800GBプラッタ5枚と32MBキャッシュを内蔵した、Deskstarシリーズの4TB HDDである0S03361。
今回の記事では故障率が低いHMS5C4040ALE640とも表記される、この商品をレビューします。
0S03361のポイント
- 低故障率
- Backblazeの調査において、毎回低い故障率を叩きだしています。
- 3年保証
- ただでさえ故障しにくいうえ、より安心できる3年保証が付属しています。
- 静音駆動
- 回転数5,700rpmに対応し、静音性を実現しています。(CrystalDiskInfo調べ)
商品説明
パッケージは白い箱で、容量とキャッシュが左上に記載されています。
右側面には、商品内容と注意事項について記載されています。
左側面には、音楽・画像・動画を保存した場合の目安が記載されています。
下部には対応OSの記載がありますが、Windows 7までしかありません。
HDDの製造月は2015年5月ですから、単純にパッケージ変更のコストを削減しているのでしょう。
パッケージの裏面です。
裏面上部では、HDDに採用されているCoolspin技術に関して解説されています。
商品内容はHDD、取扱説明書、インチネジ×4、クイックガイド、バックアップガイドの5点です。
0S03361本体です。
0S03361の裏面です。
0S03361の重量は、約698gです。
Coolspinとは?
優れた低消費電力特性と静音動作を実現する、HGSTの技術です。
性能・消費電力・騒音が最もバランス良くなるよう、モーターの回転数を最適化します。
WD30EZRZ-RTとの外観比較
左が今回の0S03361で、右が前回のWD30EZRZ-RTです。
0S03361は左下の形状が特徴的です。
容量だけでなくメーカーも違うだけあって、幾分差違があります。
ベンチマーク
マザーボード上のSATA 6Gコネクタにて、フォーマット直後に計測しました。
CrystalDiskInfo 6.5.2 x64
CrystalDiskMark 5.0.2 x64
CrystalDiskMark 3.0.3b x64
まとめ
バックアップ企業 Backblazeにて好成績を残していることから、試しに入手してみた4TB HDDです。
製造年月日は2015年5月ですが、重量を見る限り未だ800GBプラッタのうえ、内蔵キャッシュは32MB。
そのため最近の1TBプラッタのHDDに比べると、ベンチマークがあまり振るっていないことは事実です。
しかし高性能でも安価でもないHGSTのHDDをあえて導入する理由は、これまで記載している低故障率。
レポートが存在する2013~2015年の間で、動作トラブルの発生率が他社を超えたことはないようです。
つまり重要なデータを長く保存するという目的において、最も適したHDDだと言えるでしょう。
参考サイト:Backblaze Hard Drive Data Sets 2015 Stats > Q1 / Q2 / Q3
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