デスを確実に減らす立ち回り解説

2015年3月21日

動画を公開し始めて幾度となく質問を受ける内容、それがデス数の抑え方です。
今回の記事ではデス数に苦しむプレイヤーに向けて、改善すべきいくつかの点を解説します。

関連記事1:敵の位置や視界を利用した立ち回り構築
関連記事2:分隊指揮の基本概念と敵戦力の分析方法

参考動画

死角を減らす

どんなFPSでも重要な要素が、地形効果です。
単純に地形効果と言うとオブジェクトの配置全般を指しますが、初心者にはどうもわかりにくい。

そのためまずは、可能な限り敵に見つかりにくいルートを移動しましょう。

tatimawari-1-1

例えばこのような場所がある場合、最短距離のAではなく迂回路のBを通ります。

tatimawari-1-2

なぜならAはp2到達時に、3方向(β,ep,γ)から視認されるというリスクを孕みます。

tatimawari-1-3

しかしBであればp1到達時にβ~γ間を1度に視認できるため、Aに比べより安全です。
p1到達後そのままルートに沿って進みp2まで到達すれば、次に見るべき方向はepだけ。

なぜならβまでの移動中にγを確認しているため、γ方向には敵が存在しえないからです。
(空挺やリスポーンポイントからの再出撃、γ奥からの全速特攻や見落としなどを除く)

参考動画:Battlefield 4超初心者講座 VK#15 【索敵基礎編】

高度を取る

死角の少ない場所を移動できるようになったら、つぎに高度を意識します。
この項目での要点は、敵より高い場所に位置どることです。

tatimawari-2-1

高度さえ確保していれば、敵から見て自身の被ダメージ範囲を縮小できます。

tatimawari-2-2

対して高度が低い場合には、敵に自身の被ダメージ範囲全てが視認されかねません。

tatimawari-2-3

またデスした場合にも、低い場所からでは死体が見えなくなるため安全に蘇生が行えます。

参考動画:Battlefield 4超初心者講座 VK#11 【地形効果編】

軸をイメージする

敵との相対時に高度を利用できるようになったら、次は軸を意識します。
この項目での要点は、障害物の端に照準を合わせておくことです。

FPSではいくつかの条件を除けば、基本的に敵がいきなり出現することはありません。
ほとんどの場合は視界や障害物の左右端、もしくは障害物の上辺から現われます。

tatimawari-3-1

前者の場合はこのラインに。
(緑のラインが軸。赤のラインが地面や兵士の身長を考慮した意識すべき軸)

tatimawari-3-2

後者の場合はこのラインに照準を合わせておけば、より素早く対処が行えます。

仮に照準を中央にした場合は、出現した敵に反応し照準を合わせる時間だけロスになります。
つまり前方の障害物に応じて、意識する軸を変更する必要があるのです。

参考動画:Battlefield 4超初心者講座 VK#12 【基軸意識編】

被ダメージを抑える

軸をイメージした進軍が行えるようになったら、次は敵から見られる範囲と時間を減らします。
その2つを減らすことで、単純にダメージを受ける機会とダメージ自体が減るのです。

例えば避けられない敵との相対時、障害物からリーンをして被ダメージ範囲を縮小したり、
予め敵が存在するであろう位置に照準を置いておき、障害物から飛び出します。

この時予測が当たればそのまま射撃すれば良いですし、予測が違っていれば再度障害物に隠れます。
さらにスポットをしながら隠れることができれば、次の射撃位置を予測する必要すらありません。

リーンとは?

lean

障害物の端で右クリック(ADS)を行うことにより発動する特殊行動です。
発動すると画面が少し傾き、障害物から上半身のみ露出して射撃できます。

そのため理論上被ダメージ範囲が1/2となり、戦闘を有利に運べます。
さらにしゃがみと組み合わせることができるため、敵は尚更狙いにくくなります。

ちなみに腰ぐらいの障害物付近でしゃがんでいる場合にも、リーンが可能。
その状態では右クリックを押した時だけ、障害物の上辺から露出するようになります。

参考動画:Battlefield 4超初心者講座 VK#6 【態勢変更編】

スポットとは?

spot

敵歩兵や敵兵器に向かってQボタンを行うことにより発動する特殊行動です。
発動すると対象を指差し、対象の上部に赤いマークが表示されます。

さらに全体マップやミニマップにも表示され、位置と向きが自軍全員に共有されます。
Battlefieldにおいて兵器への対処は重要ですから、積極的に行っていきましょう。

ちなみにスポットは、指差しせずとも成功していることが多いです。

参考動画:Battlefield 4超初心者講座 VK#14 【スポット編】

敵と目を合わせない

被ダメージを抑えられるようになったら、次はマップを利用します。
Battlefieldでは、スポットにより相手の位置と視線がわかる仕様です。

つまり敵がどこを見ているかに注視することで、より有利に戦闘が行えます。

daruma-1

例として、だるまさんが転んだをイメージして下さい。
マップを見て、敵がこちらを見ている時には隠れておきます。

daruma-2

視線が変化してこちらを見なくなったら、飛び出して射撃します。

このように立ち回れば、そもそも敵に射撃する機会すら与えません。
落ち着いて丁寧に射撃すれば、敵がこちらの位置に気づくのは地面に転がった後になるでしょう。

参考動画:Battlefield 4超初心者講座 VK#17 【視線分析編】


-戦闘論