軽量かつ耐久性の高い素材を使用し、高音質を実現したというEPOSのゲーミングヘッドセットであるH3。
今回の記事ではこの「H3」について、ヘッドホンやマイクの音質および付属品や機能について解説します。
EPOS H3とは?
EPOSより次世代プレミアムラインアップとして登場した「ゲーミングヘッドセット」です。
3.5mmのオーディオ端子を採用しているため、あらゆるプラットフォームで利用できます。
またカラーはクールなオニキスブラック、もしくは清潔感のあるゴーストホワイトから選択可能です。
引用元:EPOS H3
EPOS H3の特長
EPOS H3の特長
- 製品コンセプトは、高い臨場感と安定したチーム内コミュニケーションを実現することである
- 軽量かつ耐久性の高い素材を採用し、2年間の保証が付属している(付属品の保証は6ヵ月)
- 3.5mmによるアナログ接続のため接続が簡単なうえ、マルチプラットフォームに対応している
- 雑音を低減するスタジオ品質のマイク性能を備え、マイクを跳ね上げてミュートができる
- ヘッドバンドにステンレス製のスライダーを採用し、ユーザーの好みの長さに調節できる
- 周囲のノイズを低減しゲームに集中させる、密閉型デザインのイヤーカップを採用している
- 右イヤーカップに搭載されたホイールを操作することにより、ボリューム調整が素早く行える
EPOS H3の性能
ヘッドセットの性能 | H3 |
---|---|
メーカー公式価格 | 15,800円 |
カラー | オニキスブラック ゴーストホワイト |
接続方式 | 有線 |
タイプ | 密閉型 |
ケーブル長 | 2m |
接続端子 | 3.5mm×2(変換対応) |
ヘッドホン周波数特性 | 10 ~ 30000Hz |
インピーダンス | 20Ω |
音圧レベル | 124dB |
マイク周波数特性 | 10 ~ 18000Hz |
マイク感度 | -47dBv/Pa |
重量 | 約270g |
品番/製品番号 | 1000888 |
EANコード | 5714708006893 |
UPCコード | 840064406895 |
保証期間 | 2年 |
ちなみに「EPOSのゲーミングヘッドセット比較」は、別記事で詳しく解説しています。
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【EPOS】ゲーミングヘッドセット比較【ゼンハイザー】
かつてはゼンハイザーから、現在はEPOS(イーポス)から販売されているゲーミングヘッドセット。
今回の記事ではこの「ゲーミングヘッドセット」の性能や機能を、各価格帯別に解説していきます。続きを見る
EPOS H3の商品内容
いきなりですが、こちらがEPOS H3のパッケージ開梱後の商品内容です。
(パッケージや詳細な外観チェックは、容量やスペースの関係上別の記事にまとめています)
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【EPOS】H3のパッケージや外観チェック【レビュー】
最高のオールラウンド品質ゲーミングヘッドセットだとEPOSが謳う、2021年4月20日発売で新製品のH3。
今回の記事では前回のレビューでは紹介しきれなかった、パッケージや外観について詳しくチェックします。続きを見る
左から2種類のケーブルにヘッドセット本体、そして3種類の取扱説明書です。
3つの取扱説明書はそれぞれ「仕様」「安全に使用するための注意事項」「機能やオプション紹介」という内容に分かれています。
ヘッドセット本体です。
パソコンや各ゲーム機と接続するためのケーブルは「脱着式」になっています。
マイクはゼンハイザーやEPOS恒例のブーム式を採用しています。
そのためこの状態であれば「マイク有効」となり、跳ね上げると「マイク無効」となります。
ヘッドバンドの頭頂部にはソフトレザーを採用しており、触り心地は良好です。
しかしどちらかといえば薄手のため、クッション性をあまり期待すべきではありません。
またヘッドバンドにはステンレス製のスライダーを備え、10段階で長さの調節が可能です。
スライダーの硬さは適切であり、ユーザーの意図せず伸縮することはまずないでしょう。
イヤークッションは2種類の素材を採用し、肌に触れる部分は「さわさわ」の「もふもふ」です。
