、接続もわかりやすいです。

Sound Blaster Zシリーズの違い

主要な部分だけ記載しており、赤い部分が下位の2種と違います。

型番Sound Blaster ZxRSound Blaster ZxSound Blaster Z
S/N比
(フロントライン出力)
124dB116dB 116dB 
ドーターカード××
Audio Control Module
(アレイマイク内蔵)
×
Beamformingマイクロフォン××
インターフェイスPCI Express x1PCI Express x1PCI Express x1
アナログ入力/マイク入力24bit / 96kHz / ステレオ24bit / 96kHz / ステレオ24bit / 96kHz / ステレオ
アナログ出力24bit / 192kHz / ステレオ
24bit / 96kHz / 5.1ch
24bit / 192kHz / ステレオ
24bit / 96kHz / 5.1ch
24bit / 192kHz / ステレオ
24bit / 96kHz / 5.1ch
デジタル入力光1系統(角型)
16/24bit・44.1/48/96kHz
光1系統(角型)
16/24bit・44.1/48/96kHz
光1系統(角型)
16/24bit・44.1/48/96kHz
デジタル出力光1系統(角型)
16/24bit・44.1/48/96kHz
光1系統(角型)
16/24bit・44.1/48/96kHz
光1系統(角型)
16/24bit・44.1/48/96kHz
ヘッドホン出力24bit / 96kHz / ステレオ24bit / 96kHz / ステレオ24bit / 96kHz / ステレオ
インターフェイス
(ドーターカード含む)
マイク入力端子
(6.3mm標準ステレオ)
ライン/マイク入力共用端子
(3.5mmミニステレオ)
ライン/マイク入力共用端子
(3.5mmミニステレオ)
ヘッドホン出力端子
(6.3mm標準ステレオ)
ヘッドホン出力端子
(3.5mmミニステレオ)
ヘッドホン出力端子
(3.5mmミニステレオ)
ライン出力端子1
(RCAステレオ端子)
ライン出力端子1
(3.5mmミニステレオ)
ライン出力端子1
(3.5mmミニステレオ)
ライン出力端子2
(3.5mmミニステレオ)
ライン出力端子2
(3.5mmミニステレオ)
ライン出力端子2
(3.5mmミニステレオ)
ライン出力端子3
(3.5mmミニステレオ)
ライン出力端子3
(3.5mmミニステレオ)
ライン出力端子3
(3.5mmミニステレオ)
ライン入力
(RCAステレオ端子) 
光デジタル出力端子(角型)光デジタル出力端子(角型)
光デジタル出力端子(角型)光デジタル入力端子(角型)光デジタル入力端子(角型)
光デジタル入力端子(角型)Intel HDフロントパネルオーディオコネクタIntel HDフロントパネルオーディオコネクタ
その他オペアンプ交換対応--

まとめ

2012年に発売されたSound Blaster Zシリーズの、最上位モデルです。

下位モデルとの違いは、ドーターカードとAudio Control Moduleに加えて、
出力S/N比124dbを実現するオーディオ用ハイグレードパーツの有無です。

全てを備えるSound Blaster ZxRは全体的に高音質設計となっており、ゲーム以外でも活躍できます。

ただしソフトウェア面では差がありませんから、割り切って下位モデルを購入するのも手。
ドーターカードやAudio Control Moduleが役に立つ状況は、あまり多くなさそうです。

また気になるドライバの安定性も上々で、目立ったトラブルはなく安心して使用できます。
さらにソフトウェアの設定項目も多様ですから、使用者が望む環境を構築できるでしょう。

そして動作保証外ですが、オペアンプの交換にも対応しています。
オペアンプの交換に興味がある方は、見逃せないポイントとなっています。

ちなみに現行のSound Blaster ZxRの型番はSB-ZXR-R2。
初期出荷分となるSB-ZXR-Rの型番変更版で、性能に全く違いはありません。

参考サイト:Creative


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