パソコンに限らずテレビやレコーダーなどの幅広い機種に対応した、4TB外付HDDのHD-EDS4.0U3-BA。
今回の記事ではこの「HD-EDS4.0U3-BA」の特長や中身について、ベンチマークとともにレビューします。
HD-EDS4.0U3-BAの特長
HD-EDS4.0U3-BAは「特定販売店向け」ですが、ベースモデルは「HD-EDS4.0U3」のようです。
HD-EDS4.0U3-BAの特長まとめ
- パソコンだけでなく、テレビやレコーダーなどの映像家電にも使える
- さらなる静音化を実現する、ファンレス設計が施されている
- ハードディスクの熱をより効果的に放熱する、ボディを採用している
- 故障予測サービスのみまもり合図に対応している(S.M.A.R.T.)を利用
- 環境にも家計にも優しく省エネな、接続端末の電源連動機能を備えている
HD-EDS4.0U3-BAの仕様
型番 | HD-EDS4.0U3-BA |
---|---|
JANコード | 4981254049259 |
容量 | 4TB |
実容量 | 3726GB |
インターフェース | USB3.1 Gen1 / 3.0 /2.0 |
端子数 | 1 |
端子形状 | USB 3.0 Micro B |
ファイルシステム | NTFS |
転送速度(規格値) | USB3.1 Gen1 / 3.0:最大5.0Gbps USB2.0:最大480Mbps |
サイズ(幅×高さ・奥行き) | 114×33×171mm |
質量 | 900g |
最大消費電力 | 18W |
保証期間 | 1年 |
HD-EDS4.0U3-BAの外観
昨今では珍しくない、パソコン&テレビ録画対応を記載したパッケージです。
ただしテレビによっては非対応だったり、対応でも「2TB以下」という場合があるため注意しましょう。
型番はパッケージ上部で確認できますが、なぜかここでシリアルナンバーが確認できます。
パッケージの裏面では、テレビやレコーダーとの接続法が確認できます。
商品内容はハードディスク本体、USBケーブル、電源アダプタに加え、
らくらく!セットアップシートと、キャンペーン用紙の合計5点です。
ハードディスクの全景です。
筐体はつや消しのブラックですが、他社のように表面積を増やす加工はありません。
横置きのほか縦置きも対応可能ですが、万が一の転倒防止のため個人的には横置きを推奨したいです。
ハードディスクの底面です。
右上上部に「バッファロー正規データ復旧サービス」に関する案内があります。
最近は「セキュリティ対策ソフトの特別パッケージ」に付帯されている復旧サービスもありますから、もし故障した場合でも優先度はその次です。
ハードディスクの背面ではUSB端子、電源端子、セキュリティスロットが確認できます。
個人的には好みではない、先端が薄型になっている接続用のUSBケーブルです。
電源アダプタです。
汎用品なのか、型番の「WB-18L12FU」で検索すると結構なヒット数が確認できます。
入力は100~240V/50~60Hzの最大0.5A、出力は12V/1.5Aという表記がなされています。
今回の4TB HDDであるHD-EDS4.0U3-BAの重量は、ケーブル抜きの実測で「約830g」でした。
HD-EDS4.0U3-BAの接続表示
HD-EDS4.0U3-BAを接続すると、コンピュータ上から「黒いHDDのアイコン」で確認できます。
ドライブを選択して開くと、中にいくつかのファイルがあらかじめ保存されています。
中央にある「DOWNLOAD_PAGE.exe」を実行すると、「HD-EDS-A」のダウンロードページに移動します。
HD-EDS4.0U3-BAの中身
自身が購入したモデルは「CrystalDiskInfo 8.2.0 x64」読みで、Western Digitalの「WD40EZRZ」でした。
しかしインターネット上の情報では、Seagateの「ST4000DM004」を採用したロットも存在するようです。
HD-EDS4.0U3-BAの性能
接続先は「TUF Z390-PLUS GAMING」の「USB 3.1 Gen 2ポート」です。
CrystalDiskMark 6.0.2 x64
ATTO Disk Benchmark 4.01.0f1
HD Tune 2.55
レビューまとめ
中身の「ハードディスクくじ」で言えば当たりと言って良い、WD40EZRZを採用した4TB HDDです。
昨今の流行に伴いパソコンでの利用はもちろん、ビデオカメラやゲーム機にもつながるため便利です。
実際に駆動して書き込みを行ったところ、静音設計のおかげか駆動音はまず聞こえない印象。
プラスチック製のボディのためほんのり温かくなりますが、元々熱が少ないHDDですから不安は僅かです。
また比較的新しいUSB3.1 Gen1まで対応しているため転送速度も十分で、快適なデータ移動が可能。
これだけの速度が安定して出るのであれば、eSATAが普及することなく消えたのもやむを得ません。
全体的に上手くまとまっており大きな不満はないとは言え、個人的に気になる箇所が1点。
それは背面のUSB端子と、それを繋ぐケーブルの先端に採用されている「USB 3.0 micro B」にあります。
このUSB 3.0 micro Bはコネクタの中でも脱落しやすく、確実に接続するにはイマイチの規格。
正方形の上部に出っ張りの付いた「USB 3.0 Type B」であれば、より確実な接続が行え安心できたはずです。