有機ELディスプレイ搭載で世界最軽量を実現したという、SHARPのハイエンドスマホであるAQUOS zero2。
今回の記事では2020年発売の「AQUOS zero2」とAQUOS zeroを、ベンチマーク結果とともに比較します。
AQUOS zero2 紹介ムービー
AQUOS zero 紹介ムービー
デザインの違い
AQUOS zero2とAQUOS zeroの主な違いはディスプレイサイズや、メインカメラの数にあります。
またAQUOS zeroでは背面に搭載されていた「指紋認証」が、AQUOS zero2では画面内で行えます。
※画像左「AQUOS zero2」 画像右「AQUOS zero」
性能の違い
AQUOS zero2とAQUOS zeroを比較すると、CPUやメモリなどの基本性能と画面サイズが変更されています。
またAQUOS zero2には広角カメラが追加され、ディスプレイ性能が大きく向上しています。(※後述)
ちなみに記載しているAQUOS zeroのスペックは、SoftBank版となる「801SH」のものです。
性能比較 | AQUOS zero2 (SH-01M) | AQUOS zero (801SH) |
---|---|---|
サイズ(縦×横×厚み) | 約158×74×8.8mm | 約154×73×8.8mm |
重量 | 約141g | 約146g |
OS | Android 10 | Android 9 |
CPU | Snapdragon 855 (2.8GHz + 1.7GHz) | Snapdragon 845 (2.8GHz + 1.7GHz) SH-M10は周波数相違 (2.6GHz + 1.7GHz) |
RAM / ROM | 8GB / 256GB | 6GB / 128GB |
外部メモリ | 非対応 | |
ディスプレイ | 約6.4インチ / 有機EL | 約6.2インチ / 有機EL |
解像度 | FHD+(2340×1080) | WQHD+(2992×1440) |
アウトカメラ | 約1220+2010万画素 | 約2260万画素 |
インカメラ | 約800万画素 | |
バッテリー容量 | 3130mAh | |
防水 / 防塵 | IPX5・IPX8 / IP6X | |
Wi-Fi | IEEE 802.11 a/b/g/n/ac | |
Bluetooth | 5.0 | |
フルセグ / ワンセグ | - | |
おサイフケータイ | 対応 | |
NFC | 対応 | |
顔認証 | 対応 | |
指紋認証 | 対応(画面内) | 対応(背面) |
テザリング | 最大10台 |
ベンチマーク比較
Antutuベンチマーク
最新の「AQUOS zero2(SH-01M)」のAntutuベンチマークと、Geekbenchの結果です。
ハイエンドスマホの「AQUOS R3」や、人気機種の「AQUOS sense3」のデータも掲載しておきます。
増減率とは「AQUOS sense3」を基準とした「AQUOS zero2」との比較です。
Antutu(Ver.8.2.2) | AQUOS zero2 (SH-01M) | AQUOS R3 (SH-04L) | AQUOS sense3 (SH-02M) | 増減率 |
---|---|---|---|---|
総合 | 427637 | 396815 | 116615 | +267% |
CPU | 132408 | 131835 | 41561 | +219% |
GPU | 150112 | 158703 | 16798 | +794% |
MEM | 75321 | 44510 | 32764 | +130% |
UX | 69796 | 61767 | 25492 | +174% |
Geekbench 5
記事掲載時点で「AQUOS zero」のAntutuベンチマーク未回収のため、Geekbench 5を利用します。
増減率とは「AQUOS zero(SH-M10)」を基準とした「AQUOS zero2(SH-01M)」との比較です。
Multi-Coreのスコアを比較すると、AQUOS zero2はAQUOS zeroに対して「19%優位」となるようです。
Geekbench 5 | AQUOS zero2 (SH-01M) | AQUOS zero (802SH) | AQUOS zero (SH-M10) | 増減率 |
---|---|---|---|---|
Multi-Core | 2537 | 2183 | 2126 | +19% |
Single-Core | 757 | 508 | 503 | +50% |
引用元:801SH - Geekbench 5 CPU Search
ゲーミング性能について
AQUOS zero2を紹介するうえで欠かせないのは、10億色の表現力を持つ有機ELディスプレイにあります。
従来よりも美麗な表現ができることに加え、リフレッシュレートは滑らか表示の「120Hz」に対応します。
さらに黒画面挿入により残像を抑える4倍速(240Hz表示)も可能であり、タッチ感度も驚愕の240Hzを実現。
ゲームの勝敗にも大きな影響を及ぼすハードウェアを限界まで追求し、ゲーミングスマホの地位を狙います。
https://www.youtube.com/watch?v=yfsBRhOV4Bs