【携帯契約】本来支払い不要な頭金の正体とは?【手数料】

2020年8月31日

本来支払い不要な頭金の正体とは?

スマートフォンやタブレットをショップで購入する際に、請求されることとなる頭金。
今回の記事ではこの「頭金」の正体と、頭金不要で契約する方法について解説します。

頭金とは?

頭金とは、各キャリアショップで端末を購入する際に請求される「手数料」のことです。
頭金の相場は約10,000円程度となっており、契約するショップで増減するという特徴があります。

ちなみに各キャリアショップの運営は基本的に「代理店」が行っており、店舗によって運営会社が違います。
そのためA店で契約後、何らかのトラブルで同じキャリアのB店に行っても対応できないことがあります。

ショップの頭金とは?

頭金の正体

まず注意すべきは、携帯契約の頭金が「通常の頭金とは異なる意味で使われている」ということです。
例えばあなたが「10万円の商品」を、頭金を支払って購入しようと考えているとしましょう。

通常の業界:頭金1万+残金9万 ⇒ 合計支払額10万
携帯の業界:頭金1万+残金10万 ⇒ 合計支払額11万

このように携帯業界において頭金は手数料に過ぎず、商品代金の一部として考慮されません。
なぜなら携帯業界の頭金とはショップへの礼金に相当する、ショップの儲けに過ぎないからです。

ショップの儲け

なぜ頭金が存在するのか?

携帯ショップが販売するものは、主に「携帯端末」と「携帯契約」の2つです。
しかしどちらもキャリア本体が管理するものであり、ショップが自由に価格設定できるものではありません。

するとショップはそれ以外の要素で「利益」を生み出し、店舗や雇用を維持する必要があります。

ショップの最も大きな利益は、契約件数に比例してキャリア本体から支払われる「インセンティブ」です。
しかしこのインセンティブも維持費を賄うほど十分とは言えず、契約件数で増減するリスクもあります。

そのリスクを補う要素が表題の「頭金」であり、今日のショップ経営に不可欠なものとなっているのです。

ショップの倒産



頭金を支払う意義

前述のとおり頭金とは、本来キャリアが設定していない「ショップへの取次手数料」だと言えます。
しかしショップによっては、この頭金を払う意味が生まれることもあります。

それは「円滑な契約へと促す丁寧な接客」や「データ移行のサポート」などが期待できることです。
後述する頭金不要のショップでは対応できる業務が限られ、満足できない対応となることもあるでしょう。

また2019年末からは一部キャリアで初期設定サポート内容が統一化され、設定料を含めて公開済み。
しかしこの設定料も、キャリアショップでの契約に限り無料化されることがあります。

丁寧な接客

頭金を節約する方法

指定のオプションに加入する

ショップの主な利益は「インセンティブ」ですが、オプション契約もその配分を左右する要素のひとつです。
例えば「いくつかの遠隔サポートや映像サービスに加入すること」が条件として挙げられます。

ショップとしては仮に頭金を請求せずとも、それ以上のオプション契約で利益が確保できれば良いのです。
ちなみにこのオプション契約は「一定期間の加入」が必要であり、即時解約はショップの損害になります。

頭金不要のショップを見つける

携帯契約を取り扱っているショップの中には、頭金が一切必要のない店舗があります。
もちろん大抵は「オプション契約必須」のショップが多いですが、完全に条件なしの店舗もあります。

もしそのような店舗を見つけることができれば、余計なコストを支払うことなく携帯契約が可能です。

オンラインショップを利用する

「指定のオプションに加入したくない」
「頭金不要のショップを探すのも面倒臭い」

このような方にオススメなのが、各キャリアのオンラインショップを利用する方法です。
オンラインショップであればまず頭金が不要で、基本的に契約手数料すら支払う必要がありません。

最近は格安SIMの台頭もありサイトがリニューアルされ、ネット契約が苦手な方にも配慮されています。



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