某価格比較サイトのSSDカテゴリにおいて、安定して売れ筋ランキングに入っているSSDPEKKW256G8XT。
今回の記事ではこの「SSDPEKKW256G8XT」の外観や仕様、OSで使用した場合の速度などを解説します。
SSDPEKKW256G8XTとは?
インテルの「SSD 760pシリーズ」に属した、PCIe 3.1 x4対応の256GB M.2 NVMe SSDのこと。
Intel 3D TLC NANDを採用しており、最大読み込み速度は3210MB/sおよび205000IOPSにも達します。
SSDPEKKW256G8XTの特長
SSDPEKKW256G8XTの特長まとめ
- PCIe NVMe 3.1 x4に対応しており、高い転送速度を備えている
- 性能の割に流通価格が抑えられており、コストパフォーマンスに優れている
- 昨年話題となった選別漏れNANDの心配がない、Intel 3D TLC NANDを採用している
項目 | SSDPEKKW256G8XT |
---|---|
発売日 | 2018年1月 |
容量 | 256GB |
採用NAND | 3D TLC NAND |
シーケンシャル読み込み速度 | 最大3210MB/s |
シーケンシャル書き込み速度 | 最大1315MB/s |
ランダム読み込み速度 | 最大205000IOPS |
ランダム書き込み速度 | 最大265000IOPS |
書き込み耐性 | 144TBW |
平均故障間隔 | 160万時間 |
保証期間 | 5年間 |
フォームファクター | M.2 22 x 80mm |
インターフェイス | PCIe NVMe 3.1 x4 |
容量別GB単価比較
記事公開時点での1GBあたりの単価は、今回紹介している「SSDPEKKW256G8XT」が最安です。
型番 | 容量 | 最安価格 | 1GB単価 |
---|---|---|---|
SSDPEKKW128G8XT | 128GB | 6,470円 | 50.55円 |
SSDPEKKW256G8XT | 256GB | 6,666円 | 26.04円 |
SSDPEKKW512G8XT | 512GB | 15,680円 | 30.63円 |
SSDPEKKW010T8X1 | 1024GB | 28,023円 | 27.37円 |
SSDPEKKW020T8X1 | 2048GB | 63,990円 | 31.25円 |
写真レビュー
パッケージはタバコの箱を少し大きくしたくらいの、薄型で小さいものでした。
背面には型番やフォームファクター、保証期間などについて掲載されています。
商品内容はSSD本体と、取り扱い説明書の2点のみです。
表面にはスペックシールが貼られており、剥がさない限りNANDを確認することはできません。
インターフェイスはPCI-Express3.0(x4)に対応しており、端子の切り欠きは「M.2 M-key」です。
裏面にはメーカーロゴが印刷されています。
ディスク情報
ベンチマーク検証
多忙だったため、OSインストールから数日後に計測したベンチマークです。
Windows 10 Pro 64bitのシステムドライブとして運用しています。
CrystalDiskMark
AS SSD Benchmark
書き込み耐性が高いSSDではないため「5GB」と「10GB」の検証は割愛しております。
ATTODiskBenchmark
HD Tune
まとめ
ある程度の信頼性が担保された、Intel純正の256GB M.2 NVMe SSDです。
低価格帯の製品の中には、採用されているNANDがリマーク品であったり廃棄品のものがあります。
しかしIntelのようにNANDも生産しているメーカーであれば、粗悪品である可能性はほぼないと言え、
不安を抱くことなくデータを保存できるばかりか、メーカーによる5年間保証も付属している点も魅力です。
自身は最近、操作ミスとはいえ「ディスクを初期化してしまう」と失態を犯しており、
データの安全性やバックアップについて、一層の注意を払おうと決意したところです。
そのためリスクの低い製品を選択できるのであれば、多少のコスト差は目を瞑るべきでしょう。
- 最大読み込み速度が速く、OS用のシステムドライブに最適である
- 採用されている3D TLC NANDがIntel純正品のため、安心できる
- PCIe NVMe 3.1 x4対応のM.2 SSDとしては、低価格帯に属する
- 最大読み込み速度に比べ、最大書き込み速度が抑えめである
- 書き込み耐性が144TBWと少ない