【投資信託】5000万円は1年でどうなった【成績発表】

5000万円は1年でどうなった

2023年6月14日から検証を開始した、投資信託の人気ファンドを同時に競争させる5000万のファンドバトル。
今回の記事では1年後の2024年6月14日を迎え、それぞれのファンドがどのように増減したかをまとめます。

5000万円一括投資してみた

この企画を始めた際に公開した「ファンドバトル」の検証内容に関する記事です。
内容は5つの人気ファンドを選び、同じ日に同じ金額(各1000万)を購入して推移を見守るというものです。

【五千万円】一括投資してみた【新NISA】

2024年以降、非課税保有期間の無期限化や口座開設期間の恒久化などと併せて導入予定となっている新NISA。
今回の記事ではこの「新NISA」に先駆け、人気の投資信託5銘柄に合計5000万円を投入して検証してみます。

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一括投資と積立投資のどちらが良いか

このテーマは「持家対賃貸」と同様に語られやすく、比率的にはリスクの観点から積立投資が優勢です。
しかしながら資金力に余裕がある場合、積立投資では本来得られる利益を取り逃がす可能性があります。

投資は対象の成長を期待して行うものですので、今後衰退していくようなファンドにはまず投資しません。
当然将来的な上昇を見込んで投資するのですから、資金を寝かせておくことは合理的とは言えないのです。

積立投資のメリットは購入単価の平均化と時間分散ができ、投資直後の暴落の影響を避けられることです。
ただしある程度の金額まで積み立てた状況においては、一括投資とリスクは同一となります。

その反面一括投資と同じ金額を購入するまでにはより時間がかかりますから、福利の効果が得られません。
これらの要素から私は「一括投資のほうが有利」だと考え、このたびの条件で検証を行うに至りました。

ファンドバドルのルール

ファンドバドルのルール

  • 2023年6月14日に、人気ファンド5種類を1000万ずつ買う
  • 以後それらの成績を同条件で比較するため、売買を一切行わない
  • 新NISAが開始されたら、メインのSBI証券に毎年360万を追加して運用する
  • ただし新NISAの成績や積み立て待ちの現金資産は、検証から排除して考える

ファンドバドルの結果

投資開始の5000万から1年後を迎えるまで、毎月1日時点での資産総額をまとめたものです。
1年後の状況としては「68,322,479円」となり、およそ1832万円のプラスで推移しています。

注意事項

確認日時のリンクを選択すると、証拠となる過去に行ったX(旧:Twitter)の投稿が確認できます
ただし一部の投稿内容に計算ミスがあるため、投稿している画像と下記の表の値が正しいです

確認日時検証資産合計前月との差開始時との差増減比
2023年6月14日¥50,000,000--0%
2023年7月1日¥51,493,682+1,493,682+1,493,682+2.99%
2023年8月1日¥52,101,206+607,524+2,101,206+4.20%
2023年9月1日¥53,403,801+1,302,595+3,403,801+6.81%
2023年10月1日¥51,957,108-1,446,693+1,957,108+3.91%
2023年11月1日¥50,284,519-1,672,589+284,519+0.57%
2023年12月1日¥54,535,145+4,250,626+4,535,145+9.07%
2024年1月1日¥55,387,369+852,224+5,387,369+10.77%
2024年2月1日¥58,750,431+3,363,062
+8,750,431
+17.50%
2024年3月1日¥61,180,328+2,429,897+11,180,328+22.36%
2024年4月1日¥64,314,478+3,134,150+14,314,478
+28.63%
2024年5月1日¥63,723,178-591,300+13,723,178+27.45%
2024年6月1日¥67,145,888+3,422,710+17,145,888+34.29%
2024年6月14日
¥68,322,479+1,176,591+18,322,479+36.64%

ファンド別の成績

ファンド別の成績を確認してみるとやはり「S&P500」が優勢で、次いで「全米株(VTI)」が続きます。
『アメリカ全土を買う』と謳われるこのVTIですが、まさかS&P500に肉薄するほどとは思いませんでした。

その一方で全世界に投資する「オルカン」や「楽天VT」は、米国株の割合を約6割に抑えたファンドです。
そのため成績は5%ほど劣っており、アメリカ一強に抵抗がある方や超長期投資を検討してる方向けです。

――とはいえ米国株が下落すると同じように下落するため、近年ではリスク回避に疑問の声もあります。

S&P500 ⇒ eMAXISSlim米国株式(S&P500)
SBI・V・S&P500 ⇒ SBI-SBI・V・S&P500インデックス・ファンド
オルカン ⇒ eMAXISSlim全世界株式(オール・カントリー)
楽天・VTI ⇒ 楽天・全米株式インデックス・ファンド
楽天・VT ⇒ 楽天・全世界株式インデックス・ファンド

2023年-2024年7月8月9月10月11月12月1月2月3月4月5月6月1年後
S&P500+2.95%+5.34%+7.79%+4.59%+1.78%+10.44%+11.82%+19.28%+23.24%+30.89%+29.44%+36.81%+39.35%
SBI・V・S&P500+3.04%+5.31%+7.76%+4.56%+1.76%+10.43%+11.79%+19.19%+23.16%+30.64%+29.33%+36.81%+39.22%
オルカン+2.28%+4.62%+5.97%+3.14%+0.21%+8.21%+9.45%+15.37%+19.49%+26.01%+25.30%+31.71%+33.21%
楽天・VTI+3.88%+3.32%+7.08%+4.35%+0.28%+9.17%+11.74%+19.01%+25.32%+30.44%+28.79%+35.66%+38.70%
楽天・VT+2.78%+2.42%+5.43%+2.92%-1.18%+7.11%+9.07%+14.65%+20.60%+25.16%+24.37%+30.46%+32.75%
平均+2.99%+4.20%+6.81%+3.91%+0.57%+9.07%+10.77%+17.50%+22.36%+28.63%+27.45%+34.29%+36.64%

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