日々コントローラーへの対応タイトルが増えつつあるSteamと、それを支えるBig Pictureモード。
今回の記事では「Steam Blog」で公開されたデータを元に、現在のコントローラー動向を探ります。
Steamで人気のコントローラー
Steamで圧倒的な支持を誇るのが、Steamに最も速く対応した「Xbox 360コントローラー」です。
その比率は2位のPS4コントローラー(DUALSHOCK 4)と比べて、なんと2倍以上にもなります。
惜しむべきは現在Xbox 360コントローラーが生産完了となっており、価格が高騰していること。
そのため新規で導入するのであれば、後継の「Xbox Oneコントローラー」を購入しましょう。
5位以降のシェア率は計算上のため、括弧付き。
また数値の繰り上げや繰り下げにより、合計が100%にはなりません。
順位 | デバイス | プレイヤー数 | 比率 |
---|---|---|---|
1位 | Xbox 360コントローラー | 2720万 | 45% |
2位 | PS4(DUALSHOCK 4) | 1220万 | 20% |
3位 | Xbox Oneコントローラー | 1150万 | 19% |
4位 | PS3(DUALSHOCK 3) | 410万 | 7% |
5位 | Steamコントローラー | 151万 | (2.53%) |
6位 | PCゲームパッド | 147万 | (2.45%) |
7位 | Switch Proコントローラー | 46万 | (0.77%) |
8位 | その他 | 142万 | (2.37%) |
PS4コントローラーが内包する問題
上のデータから判明した、Steamには「Xboxに対応するコントローラーが標準的」という結果。
Xbox 360コントローラーとXbox Oneコントローラーの比率の和は、なんと「64%」にもなります。
しかし耐久性に問題があるという噂もあり、より使いやすい「DUALSHOCK 4」の導入もオススメ。
かくいう私もDUALSHOCK 4を愛用しており、こちらはタッチパッドまで設定できる点が強みです。
とはいえまだ完全に対応しているとは言えず、ゲームによっては存在しないボタン表示にも遭遇。
たびたびXboxのAボタンやBボタンで操作が案内されるため、戸惑う場面がしばしばあります。
Switch Proコントローラーへの対応
今のところコントローラー総数の「0.77%」しか占めていない、Switch Proコントローラー。
しかし2018年5月に行なわれたSteamアップデートにより、デバイスの全機能が使用可能になりました。
このアップデートの影響で、もともと増加傾向にあったSwitch Proコントローラーの伸び率が上昇。
その結果Steam上で「7番目に人気のあるコントローラー」となっており、今後に期待が寄せられます。
意外に少ないSteamコントローラー
トラックパッドとジャイロ入力という、ユニークな操作が可能なSteamコントローラー。
しかしその真価は、コントローラーへの対応が十分でないゲームタイトルで発揮されます。
またグラフからは、Steamコントローラー所有者が「多分にゲーム好き」だということもわかります。
まとめ
- 未だにXbox 360コントローラーは、根強い人気を持つ
- DUALSHOCK 4のシェア率は、コントローラー全体で2位の20%である
- Switch Proコントローラーの全機能は、2018年5月に利用可能となっている
- Xbox 360コントローラーの価格は高騰しており、手軽には導入できない
- DUALSHOCK 4で接続していても、ゲーム内のボタン表示がXbox向けになることがある
- Switch ProコントローラーとSteamコントローラーは、今のところシェア率が低い
参考元:Steam Blog