膨大な通信会社と豊富なプランから「最適な組み合わせを見つけるのが難しい」と言われる、スマホ市場。
今回の記事ではスマホに疎い初心者向けに、現在主流となっている実質1円端末の利用方法を解説します。
携帯料金の仕組み
まず携帯料金に関して、基本料金と端末料金(スマホ部分)が「分離している」という認識が必要です。
昔から日本ではキャリアで携帯プランを契約すると同時に、同じキャリアで端末を買うのが大多数でした。
もちろん今もその傾向は変わりませんが、2年縛りや長期契約者への優遇などの特典はなくなっています。
そのため「現在のキャリアに残る理由」がなければ、どんどん乗り換えて月額料金を下げるべきです。
収入を上げるのは難しいかもしれませんが、支出を下げれば収入を上げることと同じ意味を持ちます。
一括払いの場合
一番わかり易い契約形態が、端末料金から解放された「一括払い」です。
端末はすでにあなたのものですから、今後壊れるまで使うことができます。
このときあなたがA社に支払う金額は、もちろん基本料金だけです。
分割払いの場合
とくに端末料金が上がり続ける昨今、該当するユーザーが最も多いのが「分割払い」です。
キャリアで購入した場合、厳密には端末料金を支払い終えるまでは「キャリア」が所有権を持ちます。
もし支払いが滞った場合は「ネットワーク利用制限」という、通信制限が課せられる場合があります。
このときあなたがA社に支払う金額は、基本料金と端末料金の合計金額となります。
補足としてA社からB社に乗り換えた場合、基本料金はB社、端末料金はA社に支払い続けることになります。
この仕組みが一般的には浸透しておらず、月額料金が高いキャリアに留まり続けるという悲劇を生みます。
――端末料金を完全に支払い終えるまで、そのキャリアを使い続けなければならない理由はないのです。
スマホが故障した時
スマホが故障した時、もしくは新しいスマホに変えたい時は、あなたが選べる選択肢は「4つ」です。
なお数年前の48回分割払いの場合は、現在契約中のキャリアでの「機種変更」が必要な可能性があります。
1️⃣修理する ⇒ 状況により対応が異なる。キャリアに返すほうが良い場合も
2️⃣機種変更する ⇒ 現在のキャリアで機種を変える。手間が少ないが、コストは高め
3️⃣SIMフリーを買う ⇒ 端末を自分で用意してSIMを入れ替える。簡単かつ、コスト安め
4️⃣乗り換えをする ⇒ キャリアを乗り換えて、端末割引を受ける。まず検討すべき
乗り換えする利点
仮に前述した「スマホが故障した時」を例に、スマホを用意しなければならなくなったとします。
スマホを安く入手するなら、キャンペーンを行っている店舗での「乗り換え」が最もお得です。
乗り換えとはMNP(携帯電話番号ポータビリティ)とも呼ばれ、現在の番号を引き続く手続きです。
キャリアからすれば競合他社の契約数を減らし、自社の契約数を増やせるという旨味があります。
そのため乗り換えをすると端末が大幅に割引され、現在主流の「実質1円」が実現できるわけです。
例えばA社からC社に乗り換え、スマホをキャンペーンを利用して実質1円で手に入れたとします。
この実質1円は2年間の総額約24円で利用できる施策であり、当然乗り換え先の継続は必須ではありません。
そのため仮にC社からA社に戻った場合、基本料金はA社に、スマホの料金はC社に払うことになります。
C社に支払うスマホの料金は毎月1円ですから、携帯料金はA社に払う基本料金だけ考えれば良いでしょう。
もちろん実質1円は2年後に残価が再分割される仕組みですから、2年後に端末を返すことをオススメします。
月額550円を実現する方法
月額550円を実現する方法とは、一括払いのスマホとdocomoのプラン「irumo」を選択することです。
irumoの0.5GBプランはインターネット割や家族割、クレジットカード不要で「月額550円」が実現できます。
つまり乗り換え特典の実質1円端末と組み合わせた場合は、最低月額551円から利用できてしまいます。
そのため自宅でのWi-Fi利用や着信メインでスマホを利用する場合には、キャリア品質で最安の方法です。
ちなみに「実質1円の仕組み」は、別記事で詳しく解説しています。
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