【GeForce】GTX 1650 TiとGTX 1650 Max-Qの性能比較【Core i7】

比較的導入しやすい価格帯のゲーミングパソコンに採用されている、GTX 1650 TiとGTX 1650 Max-Q。
今回の記事では「GTX 1650 Ti」と「GTX 1650 Max-Q」の違いや性能を、ベンチマークで比較します。

CPUの性能比較

今回の記事の比較対象は「GPU」のため、比較する実機サンプルはどちらもCore i7-10750H搭載PCです。
そのため前世代から何が変わったかを把握する目的で、Core i7-9750Hの仕様を一応掲載しておきます。

大きな違いは最大動作周波数の上昇と、対応するメモリがDDR4-2666からDDR4-2933へ向上したこと。
またインテル ターボ・ブースト・マックス・テクノロジー 3.0の動作周波数は、4.80GHzに達します。

※下のCPU-Zの画像は「GF75-10SCSR-001JP」と「GF63-10SCXR-026JP」で、両方ともCore i7-10750Hです。

CPUベンチマーク比較

まず、毎回性能比較記事の慣例となっている「Cinebench」と「CPU-Z」のベンチマーク結果です。
CinebenchではGTX 1650 Ti搭載PCがやや優勢な一方、CPU-Zでは誤差でしょうが逆転されています。

GPUの性能比較

左の画像が、GF75-10SCSR-001JPに採用されている「GeForce GTX 1650 Ti」の情報です。
右の画像が、GF63-10SCXR-026JPに採用されている「GeForce GTX 1650 Max-Q」の情報です。

実機サンプル仕様比較

今回実機を比較した2つのPCには、GPUのほかディスプレイサイズやストレージ容量で違いがあります。
また17.3型の「GF75-10SCSR-001JP」はリフレッシュレートが「120Hz」のため、より滑らかな表示です。

仕様比較	GF75-10SCSR-001JP	GF63-10SCXR-026JP
外観
OS	Windows 10 Home 64bit
CPU	Core i7-10750H
GPU	GeForce GTX 1650 Ti	GeForce GTX 1650 Max-Q
GPUメモリ	4GB GDDR6
ディスプレイ	17.3型（120Hz）	15.6型
解像度	1920×1080
チップセット	HM470
メモリ	16GB（8GB DDR4×2）
SSD	512GB（M.2 NVMe）	256GB（M.2 NVMe）
有線LAN	Realtek RTL8111HS
無線LAN	インテル Wi-Fi 6 AX201
サイズ	397×260×23.1mm	359×254×21.7mm
重量	約2.2Kg	約1.86Kg
価格比較	価格チェック	価格チェック

ゲーミング性能比較

つぎにGPUベンチマークを比較すると、GTX 1650 TiがGTX 1650 Max-Qに比べて「DX12で約24%優位」です。
おそらく測定限界を迎えているドラゴンクエストXを除けば、全項目で確実な性能差が見受けられます。

総合性能比較（PCMark 10）

最後にPCの仕様が、ベンチマーク結果へ大きく影響する可能性が高い「PCMark 10」での参考データです。
この結果を見る限り、どうやらPCMark 10においてグラフィックスの違いはあまり現れないようです。