ゲーム向けのヘッドセットとして定番と言っても良い、ゼンハイザーのGAME ZEROとGAME ONE。
今回の記事ではこの2つの違いと、限定の「GAME ZERO Special Edition」について解説します。
共通の特長
GAME ZERO 公式ページ GAME ONE 公式ページ
- 立体的な音像認知を実現する「独自のEARテクノロジ」を搭載している
- 周囲の環境騒音を低減する「プロ仕様のマイク」を搭載している
- 音量調整やミュートが簡単な「スマートコントロール」を搭載している
- PC以外にも対応可能な「脱着式ケーブル」を採用している
上記の4つがどちらにも共通する特長ですが、自身が最も魅力だと考えているのは、
マイクブームを跳ね上げるだけで、マイクのミュートが可能となる点です。
この機能はボイスチャットや配信をしている際に、とくに役立つ機能だと言えます。
仕様の違い
密閉型か開放型かという「大きな違い」を除けば、重量・周波数特性・音圧に小さな相違があります。
その一方で搭載しているマイクとヘッドホンのインピーダンス、ケーブル長やコネクタなどは同一です。
ちなみに密閉型はゲームに集中できる反面、熱が籠もりやすく聞き疲れしやすい傾向にあり、
開放型は快適な装着感を実現している反面、外部の音が聞こえやすいという正反対の特性を持ちます。
そのほか「GAME ONE」にキャリングケースが付属していないことを考えると、
開放型という仕様から、外部の大会やLANパーティーでの使用が推奨されていないのかもしれません。
項目 | GAME ZERO | GAME ONE |
---|---|---|
タイプ | 密閉型 | 開放型 |
カラー | ブラック / ホワイト | |
重量 | 312g | 300g |
マイク | ノイズキャンセリング | |
マイク感度 | -38dBV/Pa | |
マイク周波数特性 | 50 Hz - 16,000 Hz | |
周波数特性 | 10 Hz - 26,000 Hz | 15 Hz - 28,000 Hz |
音圧 | 最大108dB | 最大116dB |
インピーダンス | 50Ω | |
ケーブル長とコネクタ | 3m / 3.5mm × 2 もしくは 1.2m / 3.5mm × 1 | |
メーカー保証 | 2年 | |
キャリングケース | 付属 | × |
その他 | 限定版あり | × |
価格の違い
発売からしばらくはGAME ZEROのほうが「数千円高い状況」でしたが、2018年春より価格が低下。
記事作成時点の現在においては双方の価格差はほぼないため、好みの特性で選ぶと良いでしょう。
GAME ZERO
GAME ONE
GAME ZERO Special Editionとは?
Amazon.co.jpに限り「GAME ZERO Special Edition」というモデルが販売されています。
このモデルはGAME ZEROを彩る赤色が黒色に採用され、旧製品「PC350」のようなデザインです。
デザイン以外の違いは、キャリングケースが付属していないことに加え「保証が1年である」ことです。
まとめ
- GAME ZEROとGAME ONEの大きな違いは「密閉型」か「開放型」か
- GAME ZEROとGAME ONEの機能は「同等」である(仕様は違う)
- Amazon.co.jpには、より安価な「GAME ZERO Special Edition」も存在する
- GAME ONEには「キャリングケース」が付属していない
- GAME ZERO Special Editionの保証は「1年」である