光ファイバーを利用してテレビが視聴可能な、フレッツ・テレビ、ひかりTV、ひかりTV for docomoの3つ。
今回の記事では似て非なるこれらのサービス内容と、月額・契約期間・違約金などの違いを解説します。
サービス内容の違い
まず認識して欲しいことは、これらの3つの映像サービスを「ひかりテレビ」としてまとめないことです。
例として挙げたこれらの映像サービスには明確な違いがあり、また複数台視聴や録画方法が異なります。
一応フレッツ・テレビやそれに類する名前のサービスが、一般的な同軸ケーブルを利用した視聴方法です。
対してひかりTVやひかりTV for docomoが、チューナーを利用した「1台1チューナー」の視聴方法です。
ざっくり解説
フレッツ・テレビ、テレビオプション ⇒ テレビアンテナをインターネットで代用するサービス
ひかりTV ⇒ スカパー!をインターネットで代用するサービス。ビデオプランだけでも利用可能
ひかりTV for docomo ⇒ ひかりTV+dTV+dTVチャンネル。料金体系がひとつでわかりやすい
映像サービスの違い | フレッツテレビ | ひかりTV | ひかりTV for docomo |
---|---|---|---|
接続方法 | 同軸ケーブル | HDMIケーブル | |
チューナーの有無 | 無し | 有り | |
月額 | 750円 | 1,000円 2,500円 3,500円 | 3,500円 |
チューナーレンタル | 無し | 500円 | |
契約期間 | 無し | 無し、もしくは2年 | |
2年割 | 無し | 有り | |
視聴可能なチャンネル | 地上デジ・BS・CS スカパー!契約可 | 最大80ch以上 (プランによる) | 最大80ch以上 dTV dTVチャンネル |
ビデオサービス | 無し | プランによる | 対応 |
外出先での視聴 | 非対応 | 対応 | |
導入費用 | 環境により高額 | 実質0円 | |
違約金 | 無料 | 10,000円 | 3,500円 |
録画する方法
前述のとおり、フレッツ・テレビが一般的な「テレビアンテナで視聴する方法に近い映像サービス」です。
複数台で視聴する際には、契約業者から支給された光端末にブースターや分配器を取り付けて対応します。
また同軸ケーブルを利用することから、DVDレコーダーやBDレコーダーを利用して映像の録画が可能。
レコーダーに録画した映像は各コンテンツ保護技術に準じるものの、ディスクで残せる利点があります。
その一方でひかりTVやひかりTV for docomoは、各テレビにチューナーがそれぞれ必要な映像サービスです。
レンタルもしくは買取で用意したチューナーに、USBポートで接続した「外付けHDD」へ録画する設計です。
ただしこの方法は、昨今採用されているテレビに直接外付けHDDを接続して録画する方法と同一。
そのためチューナーが何らかの理由で交換になった場合には、録画した映像は視聴できなくなります。
その他の録画方法
HBD-WA10を利用する
2020年7月3日に、NTTぷららと船井電機が提携したBDレコーダー「HBD-W10」が発売されました。
この商品を利用すれば、外付けHDDに録画した映像をレコーダー本体・BD・DVDにダビングできます。
引用元:株式会社NTTぷらら
PC TV Plus
BDレコーダーを利用しない方法としては、SONYの「PC TV Plus導入済みPC」で映像のダビングが可能です。
これもネットワークを介して外付けHDDにアクセスし、録画した映像の視聴および書き出しを実現します。
引用元:ひかりTV