特別定額給付金のオンライン申請で必要となるマイナンバーカードと、準備不足で表示されるエラーの数々。
今回の記事では実際に自身が遭遇した、EW144-1500とEW340-2000のエラーを解決する方法を解説します。
自身が使用しているICカードリーダー
自身がオンラインで確定申告を始めてから使っているのが、SONYの「RCS-370」です。
USB接続の非接触 ICカードリーダ/ライターとしては利用者が多く、動作も大変安定しています。
しかし現在は後継モデルの「RCS-380」が発売されているため、新規で購入するならこちらです。
ちなみに今回の記事は前述のRCS-370使用時に遭遇したエラー対策ですが、RCS-380でも同様に表示される可能性があります。
エラーに遭遇した時の表示
どちらもマイナポータルで「ICカードリーダーでログイン」や読み取りを選択した時のエラーです。
環境によりいくつか種類があるようですが、基本的に下記3つの方法を試せば解決できるでしょう。
EW1450-1510
エラー表示の一例です。
EW340-2010
エラーの解決方法を試しているうち、エラー表示が変わることもあります。
Smart Cardサービスの開始方法
EW144-1500や類似の「EW244-1500」「EW340-2000」「EW640-2000」が表示された場合の対処方法です。
まずはデスクトップの画面下にある「スタートボタン」をクリックします。
スタートボタンをクリックしたら、画面をスクロールさせて「Windows 管理ツール」を探します。
Windows 管理ツールが見つかったら開いて、その内部にある「サービス」を実行します。
サービスが起動したら、多数の項目の中から「Smart Card」をダブルクリックします。
Smart Cardのプロパティが開いたら、スタートアップの種類を「自動」にして確定します。
もう一度Smart Cardのプロパティを開き、今度は画面下部の「開始」を選択します。
サービスの状態が「実行中」となったことを確認し「OK」を選択します。
Smart Cardの状態が「実行中」で、スタートアップの種類が「自動(トリガー開始)」となっていれば完了です。
参考元:よくある質問|マイナポータル
NFCポートソフトウェアの導入
Smart Cardサービスを開始してもエラーが解決しない場合は、次の方法を試します。
まず下のボタンから「NFCポートソフトウェア」へ移動します。
もしRCS-370を使用しておらず、最新モデルの場合は「アプリ・ソフトウェア ダウンロード」へ移動します。
NFCポートソフトウェアへ移動したら、画面中央にある「ダウンロード」を選択します。
ダウンロードした「NFCPortWithDriver.exe」を実行します。
NFCポートソフトウェアのインストールが始まるため、次に進みます。
画面の指示に従って、NFCポートソフトウェアのインストールを完了させます。
参考元:よくある質問|マイナポータル
PC/SC アクティベーター for Type Bの導入
NFCポートソフトウェアを導入してもエラーが解決しない場合は、次の方法を試します。
まず下のボタンから「PC/SC アクティベーター for Type B」へ移動します。
PC/SC アクティベーター for Type Bへ移動したら、画面中央にある「ダウンロード」を選択します。
ダウンロードした「PCSC_Activator_for_TypeB.exe」を実行します。
PC/SC アクティベーター for Type Bのインストールが始まるため、次に進みます。
画面の指示に従って、PC/SC アクティベーター for Type Bのインストールを完了させます。
エラーが解決した時の表示
Smart Cardサービスを開始したり、これらのソフトウェアを導入すれば、きっと解決するはずです。