開発に10年を要して防弾ガラスから誕生したという、最高品質ガラスコート剤のハルトコーティング。
今回の記事では窓ガラスやグラスと同じ完全無機質なガラスを実現する、このコート剤を解説します。
ハルトコーティングとは?
日本で開発された、有機溶剤を含まない「完全無機質100%網目状多層性ガラスコーティング」のこと。
塗布後に水と反応させてガラス被膜を形成し、それを繰り返し多層性の純度100%ガラスを実現します。
非常に細かい部分に隅々まで溶剤が入り込む超微粒子液体のため、クラック(割れ)などをほぼ抑制。
紫外線による影響を受けて劣化することもなく、塗るだけで素材の耐久性を強化できる点が特長です。
耐衝撃テスト動画
ハルトコーティングの特長のひとつとして挙げられるのは、優れた耐衝撃性を備えているということ。
その性能は、塗布した鉄板に1000gのおもりを100cm以上の高さから落下させても割れないほどです。
下の動画ではスマートフォンにハルトコーティングを塗布し「95gの鉄球」を落下させています。
落下高度 | ハルトコーティングなし | ハルトコーティングあり |
---|---|---|
90cm | 割れない | - |
100cm | 割れる | 割れない |
170cm | - | 割れない |
180cm | - | 割れない |
実際の作業工程
作業にかかる時間は「約5分」で、施工から時間が経つに連れて硬度が増していく設計。
最終的な引っかき強度は9Hに相当するうえ、形成された被膜が衝撃を吸収するそうです。
さらに一部の店舗では、2度塗りすることでより強度を高める「Wハルト」にも対応しています。
作業工賃
取扱店舗は「全国504店舗」にも上り、主にドコモショップでの取扱いが多いです。
また作業工賃はサイズに関わらず統一されており、スマートフォンとタブレットに対応しています。
ちなみに近隣のドコモショップに問い合わせてみたところ、価格は下のテーブルどおりで、
「ドコモで扱っていない、他キャリアのスマートフォンもコーティング対象」という回答でした。
施工範囲 | スマートフォン | タブレット |
---|---|---|
片面 | 税別4,000円 | 税別6,000円 |
両面 | 税別6,000円 | 税別9,000円 |
利点と欠点
- コーティング作業に必要な時間が約5分と短い
- 施工後時間が経つに連れ、徐々に硬度が増していく(最大硬度9H相当)
- フィルムを貼るのに比べて厚みを感じさせず、不自然な段差が生じない
- フィルムのように、ケースと干渉して浮くことがない
- コーティングすると、傷だけでなく衝撃への耐性も向上する
- コーティング作業は、取扱店舗に限られている
- 作業工賃は、高価なガラスフィルムと等しい水準である
- 施工後は滑りやすくなるため、落下する可能性が上昇する
- 施工後はハードウェア保証の対象外となる可能性がある
- 絶対に割れなくなるわけではなく、フィルムより高耐久とも限らない
参考記事:愛用のiPadをガラスコーティングしてもらいました
ハルトコーティングのまとめ
液晶保護フィルムでもガラスフィルムでもない、第3の選択肢とも言えるハルトコーティング。
いくつかの欠点はあるもののネットのレビューも概ね好評で、ある程度の効果は期待できそうです。
とはいえ現時点では知名度も低く、実際に自身が試していないためオススメしにくいことも事実。
そもそもコーティング作業を見る限り特別な技術は不要に見え「溶剤さえ確保できれば」と感じました。
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