2019年10月1日から新料金プラン「スマホプラン」が導入されることとなった、格安スマホのUQ mobile。
今回の記事ではこの「スマホプラン」と、旧料金プラン「おしゃべり」「ぴったり」との違いを解説します。
スマホプランとは?
契約更新月以外の解約時に発生する、違約金の見直しを受けて発表された「UQ mobileの新プラン」のこと。
auのネットワークを利用した繋がりやすさはそのままに、データ容量がシンプル化されたことが特長です。
またこれまで1年間に限って安かった月額料金も、契約中ずっと据え置きとなる点もわかりやすい変更事項。
ただし旧料金で選択できた2種類の無料通話はオプション化され、追加料金が必要となりました。
スマホプランの料金表
スマホプランの特長
スマホプランの特長まとめ
- 契約期間および契約解除料が廃止され、いつ解約しても「違約金」が発生しない
- スマホセットでの契約時、端末料金の支払いが「一括・24回・36回」から選べる
- 「UQ家族割」により、2回線目以降の料金が月額500円ずっと割引される
- 「増量オプション」が廃止され、プラン別のデータ容量が固定された
- 「データ容量くりこし」や、データ容量消費ゼロの「節約モード」が利用できる
- スマートフォンとWiMAXルーターを契約すると「ギガMAX月割」が受けられる
- データ容量を使い切った場合には「データチャージ」で追加できる
- 国内通話10分/回まで無料となる「かけ放題」は、月額700円必要となる
- 国内通話60分/月まで無料となる「通話パック」は、月額500円必要となる
旧料金プランとの違い
これらは「旧料金限定」のプラン名や、オプション名です。
おしゃべりプラン:国内通話5分/回まで無料となるプラン
ぴったりプラン:月間の国内通話が無料となるプラン(基本時間 ⇒ S:30分、M:60分、L:90分)
増量オプション:データ容量が「1.5倍」に、ぴったりプランの無料通話が2倍となるオプション
旧料金プランの要点
基本料金:公式に記載されている「1,980円」などの月額は、1年目のもの(2年目以降+1,000円)
データ容量:公式に記載されている「3GB」などの容量は、増量オプション適用時(2年間無料)
契約期間:基本的に自動更新型の2年契約であり、契約更新月以外の解約は9,500円必要である
Sプランの1年目料金:1,980円(1年目限定割引キャンペーンにより、1,000円割引が適用済み)
Sプランの2年目料金:2,980円
Sプランの3年目料金:2,980円(2GBの場合。データ容量3GBの場合、増量オプション追加で3.480円)
旧料金プラン比較
旧料金の料金表は「家族なし」「おしゃべりプラン」「増量オプションあり(2年間無料)」です。
おしゃべりプラン | Sプラン | Mプラン | Lプラン |
---|---|---|---|
通話料金 | 国内通話1回5分以内無料 | ||
データ容量(2年間) | 3GB | 9GB | 21GB |
1年目の月額料金 | 1,980円 | 2,980円 | 4,980円 |
2年目の月額料金 | 2,980円 | 3,980円 | 5,980円 |
1年間の合計コスト | 23,760円 | 35,760円 | 59,760円 |
2年間の通算コスト | 59,520円 | 83,520円 | 131,520円 |
新料金プラン比較
新料金のスマホプラン料金は「家族なし」「かけ放題あり」で計算しています。
また旧料金と新料金の「Lプラン」は同じ名前ですが、基本料金とデータ容量が変化しています。
新料金プラン | Sプラン | Mプラン | Lプラン |
---|---|---|---|
通話料金 | 国内通話1回10分以内無料 | ||
データ容量 | 3GB | 9GB | 14GB |
基本料金 | 1,980円 | 2,980円 | 3,980円 |
オプション追加(かけ放題) | 700円 | 700円 | 700円 |
月間料金合計 | 2,680円 | 3,680円 | 4,680円 |
1年間の合計コスト | 32,160円 | 44,160円 | 56,160円 |
2年間の通算コスト | 64,320円 | 88,320円 | 112,320円 |
新料金の別サンプルとして「家族なし」「かけ放題なし」での計算結果です。
このサンプルでは、1年間の合計コストが「旧料金プランと同額もしくは同額未満」となります。
新料金プラン(最安) | Sプラン | Mプラン | Lプラン |
---|---|---|---|
通話料金 | 20円/30秒 | ||
データ容量 | 3GB | 9GB | 14GB |
基本料金 | 1,980円 | 2,980円 | 3,980円 |
1年間の合計コスト | 23,760円 | 35,760円 | 47,760円 |
2年間の通算コスト | 47,520円 | 71,520円 | 95,520円 |
2年間の通算コスト比較
旧料金 ⇒ 2番目に安く、改悪前のLプランを選択した場合はデータ容量が「21GB」も使える。
新料金(かけ放題) ⇒ 最も高いが、かけ放題が「1回10分以内」に向上。Lプランのデータ容量は14GB。
新料金(オプ無し) ⇒ 最も安いが、かけ放題が非対応のため「30秒20円」の通話料が発生する。
2年間の通算コスト比較 | Sプラン | Mプラン | Lプラン |
---|---|---|---|
旧料金(1回5分以内かけ放題) | 59,520円 | 83,520円 | 131,520円 |
新料金(1回10分以内かけ放題) | 64,320円 | 88,320円 | 112,320円 |
新料金(オプション無し) | 47,520円 | 71,520円 | 95,520円 |
UQ mobile契約時期の要点
2019年10月1日を迎えるまでに、検討したほうが良い内容です。
UQ mobile契約時期の要点
- かけ放題もしくは無料通話が必要で、最低2年間は利用する ⇒ 2年間の総コストが安い「旧料金」プラン
- 14GBを超える月間データ容量が必要である ⇒ 2年間は毎月21GB使える「旧料金」のLプラン
- 3年目以降も契約プランを変更せずに利用したい ⇒ 契約期間中に料金が変動しない「新料金」プラン
- UQ mobileに端末セットで加入して、豊富な支払い方法から選びたい ⇒ 36回分割が増えた「新料金」プラン
- 国内通話をほぼ利用しないので、最低料金で運用したい ⇒ 通話オプションなしの「新料金」プラン
- 費用が発生する面倒な契約更新月を考えたくない ⇒ いつ解約しても違約金が発生しない「新料金」プラン
新料金プランと利点と欠点
- いわゆる縛りがなくなり、自由にキャリアを変更可能になった
- 端末料金の支払い方法に36回が追加され、より柔軟になった
- 2年目以降も料金が変動せず、月間のデータ容量も増減しない
- かけ放題や通話パックがオプション化され、それぞれ料金が発生する
- 通話オプションが必要な場合、2年間の料金で旧料金プランに劣る(ただし10分かけ放題は優位)
Y!mobileの新料金プランと比べてみる
「Y!mobileの新料金プラン」は、別記事で詳しく解説しています。
-
-
【Y!mobile】旧料金プランと新料金「スマホベーシック」の違い【プランR】
基本使用料が2019年10月1日から変更となり、違約金が撤廃されるY!mobileの新料金プラン。
今回の記事ではこの「スマホベーシックプラン」と、新設された「プランR」について解説します。続きを見る