2017年に発売された「G-PPD-001」と、2018年に発売された「G-PPD-001r」という2つのゲーミングマウス。
今回の記事ではマイナーチェンジされたこの「PRO Gaming Mouse」について、各製品の違いを解説します。
PRO Gaming Mouseとは?
2017年3月30日にロジクールから発売された、PMW3366オプティカルセンサー搭載ゲーミングマウスのこと。
プログラミング可能な6個のボタンを搭載しながらも、取り回ししやすい重量84.7gという軽さが特長です。
そして2018年9月6日には、マイナーチェンジモデルのHEROセンサーを搭載した「G-PPD-001r」が登場。
最大16,000DPIにまで対応するこのセンサーは、さらに細やかな動きまで捉える高い性能を備えています。
価格の違い
2つの価格を比べると、新モデルの「G-PPD-001r」のほうが「約1,000円」ほど安くなっています。
しかし旧モデルは発売から1年以上経過しているため、使用感の情報が得られやすいことが利点です。
G-PPD-001の価格
G-PPD-001rの価格
共通の特長
新旧どちらのモデルにも共通している、ゲーミングマウスとして優れた特長です。
PRO Gaming Mouseの特長
- 「G100」や「G100s」と似通った、クラシックなデザイン
- 耐久性だけでなくグリップ性にも優れる、コーティング素材
- ローセンシでも負担となりにくい、約80gの軽量ボディ
- どんなに早い動きもピクセル単位で捉える、高いトラッキング精度
- 耐久性を高める、機械式のテンショニングシステム
- 操作の支障となりにくい、Eスポーツ仕様のケーブル
- 思いのまま割り当てできる、6個のプログラマブルボタン
- 環境設定をマウスに直接保存できる、オンボードメモリ
- 1680万色のカラーカスタマイズが可能な、LIGHTSYNC RGB
- 安心して長期間利用できる、2年間の無償保証
仕様の違い
左列が「PRO Gaming Mouse」で、右列が「PRO Gaming Mouse Hero」です。
主な違いは「センサー」と「メインスイッチの耐久性」に加えて「ケーブルの素材」にあります。
項目 | G-PPD-001 | G-PPD-001r |
---|---|---|
サイズ(縦×横×高さ) | 116.6mm × 62.15mm × 38.2mm | |
重量(マウスのみ) | 84.7g | 83g |
ケーブル長 | 2.10m | |
センサー | PMW3366 | 第二世代HERO |
解像度 | 200 ~ 12,000DPI | 100 ~ 16,000DPI |
最大加速 | 40G | |
最大スピード | 400IPS | |
USBデータフォーマット | 16ビット/軸 | |
USBレポートレート | 1000 Hz(1ms) | |
マイクロプロセッサ | 32ビットARM | |
左右ボタンの耐久性 | 2,000万回クリック | 5,000万回クリック |
メインスイッチ | D2FC-F-7N(20M) | D2FC-F-K(50M) |
ソールの耐久性 | 250km | |
オンボードメモリ | プロファイル × 1 | プロファイル × 5 |
LIGHTSYNC RGB | ゾーン × 1 | |
ケーブル | 編組ケーブル | - |
保証 | 2年間無償保証 |
まとめ
昨年の発売当初から話題となっている、高い性能と応答速度を実現したPRO Gaming Mouse。
今年発売された新モデルでは、サイズはそのままに「第二世代HEROセンサー」を搭載しています。
またメインスイッチの耐久性も高められており、一部で欠点とされていたクリック音も低減された印象。
新モデルでありながら旧モデルに比べ流通価格も安く、購入を検討されていた方には朗報だと言えます。
――ただし気になるのは、旧モデルに採用されていた編組ケーブルが、新モデルで採用されなかったこと。
公式で謳っている「さらなる軽量化と滑らかな手触り、そして柔軟性の向上を実現しました」
という文言を信じるべきかどうかは、これから公開される各所のレビューで判断したいと考えます。
ちなみに同じ第二世代HEROセンサーを搭載したワイヤレスマウスも、ロジクールより発売中。
こちらの特長も魅力的なものばかりですから、気になる方は別記事を参考にして下さい。
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【G-PPD-002WL】PRO LIGHTSPEED Wireless Gaming Mouseとは?
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- 新モデルは、独自の「第2世代HEROセンサー」を搭載している
- 新モデルは、左右ボタンの耐久性が「約5,000万回クリック」に高められている
- 新モデルは、オンボードメモリに「5つのプロファイル」を保存できる
- 新モデルと旧モデルに、サイズの違いは存在しない
- 新モデルのセンサーは採用されて間がないため、現状で未知数の性能である
- 新モデルには、編組ケーブルが採用されていない