USB Type-AとUSB Type-Cを搭載した、デュアルインターフェイスのMobileLite Duo 3C。
今回の記事ではMac OS/Linux/Chrome OSとも接続可能な、このカードリーダーをレビューします。
MobileLite Duo 3C 紹介動画
MobileLite Duo 3Cの特長
MobileLite Duo 3Cの特長まとめ
- 表裏の区別がない、最新インターフェイスのType-Cに対応している
- 耐久性に優れた、金属筐体を採用している
- 高速なUSB 3.1 Gen 1(USB 3.0)で接続できる
商品説明
2年間の製品保証と、無料テクニカルサポートが付属しています。
カードリーダーの表面です。
画像では少し見えにくいですが、中央にキングストンのロゴが存在します。
カードリーダーの背面です。
中央の突起はストラップホールです。
USB Type-Cコネクタは、青色のキャップで保護されています。
金属でない箇所は、USB Type-Cの周囲くらいのものです。
実際にUSB Type-C搭載端末へ、カードリーダーを接続したところです。
少し浮いているように見えますが、意図せず脱落することもなさそうです。
カードリーダー本体の重量は、microSD未挿入の状態で約10gです。
ストラップを取り付けておけば、キャップを紛失することもないでしょう。
最後にmicroSDスロットの位置を案内しておきます。
使用するのはキングストンの64GB microXCである、SDCG/64GBです。
参考記事:SDCG/64GB UHS-I スピードクラス 3対応カード レビュー
ベンチマーク
USB3.1環境にて計測しました。
「最低でもこれくらいの速度が出る」という参考値です。
CrystalDiskMark
ATTO Disk Benchmark
Android OSでの利用
このカードリーダーの対応OSは、Windows/Mac OS/Linux/Chrome OSの4種類です。
そのためスマホやタブレットに採用されているAndroidで使用する場合は、2つ注意点があります。
端末仕様について
まずスマートフォンやタブレットが、USB Type-Cを搭載している必要があります。
現在microUSBをUSB Type-Cへ変換するアダプタは存在していますが、その逆はありません。
またUSB Type-Cを搭載している端末でもOTGに対応していない場合、認識できない可能性があります。
フォーマット方法について
私が試したファイルマネージャーは、いずれもFAT32でないと認識できませんでした。
つまり64GBを超えるメモリカードではNTFS/exFATしか選べず、使用できないということです。
Androidで使用する場合は32GB以下のmciroSDを選び、かつFAT32でフォーマットを行いましょう。
動作確認済みのアプリ
アプリ一覧
アプリごとの認識状態
まとめ
筐体に金属を採用したことで、質感と耐久性に期待が持てるカードリーダーです。
付属のストラップを利用することで、便利に持ち運べることも見逃せない利点でしょう。
また一番の特長は、やはりUSB Type-A/USB Type-Cという新旧2つのコネクタに対応していること。
とくにLightningと同様に表裏の区別がなく、より高速なUSB Type-Cは今後の採用増加が期待できます。
そしてmicroSDカードは本体裏面上部に挿し込む設計で、引っかかりなどとは一切無縁。
USB3.1に対応しているため優れた読み込み速度を実現しており、快適な使用感だと言えます。
しかしAndroidへの正式対応は謳われておらず、使用できるかはメモリーカードの容量と環境次第。
安全策は公式で対応が謳われている、Windows/Mac OS/Linux/Chrome OSで利用することです。
ちなみにLightning対応のUSBメモリと比較した場合に優れている点は、専用アプリが不要なこと。
端末へカードリーダーを接続したのち任意のファイラーを起動すれば、すぐにアクセスが可能です。
そのほか欠点を挙げるとすれば、ケースを装着したスマートフォンに接続できなかったこと。
MobileLite Duo 3Cを充分に挿入するには筐体が引っかかり、すぐに脱落してしまいました。
- 幅広い端末と接続可能な、2つのUSBコネクタ
- 安心して持ち運べる、丈夫なメタルケース
- microSDXCまで対応しており、転送速度も良好
- ストラップ無しでは、キャップを紛失する可能性がある
- ケースを装着したスマホには、上手く挿入できない
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