【五千万円】一括投資してみた【新NISA】

2023年7月1日

五千万円を一括投資してみた

2024年以降、非課税保有期間の無期限化や口座開設期間の恒久化などと併せて導入される予定の新NISA。
今回の記事ではこの「新NISA」導入に先駆け、人気の投資信託5銘柄に合計5000万円を投入して検証します。

はじめに

管理人の私は投資経験がほぼない初心者であり、今回の検証に必要となった証券会社での注文も初めてです。
そもそも投資にはリスクが伴ううえ、私と同じ投資方法を行ったとしても結果が同一になるとは限りません。

もし記事内のデータを参考に投資を行う際には、十分にリスクを検討して「自己責任」で行ってください。

投資は自己責任

投資経験について

私には20歳の大学生の頃に、手持ちの400万円で「外国為替証拠金取引」を数日だけ行った過去があります。
この時為替相場の増減で精神面に悪い影響を及ぼしたため、損益プラスマイナス0ですぐに撤退しています。

もしFXに興味がある場合は、関連記事の「FX戦士くるみちゃんの内容紹介と用語解説」をご覧ください。

【FX戦士くるみちゃん】内容紹介と用語解説【ロスカット】

可愛いイラストとは裏腹に、FX(外国為替保証金取引)中の感情を忠実に描いているFX戦士くるみちゃん。
今回の記事では作中でも使われるFX用語を経験者の私が簡単に解説し、安易なFX参加に警鐘を鳴らします。

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NISA大幅拡充の背景と期待

投資を行った経緯と目的

今回5000万円を一括投資するに至った経緯は「余剰資金を寝かしておくのが勿体ない」と感じたからです。
日本円自体は未だある程度の信用性を保っているものの、今後の世界情勢を顧みると将来性に難があります。

実際に2022年の春以降は急激な円安に見舞われており、2023年夏の現時点で元に戻る気配はありません。
この円安により続く物価高により、毎月得られる給与に変化がないまま生活費はどんどん上昇しています。

そんな中2024年以降に導入される予定となっている「新NISA」では、一定の金額までは非課税となります。
つまり今後は価値が減少していく「円」ではなく、様々な資産への投資需要がきっと増えていくはずです。

そこで今回思いついたのが、新NISAが導入されるまで「人気の銘柄の損益を検証しよう」というものでした。
ネット上には損益を計算で公開しているところはあっても、実際の結果に結びついているかはわかりません。

また実際の損益を公開していたとしても、投入金額や購入時期が一定ではないため正確な比較が難しいです。
しかし投入金額と購入日を全ての銘柄で同一にすれば、それぞれの銘柄の増減を確実に把握し比較できます。

――この記事で公開していくデータが、新NISA導入後の投資対象を選別する要素のひとつになれば幸いです。

投資の参考にした書籍

インデックス投資に関する知識を得る手段として利用した書籍です。

5000万円の投資内訳

5000万円の投資内訳は、後述する証券会社の投資ランキングで「純資産額上位5つのファンド」です。
双方の証券会社で同じ順位に属するものは重複購入せず、それぞれが異なるファンドにしました。

全5種類のファンドの内訳はS&P500が2種類、全世界が2種類、全米が1種類です。
また全ての注文において分配金は受け取らず「再投資」に設定しています。

貯金箱のイラスト

ファンド名愛称純資産額購入金額購入場所
eMAXISSlim米国株式(S&P500)S&P500?1位1,000万円SBI証券
eMAXISSlim全世界株式(オール・カントリー)オルカン2位1,000万円SBI証券
楽天・全米株式インデックス・ファンド楽天・VTI3位1,000万円楽天証券
SBI-SBI・V・S&P500インデックス・ファンドSBI・V・S&P5004位1,000万円SBI証券
楽天・全世界株式インデックス・ファンド楽天・VT5位1,000万円楽天証券

2023年の投資結果(1年目)

2023年6月14日から開始した人気ファンドの検証における「1年目の投資結果」です。
1年目は¥50,000,000が「¥68,322,479」となり、+18,322,479(約1832万円)のプラスでした。

【投資信託】5000万円は1年でどうなった【成績発表】

2023年6月14日から検証を開始した、投資信託の人気ファンドを同時に競争させる5000万のファンドバトル。
今回の記事では1年後の2024年6月14日を迎え、それぞれのファンドがどのように増減したかをまとめます。

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2024年の投資結果(2年目)

投資1年目の2023年と同じく、2024年の投資結果を毎月1日に更新しています。

確認日時検証資産合計前月との差開始時との差増減比
2023年6月14日¥50,000,000--0%
2024年6月1日¥67,145,888+3,422,710+17,145,888+34.29%
2024年6月14日
(ちょうど1年経過)
¥68,322,479-+18,322,479+36.64%
2024年7月1日¥70,981,379 +3,835,491+20,981,379 +41.96%
2024年8月1日¥66,999,401
-3,981,978+16,999,401
+34.00%
2024年9月1日¥65,468,170-1,531,231
+15,468,170+30.94%
2024年10月1日¥67,784,219+2,316,049+17,784,219+35.57%
2024年11月1日¥70,851,428 +3,067,209+20,851,428+41.70%
2024年12月1日¥72,774,277 +1,922,849 +22,774,277 +45.55%

利用した証券会社

今回の投資で利用した利用した証券会社は、日本国内で「ツートップ」と言われるSBI証券と楽天証券です。
購入日は5銘柄全て「2023年6月14日」であり、約定日は翌営業日の「2023年6月15日」となっています。

SBI証券

SBI証券には「3,000万円」入金して、3つの銘柄を1,000万円ずつ購入しました。

注文前

SBI証券-注文前

注文後

SBI証券-注文後

楽天証券

楽天証券には「2,000万円」入金して、2つの銘柄を1,000万円ずつ購入しました。
端数の80万円は手数料のつもりで入金してしまったため、検証では使用せず後日出金しています。

注文前

楽天証券-注文前

注文後

楽天証券-注文後

年間投資枠を使い切る方法

ちなみに「年間投資枠を使い切る方法」は、別記事で詳しく解説しています。

【新NISA】年間投資枠を使い切る方法【360万円】

2024年に始まった個人投資家のための少額投資非課税制度として、予想以上の盛り上がりを見せる新NISA。
今回の記事ではこの「新NISA」の成長投資枠とつみたて投資枠を合わせた、年間投資枠を使い切ってみます。

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