イヤークッションのサイズは標準的であり、耳を十分覆ってくれる大きさですから万人に合うでしょう。
イヤークッションの厚みがわかるよう、側面から撮影してみました。
イヤーカップの左側にはマイクがありますが、右側にはボリュームダイヤルがあります。
このボリュームダイヤルを「くるくる」回すと、デスクトップに戻らずとも音量調節ができ便利です。
付属しているケーブルは2種類あり、一方はスマホやゲーム向きの「4極端子」です。
こちらはマイクとヘッドホンを1つの端子で接続するもので、パソコン向きではありません。
もう一方が基本的なアナログ接続のヘッドセットに使われる「3極端子」です。
こちらはマイクとヘッドホンがそれぞれ別の端子となっており、マイクアンプへの接続も可能です。
このゲーミングヘッドセット「H3」の注意点として「本体接続側の端子が小さいこと」が挙げられます。
そのためもしケーブルが故障した場合に汎用品では対応できず、専用品を注文する必要があります。
実際にケーブルをヘッドセットに接続した状態です。
ケーブル接続部分の工作精度に問題は見られず、しっかりと挿入でき勝手に外れることはありません。
ちなみにケーブルを除いたH3の実重量は「約275g」でした。
EPOS H3のレビューまとめ
現時点ではまだ使い込んでおらずファーストインプレッションでのレビューとなりますが、全体的に上手くまとまっているゲーミングヘッドセットです。
質感だけならコストパフォーマンスが低いように見えるものの、各機能は十分価格を反映しています。
とくに柔らかいヘッドバンドとイヤークッションは、長時間のゲームプレイをサポートしてくれる印象。
ヘッドバンドの長さは側面のスライダーで調整でき、頭の大きい方から小さい方まで対応できます。
そして騒音を抑制する「ノイズキャンセリング付きのマイク」は、流石ゼンハイザーの系譜。
自身が最近検証したコンデンサーマイクと比べ解像感では劣りますが、余計なノイズを一切拾いません。
ボイスチャットで重要なのは「クリア」であること以上に「相手に不快感を持たせない」ことが重要。
その点に着目すると、ゼンハイザーおよびEPOS以外に自身の希望を満たすマイクは存在しないと言えます。
もちろん低価格帯から高価格帯まで同社の全ヘッドセットに採用されている、跳ね上げミュートも実装済み。
突然ミュートする必要に駆られても、すぐに対応できるこの機能の有り難さは選択する理由のひとつです。
ここまでポジティブな要素を上げた一方で、やはりネカティブな要素も一部見受けられます。
まずはデザインに高級感がなく、一見5,000円程度のゲーミングヘッドセットに見えてしまうこと。
そして前述したようにヘッドバンド(頭頂部)のクッションが薄手で、耐久性に期待しにくいことです。
そのほかマイクをミュートさせるにも切替部分が結構上のほうにあり、ミュートまで時間がかかるのも欠点。
イヤークッションは適切なサイズながら、自身のように「タオル」を巻いてゲームをするユーザーの耳を締め付ける側面もあります。
全体的に同価格帯で競合する製品に対し「これといった強み」がないことは事実。
EPOSらしいマイク音質と跳ね上げ式ミュートに魅力を感じなければ、あえて選択する意味を探すことになるでしょう。
- 軽量かつ装着感の良い設計であり、長時間のゲームプレイに対応できる
- ユーザーの好みに応じて、ヘッドバンドの長さ調整が可能である
- すぐにマイクのミュート化が可能で、音量調整も右側のダイヤルで行える
- 外観や質感だけで言えば、低価格帯の製品との違いが見いだせない
- 専用のケーブルを利用するため、万が一の故障時に汎用品で対応できない
- タオルを巻いてゲームをするユーザーに対して、イヤークッションが上手くはまらない
H3のパッケージや外観チェック
補足として「H3のパッケージや外観チェック」は、別記事で詳しく解説しています。
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【EPOS】H3のパッケージや外観チェック【レビュー】
最高のオールラウンド品質ゲーミングヘッドセットだとEPOSが謳う、2021年4月20日発売で新製品のH3。
今回の記事では前回のレビューでは紹介しきれなかった、パッケージや外観について詳しくチェックします。続きを見る
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