【Fireタブレット】HD 8とHD 10の性能比較【ベンチマーク】

Androidタブレットの中では癖があるものの、コストパフォーマンスが高いことで人気のあるFireタブレット。
今回の記事ではこの「Fireタブレット」である、手頃なHD 8とフルハイビジョン対応のHD 10を比較します。

性能を比較するモデル

記事を作成するために購入した、動作確認用の「Fireタブレット」です。
どちらもFire OS 7を搭載しており「Google Play ストアをインストールすること」もできます。

Fire HD 8（第10世代）

Fire HD 10（第11世代）

HD 8とHD 10の仕様比較

今回比較する2つのFireタブレットは、どちらも最も安価な「32GB」のモデルです。
双方の主な違いは画面サイズと解像度、CPUおよびRAMなどの基本性能に加え、背面カメラなどです。

仕様比較	Fire HD 8	Fire HD 10
世代	第10世代 - 2020年発売	第11世代 - 2021年発売
サイズ	202×137×9.7mm	247×166×9.2mm
重量	約355g	約465g
OS	Fire OS 7
ディスプレイ	8インチ	10.1インチ
解像度	1280×800	1920×1200
SoC	MediaTek MT8168	MediaTek MT8183
CPU	Cortex-A53×4 （クアッドコア 最大2GHz）	MT8183 （オクタコア 最大2GHz）
GPU	Arm Mali-G52 3EE MC1	ARM Mali-G72 MP3 GPU（最大800MHz）
RAM	2GB / 3GB（Plus）	3GB / 4GB（Plus）
ストレージ	32GB / 64GB
microSD	最大1TB
前後カメラ	200 / 200万画素	200 / 500万画素
Wi-Fi	802.11 a/b/g/n/ac（デュアルバンド）
Bluetooth	5.0 LE
保証期間	90日間限定保証	1年間限定保証

引用元：Fireタブレットの仕様

HD 8とHD 10の性能比較

FireタブレットのHD 8とHD 10の両方に同じベンチマークアプリを入れ、それぞれの性能を比較しました。

対比率と増減率

性能の低い「Fireタブレット HD 8」を基準にした、対比率と増減率です。
また下記のグラフは「AnTuTu Benchmarkの測定結果」を利用しています。

Fireタブレット HD 10の総合性能は、Fireタブレット HD 8に比べ「77%優位」でした。

AnTuTu Benchmark

FireタブレットのHD 8では、AnTuTu Benchmark Ver.9 / Ver.8ともに完走しませんでした。
そのため双方のタブレットで完走できた「AnTuTu Benchmark Lite V9.4.4」を利用しています。

補足としてどちらも「3回以上」測定を行い、最も総合スコアが良かったものを掲載しています。
とはいえFireタブレットは数値のブレが少なく、連続して測定しても比較的安定していました。

Geekbench 5

スマートフォンのベンチマークで頻繁に利用される「Geekbench 5」の測定結果です。

Single Core / Multi Core

OpenCL

3DMark - The Gamer's Benchmark

Wild Lifeは、どちらも測定環境を満たさないため測定できませんでした。

Sling Shot Extreme

Sling Shot

Google Play ストアをインストールする方法

ちなみに冒頭でも紹介した「Google Play ストアをインストールする方法」は、別記事で詳しく解説しています。

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