2022年9月23日に発売された、アクティブノイズキャンセリング搭載イヤホンである第2世代のAirPods Pro。
今回の記事では第2世代の「AirPods Pro(MQD83J/A)」と、第1世代(MLWK3J/A)の違いを解説します。
新旧の価格比較
第2世代のAirPods Proは1種類ですが、第1世代のAirPods Proには2種類の型番が流通しています。
第1世代の初期版は2019年発売の「MWP22J/A」であり、後継版は2021年発売の「MLWK3J/A」です。
第1世代の初期版と後継版の違いは、付属するケースが「MagSafe充電ケース」かどうかです。
MagSafeに対応してない初期版はすでに店頭で見かけないでしょうが、誤購入に注意してください。
その一報で後継版はまだ在庫があるため、第2世代の機能に魅力を感じなければ選択肢となります。
もちろんその条件は「値下がり」していることで、終息前の38,800円で販売されていたら回避すべきです。
型番比較 | 第2世代 | 第1世代(後継版) | 第1世代(初期版) |
---|---|---|---|
型番 | MQD83J/A | MLWK3J/A | MWP22J/A |
発売日 | 2022年9月23日 | 2021年10月19日 | 2019年10月30日 |
付属ケース | MagSafe対応 | MagSafe非対応 |
第2世代(MQD83J/A)
AirPods Pro第2世代(MQD83J/A)の発売時の価格は「39,800円」です。
第1世代(MLWK3J/A)
AirPods Pro第2世代が発売されるまでの第1世代(MLWK3J/A)の価格は「38,800円」です。
新旧の機能比較
Apple公式の『AirPodsのモデルを比較する』を参考に、新旧のAirPods Proを比較してみました。
現在非公開となっているAirPods Pro(第1世代)のデータは、第2世代発表まで公開されていた時のものです。
機能比較 | 第2世代(MQD83J/A) | 第1世代(MLWK3J/A) |
---|---|---|
価格 | 39,800円 | 38,800円 |
アクティブノイズキャンセリング | 搭載 | |
環境音関連 | 適応型環境音除去 | 外部音取り込みモード |
タッチコントロール | 対応 | |
音響機能 | パーソナライズされた空間オーディオ | 空間オーディオ |
ダイナミックヘッドトラッキング | 対応 | |
耐汗耐水性能(IPX4等級) | 本体およびケース | 本体のみ |
内蔵チップ | H2チップ | H1チップ |
Hey Siri | 対応 | |
デバイスの自動切り替え | 対応 | |
オリジナルメッセージの刻印 | 対応 | |
MagSafe充電ケース | 付属(スピーカー搭載) | 付属 |
アダプティブイコライゼーション | 対応 | |
専用の高偏位Appleドライバ | 対応 | |
専用のハイダイナミックレンジアンプ | 対応 | |
均圧のための通気システム | 対応 | |
センサー | 肌検出センサー (タッチコントロール) | デュアル光学センサー (感圧センサー) |
動きを感知する加速度センサー | 搭載 | |
音声を感知する加速度センサー | 搭載 | |
デュアルビームフォーミングマイク | 搭載 | |
内向きのマイク | 搭載 | |
ヘッドフォンチップ | H2ヘッドフォンチップ | H1ヘッドフォンチップ |
Apple U1チップ | ケースに搭載 | - |
本体での音量調節 | 対応 | - |
Bluetooth | 5.3 | 5.0 |
シリコーン製イヤーチップ | 4サイズ | 3サイズ |
オーディオのライブリスニング | 対応 |
新旧のサイズ比較
イヤホン本体
第2世代と第1世代にサイズの違いはなく、第2世代でイヤホン本体の重量が0.1g軽くなりました。
サイズ比較(AirPods Pro) | 第2世代(MQD83J/A) | 第1世代(MLWK3J/A) |
---|---|---|
高さ | 30.9mm | |
幅 | 21.8mm | |
厚さ | 24.0mm | |
重量 | 5.3g | 5.4g |
充電ケース
充電ケースのサイズも仕様上は同一ですが、第2世代はスピーカー搭載のためか5.2g重くなりました。
サイズ比較(充電ケース) | 第2世代(MQD83J/A) | 第1世代(MLWK3J/A) |
---|---|---|
高さ | 45.2mm | |
幅 | 60.6mm | |
厚さ | 21.7mm | |
重量 | 50.8g | 45.6g |
新旧の駆動時間比較
第2世代と第1世代を比べると、いずれの使用状況でも第2世代のほうがバッテリー時間が長くなりました。
駆動時間比較 | 第2世代(MQD83J/A) | 第1世代(MLWK3J/A) |
---|---|---|
最大再生時間(フル充電時) | 6時間 / 5.5時間 ※1 | 5時間 / 4.5時間 ※2 |
最大再生時間(ケース使用時) | 30時間 | 24時間 |
最大連続通話時間(フル充電時) | 4.5時間 | 3.5時間 |
最大連続通話時間(ケース使用時) | 24時間 | 18時間 |
※1 空間オーディオと、ヘッドトラッキングを有効にした場合
※2 アクティブノイズキャンセリングと、外部音取り込みモードを有効にした場合
第2世代と第1世代の違いまとめ
ここまで長々と詳細を書き連ねましたが、第2世代と第1世代の違いをわかりやすくまとめました。
第2世代が第1世代に勝る点
- アクティブノイズキャンセリングが、最大2倍に強化された
- タッチコントロールに対応し、スワイプで音量を調節できる
- パーソナライズされた空間オーディオにより、臨場感が増した
- 外部音取り込みモードに、適応型環境音除去が追加された
- 再設計された内向きのマイクにより、通話品質がさらに向上した
- 内蔵チップにH2チップを備え、従来よりも処理能力が向上した
- イヤホン単体&ケース利用時ともに、駆動時間がより長くなった
- ケースにスピーカーを備え、一部の機能利用時に音を鳴らせる
- ケースにストラップホールを備え、意図せぬ脱落を抑制できる
- 付属するイヤーチップにXSサイズが追加され、4種類に増えた
MLWK3J/AとMWP22J/Aの違い
冒頭で案内した通り、第1世代のAirPods Proには2種類の型番が存在しています。
双方の違いは付属ケースが「MagSafeに対応しているか否か」ですから、好みに応じて選択してください。
MLWK3J/A ⇒ 2021年発売で、MagSafeに対応している
MWP22J/A ⇒ 2019年発売で、MagSafeに対応していない
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