現在販売されているApple Watchシリーズの中で、最も安価に入手することができるApple Watch Series 3。
今回の記事ではこの「Apple Watch Series 3」を実際に購入し、その使用感について簡単にレビューします。
Apple Watchの性能比較
2022年7月1日の値上がりを反映した「GPSモデル」の価格です。
最上位の「Series 7」は画面の常時表示、血中酸素の測定、心電図の記録などが行え、耐久性も高いです。
その一方で今回紹介する「Apple Watch Series 3」は、必要最低限の機能に留まる最下位のモデルです。
Apple Watchを活用するかわからない入門者向けとして、きっと私のようなユーザーに合致するはずです。
性能比較 | Series 7 | SE | Series 3 |
---|---|---|---|
価格 | 58,800円~ | 40,800円~ | 28,800円~ |
素材 | アルミニウム ステンレススチール チタニウム | アルミニウム | |
ケースサイズ | 45 / 41mm | 44 / 40mm | 42 / 38mm |
ディスプレイ | 常時表示Retina | Retina | Retina |
表面 | Ion-X前面ガラス、または サファイア前面クリスタル (モデルにより異なる) | Ion-X前面ガラス | |
耐水性能 | 50m | ||
血中酸素ウェルネスアプリ | ○ | - | |
心電図アプリ | ○ | - | |
高心拍数と低心拍数の通知 | ○ | ||
不規則な心拍リズムの通知 | ○ | ||
緊急SOS | ○ | ||
海外における緊急通報 | ○ | - | |
転倒検出 | ○ | - | |
コンパス | ○ | - | |
高度計 | 搭載(常時計測) | 搭載 | |
使用時間 | 最大18時間 | ||
より高速な充電 | ○ | - |
Apple Watch Series 3の写真レビュー
Apple Watch Series 3のパッケージはホワイトを基調としており、ビニールで保護されています。
外装のビニールを取り除いたところです。(パッケージ本体には光沢感がありません)
パッケージの裏面です。
裏面には型番やケースサイズ、カラーや素材、GPSかCellularか、シリアルナンバーなどの記載があります。
補足として今回購入したモデルはアルミケース38mmのスペースグレイで、型番は「MTF02J/A」です。
内箱はスライド式になっています。
内箱を取り出したところです。
箱の中にはアクセサリと、Apple Watch本体が入っています。
アクセサリが入った長方形の箱には、使用方法を解説したユーザーガイドのほか、
サイズが「M/L」と表記されている、交換用のスポーツバンドが保管されていました。
こちらがApple Watch Series 3本体です。
画面は薄いフィルムがかけられており、開梱までの予期せぬ傷から守ることを目的としているのでしょうか。
Apple Watch Series 3本体の重量は、実測で「約53g」でした。
保護フィルムを取ると画面に撮影環境が反射するうえ、まだ別で撮影するためここでは取り外していません。
元々取り付けられている「サイズS/M」のバンドと「サイズM/L」との比較です。
細身の私の場合は、前者の「サイズS/M」の内側から3個目の穴ぐらいがジャストサイズでした。
しかしそれでは遊びがないため、内側から4個目の穴で常用しています。
――つまり「サイズM/L」の出番は、今後もないと思われます。
付属している充電用のケーブルです。
片方はUSB Type-Aとなっており汎用性は高いですが、コンセントに接続するUSB充電器は別途必要です。
Apple Watch Series 3の簡易レビュー
国内で最も知名度が高く、そして最も売れているスマートウォッチとして疑う余地のないApple Watch。
ここまで紹介したのは、その中でも機能面が乏しいものの、お手頃価格が嬉しいApple Watch Series 3です。
『今よりも大きい画面で時間を確認したい』『Apple Watchをさらにスムーズに売れるようになりたい』
この2つの要望から購入したApple Watchですが、私の環境下においては十分な機能を実現しています。
もちろん本来は多彩な機能についてレビューすべきなのですが、私はそもそもスマホを使わない人間。
そのため一般的な腕時計でも代替できる程度の使用感しか、述べることができないのが本音です。
とはいえ実際に使用してみたところまず感心したのは、当然ながらiPhoneとの親和性が高いことです。
別途面倒なアプリを入れる必要なく、iPhone単体で素早く初期セットアップが行えることは圧巻でした。
Apple Watch導入以前に利用していたある会社のスマートウォッチは、使用にアプリのインストールが必須。
そのうえユーザー登録まで必要でしたから、スマートウォッチとして利用するまでの敷居が高かったのです。
また文字盤も数がそう多くないとはいえ、ベースを選択して4隅の表示をカスタマイズできる点が良いです。
これまでのスマートウォッチはベースは豊富でしたが、その後にデータの表示位置を変更できませんでした。
さらに画面表示のタイミングや精度も適切であり、画面が映るまで手首をクルクルする手間が不要な設計。
常時表示していないと面倒だったり、下位モデルであることがバレて困る場合はSeries 7を選びましょう。
逆にApple Watchで困った点を挙げるとするなら、やはり各所で言われているバッテリーの持続時間です。
最大18時間という表記ながら約2日半は持ちますが、3日目を狙うのはかなりリスキーな行為だと言えます。
(正直連携しているiPhoneを遠くに置き、未装着の状態でも電池の減りが変わらないのはなぜですか……)
加えて充電する方法が独自端子を利用する仕様であり、出先で簡単に充電できないのも評価しにくい部分。
防水性を維持するためには必要なのかもしれませんが、利便性という面では首を傾げるしかありません。
このApple Watchを全体的に私が評価するなら「価格と釣り合いが取れる価値かは疑問」という印象。
時間を確認するだけなら一般的な時計で良いですし、スマートウォッチならほかに選択肢が存在します。
Apple Watchを選ぶ理由はやはり「Apple製」という点であり、これが他社では満たせない魅力となります。
Apple Watchを装着していれば、販売価格で競う「時計戦争」からある程度逃れられる側面も期待できます。
そのほか個人的に活用しているのは、着信をApple Watchで受けて内蔵マイクで通話することです。
仕事中に寝転んでいることが多々あるのですが、ポケット内のスマホに触れること無く対応できて便利です。
もちろん相手の会話がApple Watchからスピーカーで流れるため、騒々しい場所での使用は向きません。
それでも「時計」という最も大きな時間確認の機能の次に、即応性の面から役立っている機能だと言えます。
Apple Watchの保護フィルムについて
Apple Watch Series 3の液晶画面を守るため、併せて購入したのがELYBYYLEの保護フィルムです。
この価格でありながら「3個セット」となっており、貼るのに失敗しても良いという安心感があります。
前述した「Apple Watch用保護フィルムセット」のパッケージです。
一応パッケージの裏面がこちらです。
商品内容は保護フィルム×3と、貼り付け時にApple Watchを固定する両面テープ×3に、
クリーニングキット×3や、ダストアブソーバー×3に加えて、気泡を押し出すヘラという万全の構成です。
自室が反射するため貼付け後の写真は掲載できませんが、全体的に問題のない品質でした。
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