心理分析の基礎知識補足(前提条件の解説と解答考察編)

2014年5月7日

前回の記事(敵プレイヤー配置&視線によるマップ分析の基礎知識)の補足です。
前提条件と解答、およびTwitterとYouTubeで頂いたコメントを少しだけ掘り下げていきます。

問題提起編:敵プレイヤー配置&視線による心理分析の基礎知識
詳細解説編:この記事

前提条件について

まずは設定した前提条件から。
今回は解答をまず用意し、それを導くために必要な条件と問題を作成するという流れで行いました。

とはいえ、明らかに実際のプレイと乖離した条件では無意味。
そのため実際のプレイ中、状況を把握すれば抽出可能な条件を提示するよう留意しました。

条件1.自軍プレイヤーがγの分隊員をまとめて倒してから、6秒が経過している

プレイに慣れてきたら、意識して欲しい事項です。

何度も記載している通り、再出撃可能時間は実測で約11.33秒。(約12秒は着地時間 ← 混同注意
キル後は体内時計で約11.33秒を計り、敵軍の再出撃タイミングに次の行動を合わせましょう。

私のようにBattlefield 1942/2/3の約15秒で体内時計が設定されていなければ、幾分容易かと思います。

条件2.E拠点は中立になったばかり

条件3の「自軍プレイヤーは分隊に加入しておらず、スポットもされていない」と、
条件4の「γは足音を聞いておらず、マップも見ていない」とともに、画面左下部の分隊構成部分や、
敵の視線が自軍プレイヤーを追従しているかどうか確認することで判断可能な事項です。

この条件で意識して欲しかったのは、1人で制圧するには約20秒必要という要素。
今回はγへの対処を問題としましたが、状況により一度拠点から退避して自軍と合流する方が賢明です。

条件5.敵軍に司令官は存在しない

これはスコアボードの最下部で確認できます。

敵軍司令官の有無は、拠点の制圧ルートや制圧順序を選択する際に重要な要素。
敵軍司令官が存在している場合には、UAVの索敵範囲を必ず確認しておきましょう。

問題の解答と私の解答例について

学生時代に経験するテストと同じく、A.1から順に考えれば解答しやすい構成にしました。
その反面、A.1の再出撃待ち待機再出撃可能時間に気づくかどうかが、正答率に大きく影響します。

この2つの要素さえ思い当たれば、A.1~A.3までスムーズに解答できたかと思います。

またA.4はA.2とA.3で再出撃可能時間に固執していることを顧みれば、解答しやすい問題。
A.5は制圧ゲージから制圧状況を推測しているプレイヤーは国内外どちらも少ないでしょうから、
解答できなくても仕方ない難易度高めの問題でした。

map-gw-4

ちなみに制圧ゲージ90度到達まで約5秒なら、制圧可能範囲に敵軍は1人。(約20秒÷4=約5秒)
制圧ゲージ90度到達まで約2.5秒なら制圧限界速度だと判断でき、敵軍4人以上が確定します。
(追加検証にて制圧限界速度は約596F=9.91秒と判明。9.91≒10秒換算÷4=約2.5秒となります)

解答考察

A.1についてはレベル1だけあって、解答・理由ともにある程度統一された内容を頂きました。
A.2とA.3については再出撃可能時間に詳しく言及したのは1人でしたが、概ね類似する回答でした。

A.4についてはUAVが一定数提示されましたが、γがマップを見ていないという条件から却下。
しかしγ分隊員はマップを見ていて、UAVの結果をγにVCで伝える可能性があるは盲点でした。

さらに私の想像外だったHVTも、確かにγがマップを見ることなく自軍プレイヤーを補足可能。
仮にあの状況でHVTに指定されたなら、snow抜け準備のE top制圧維持がベストな選択でしょう。

最後のA.5については正答は1人もいませんでした。
追加解説は上記ですでに行いましたが、普段全体マップを確認しているプレイヤーがそもそも小数。

そこからさらに制圧ゲージの上昇・下降速度を注視するプレイヤーは、皆無に近いはず。
故に全5問のうち3問正答で分析力は十分、4問正答なら評価できる分析力だと言えるでしょう。

あとはこれらの解答に、いかに短い時間で到達するかという点。
A.2とA.3を実行するには敵が停止した時点で、正答方向(α or β)に動いていないと間に合いません。


-索敵論