【AMD】Ryzen 7 3780UとRyzen 5 3580Uの違い【性能比較】

2019年10月23日に発売された「Surface Laptop 3」の15インチに採用されている、4コアのRyzen 7 3780U。
今回の記事ではこの「Ryzen 7 3780U」と、その1つ下位にあたる「Ryzen 5 3580U」との違いを解説します。

Surface Laptop 3 15"紹介ムービー

https://www.youtube.com/watch?v=oBuuwW6GSJk

まず記載しておくべきことは、Ryzen 7 3780UとRyzen 5 3580Uはどちらも「Surface Laptop 3 15"」のみに採用されているMicrosoftとの共同開発バージョンだということです。

公式には「Ryzen 7 3780U Surface Edition」もしくは「Ryzen 5 3580U Surface Edition」と表記されており、今後Microsoftの製品以外に採用されるかどうかは未定です。

そして双方のCPUは、物理コア数に違いがありません。
そのため2つの違いは動作クロックと、内蔵グラフィックスにあると言って良いでしょう。

Ryzen 7 3780Uは「Radeon RX Vega 11 Graphics」を内蔵しているため、より優れた性能が期待できます。

「Ryzen 5 3580Uのゲーミング性能」は、別記事で詳しく解説しています。

: 【Vega 9】Ryzen 5 3580U Microsoft Surface Editionとは？

Radeon Vega 9 Graphicsを内蔵したAPUのひとつである、Ryzen 5 3580U Microsoft Surface Edition。
今回の記事では、この「Ryzen 5 3580U Microsoft Surface Edition」のゲーミング性能を主に検証してみます。

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Ryzen 7 3780UとRyzen 5 3580UのCPU性能を、各種公開ベンチマークで比較した結果です。
前述の通りコア/スレッド数が同一で動作クロックが違う仕様のためか、性能差は小さめです。

2番目と3番目の列は「Geekbench」で、収集された結果の中で最もスコアが高かったものです。

ベンチマーク	Ryzen 7 3780U	Ryzen 5 3580U	増減率
PassMark	8427	7896	+7%
Single-Core	934	898	+4%
Multi-Core	3489	3383	+3%

Ryzen 7 3780U Surface Editionを搭載しているのは「15型のSurface Laptop 3」です。
記事掲載時点ではプラチナの「VFL-00018」もしくは、ブラックの「VFL-00039」の2機種に限られます。

マイクロソフト

マイクロソフト

前述のとおり、Ryzen 7 3780Uを搭載したSurface Laptop 3は「最上位モデルのみ」です。
最上位のRyzen 7 3780U搭載Surfaceは、下位モデルに比べてメモリとストレージが増強されています。

そのためRyzen 5 3580U搭載モデルとの価格差は大きくなっており、コストパフォーマンスは低め。
今回検証できなかったグラフィック機能が価格差を覆すものでなければ、導入をオススメしにくいです。

Surface Laptop 3 15"	VFL-00018 VFL-00039	V9R-00018 V9R-00039	VGZ-00018 VGZ-00039	V4G-00018
カラー展開	プラチナ / ブラック			プラチナ
CPU	Ryzen 7 3780U	Ryzen 5 3580U
GPU	Radeon Vega 11	Radeon Vega 9
メモリ	16GB		8GB
SSD	512GB	256GB		128GB
税込参考価格	280,280円	231,880円	183,480円	161,480円
下位との価格差	+48,400円	+48,400円	+22,000円	-
最下位との価格差	+118,800円	+70,400円	+22,000円	-

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