PC不要で1080/60pの高画質録画が可能な、ゲーム実況にも役立つHDMIキャプチャーのGV-HDREC。
今回の記事ではこの「GV-HDREC」の特徴をまとめ、ゲームの録画に利用する方法を解説します。
GV-HDRECの紹介動画
GV-HDRECの特長
GV-HDRECの特長まとめ
- PC不要でフルHD(1080/60p)の録画に対応している
- 遅延を気にせずゲームを楽しめる、HDMIパススルー機能を搭載している
- SDカードのほか、USBハードディスクにも録画できる
- 4極のヘッドセットを接続して、実況録音が可能である
- レトロゲームが録画可能な、コンポジット入力ケーブルが付属している
GV-HDRECの商品内容
GV-HDRECは想像したよりも大きめで、厚い紙質のパッケージに収められています。
パッケージの裏面には、GV-HDRECが持つ様々な特長が掲載されています。
商品内容はGV-HDREC本体、電源アダプタ、HDMIケーブル、AV変換ケーブルに加え、
必ずお読みくださいと、かんたんガイドの「合計6点」です。
GV-HDREC本体はおよそ3スマホくらいのサイズで、左のくぼみは「ステッカー入れ」です。
公式で公開されている「ステッカーメーカー」を利用し、オリジナルの画像でデコれます。
GV-HDRECのボタンは天面右側に集約されており、全ての操作をこれらのボタンで行います。
また前面には映像の記録に使用する「SDカードスロット」と「ヘッドセット端子」を搭載しています。
対応するSDカードは「最大128GB」であり、対応するヘッドセット端子は「4極」です。
そして背面には左からAV端子、HDMI入力端子、HDMI出力端子、USBポート、電源端子を搭載しています。
右側から2版目の「USBポート」は、2TBまでの外付ハードディスクやメモリに対応しています。
底面にはシリアルナンバーを確認できるシールが貼り付けてあり、4隅には滑り止めを備えています。
本体の設定保存にはボタン電池「CR2025」を利用するため、使用前に絶縁シートを引き抜いておきます。
GV-HDREC付属の電源アダプタの型番は「UU311-520」です。
また入力は「AC100V 50/60Hz 17VA」で、出力「DC5V 1.5A」に対応しています。
GV-HDREC付属のAV変換ケーブルを利用すると、最近は採用数の少ないコンポジット出力に対応できます。
GV-HDRECの本体重量は、実測で「約153g」でした。
対応するヘッドセットについて
3.5mmステレオミニプラグには標準的な3極のものと、マイクに対応した「4極」があります。
また4極のプラグのうちGV-HDRECが対応するのは、国内で採用率の高い「CTIA規格」です。
CTIA規格の場合、プラグの先端からこのような順番で極性が並んでいます。
一方OMTP規格の場合は、プラグの根本がCTIA規格とは反対になっています。
CTIA:左音声、右音声、グランド、マイク
OMTP:左音声、右音声、マイク、グランド
もし3.5mmステレオミニプラグのヘッドセットがある場合、このようなアダプタで4極に変換しましょう。
GV-HDRECの接続方法
GV-HDRECの接続方法はこのような形で、HDMI出力端子にテレビもしくはディスプレイを繋ぎます。
また保存先となる「SDカード」は必須であり、右側のヘッドセット端子は音声録音時に利用します。
GV-HDRECの画面表示
GV-HDRECを経由することで現れる、画面表示「OSD(On-Screen Display)」のイメージ画像です。
このOSDは設定により非表示にもできますが、確実に録画できていることを確認するには重要なもの。
そのため非表示だけではなく、もう少し邪魔になりにくいサイズに設定できれば良かったと考えます。
待機中
録画中
GV-HDRECのレビュー
PC不要を謳っているとおり、パソコンを所持していない方に適したHDMIキャプチャーです。
映像の保存先には最大128GBまでのSDカード、もしくは最大2TBまでの外付HDDが選択できます。
録画は天面の赤いボタンを押すだけで行なえ、録画の停止もこの赤いボタンで行える簡単設計。
保存した映像は「再生モード」に移行することで確認でき、再生から編集まで対応しています。
また3段階から選べる「パススルー機能」を備え、録画機器にありがちな遅延を軽減。
画面上で気になるOSD表示はオフにもできますから、問題なくゲームに集中することができます。
さらに付属のAV変換ケーブルを利用すれば、コンポジット出力しか持たないレトロゲームに対応。
もちろんゲーム以外でも、古いビデオカメラやビデオデッキの映像を保存することすら可能です。
そのほかCEC対応のテレビであれば、本体の操作をボタンではなくリモコンでも行えるため便利です。
まとめ
- パソコンを用意することなく、ゲームのプレイ動画を保存できる
- 保存できる形式は1080/60pまでと高画質で、画質も2種類から選べる
- ヘッドセットを接続すれば、マイクを利用して音声まで録音できる
- シンプルな設計故に、細かい設定変更には対応していない
- 一応編集機能を備えているが、快適な編集にはパソコンが必要となる
- OSDの非表示には対応しているものの、表示時のサイズ変更が行えない
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