【レビュー】SSDPEKKW256G8XTの速度を検証してみた【760p】

2019年1月6日

某価格比較サイトのSSDカテゴリにおいて、安定して売れ筋ランキングに入っているSSDPEKKW256G8XT。
今回の記事ではこの「SSDPEKKW256G8XT」の外観や仕様、OSで使用した場合の速度などを解説します。

SSDPEKKW256G8XTとは?

インテルの「SSD 760pシリーズ」に属した、PCIe 3.1 x4対応の256GB M.2 NVMe SSDのこと。
Intel 3D TLC NANDを採用しており、最大読み込み速度は3210MB/sおよび205000IOPSにも達します。

SSDPEKKW256G8XTの特長

SSDPEKKW256G8XTの特長まとめ

  • PCIe NVMe 3.1 x4に対応しており、高い転送速度を備えている
  • 性能の割に流通価格が抑えられており、コストパフォーマンスに優れている
  • 昨年話題となった選別漏れNANDの心配がない、Intel 3D TLC NANDを採用している

SSDPEKKW256G8XT 公式ページ

項目 SSDPEKKW256G8XT
発売日 2018年1月
容量 256GB
採用NAND 3D TLC NAND
シーケンシャル読み込み速度 最大3210MB/s
シーケンシャル書き込み速度 最大1315MB/s
ランダム読み込み速度 最大205000IOPS
ランダム書き込み速度 最大265000IOPS
書き込み耐性 144TBW
平均故障間隔 160万時間
保証期間 5年間
フォームファクター M.2 22 x 80mm
インターフェイス PCIe NVMe 3.1 x4

容量別GB単価比較

記事公開時点での1GBあたりの単価は、今回紹介している「SSDPEKKW256G8XT」が最安です。

型番 容量 最安価格 1GB単価
SSDPEKKW128G8XT 128GB 6,470円 50.55円
SSDPEKKW256G8XT 256GB 6,666円 26.04円
SSDPEKKW512G8XT 512GB 15,680円 30.63円
SSDPEKKW010T8X1 1024GB 28,023円 27.37円
SSDPEKKW020T8X1 2048GB 63,990円 31.25円

写真レビュー

パッケージはタバコの箱を少し大きくしたくらいの、薄型で小さいものでした。

背面には型番やフォームファクター、保証期間などについて掲載されています。

商品内容はSSD本体と、取り扱い説明書の2点のみです。

表面にはスペックシールが貼られており、剥がさない限りNANDを確認することはできません。
インターフェイスはPCI-Express3.0(x4)に対応しており、端子の切り欠きは「M.2 M-key」です。

裏面にはメーカーロゴが印刷されています。

ディスク情報

ベンチマーク検証

多忙だったため、OSインストールから数日後に計測したベンチマークです。
Windows 10 Pro 64bitのシステムドライブとして運用しています。

CrystalDiskMark

AS SSD Benchmark

書き込み耐性が高いSSDではないため「5GB」と「10GB」の検証は割愛しております。

ATTODiskBenchmark

HD Tune

まとめ

ある程度の信頼性が担保された、Intel純正の256GB M.2 NVMe SSDです。
低価格帯の製品の中には、採用されているNANDがリマーク品であったり廃棄品のものがあります。

しかしIntelのようにNANDも生産しているメーカーであれば、粗悪品である可能性はほぼないと言え、
不安を抱くことなくデータを保存できるばかりか、メーカーによる5年間保証も付属している点も魅力です。

自身は最近、操作ミスとはいえ「ディスクを初期化してしまう」と失態を犯しており、
データの安全性やバックアップについて、一層の注意を払おうと決意したところです。

そのためリスクの低い製品を選択できるのであれば、多少のコスト差は目を瞑るべきでしょう。

  • 最大読み込み速度が速く、OS用のシステムドライブに最適である
  • 採用されている3D TLC NANDがIntel純正品のため、安心できる
  • PCIe NVMe 3.1 x4対応のM.2 SSDとしては、低価格帯に属する
  • 最大読み込み速度に比べ、最大書き込み速度が抑えめである
  • 書き込み耐性が144TBWと少ない
Intel 「SSDPEKKW256G8XT」
総合評価4.5

★★★★★

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