データ量無制限で使えるドコモのhome 5Gと、工事不要なため利用者の多いソフトバンクのSoftbank Air。
今回の記事ではこの「home 5G」と「Softbank Air」の月額料金や通信速度、違約金の違いを比較します。
ドコモのhome 5Gとは?
2021年5月19日にドコモから発表された、Softbank Airに対抗する新インターネットサービスのことです。
これまでのモバイルルーターとは違い、ドコモ初となる据え置き型ホームルーターを利用します。
https://www.youtube.com/watch?v=dobp_0oQG40&t=1950s
ソフトバンクのSoftbank Airとは?
主要キャリアのソフトバンクが提供している、工事不要のインターネットサービスのことです。
工事をしたくない、もしくは光回線を提供していないエリアのユーザーに適した「お手軽なプラン」です。
https://www.youtube.com/watch?v=RnBx5lZ2SIQ
home 5GとSoftbank Airの共通点
ドコモの「home 5G」と、ソフトバンクの「Softbank Air」が持つ共通点です。
よく知られていないのは、最後の「契約住所での使用が前提」という項目です。
home 5GとSoftbank AirはWiMAXと違い、契約住所以外で使用すると利用制限を受ける可能性があります。
home 5GとSoftbank Airの共通点
- 工事をすることなく、契約日から高速なインターネット接続が利用できる
- どちらのサービスも名目上は無制限で利用できる(ただし帯域制限を受ける可能性はある)
- 通信には専用端末を利用し、手軽なWi-Fiはもちろん有線LAN接続にも標準で対応する
- 端末にはコンセントで電源を供給するため、バッテリーの駆動時間を気にする必要がない
- 対象の携帯プランに加入していると、家族回線全員がセット割引を受けられる
- 契約住所での使用を前提としているため、それ以外の場所での使用は規約外となる
home 5GとSoftbank Airの違い
home 5G ⇒ 家族回線内にドコモの携帯契約があると「home 5Gセット割」が受けられる
Softbank Air ⇒ 家族回線内にソフトバンクの携帯契約があると「おうち割 光セット」が受けられる
(Softbank Airは光回線ではありませんが割引の名称は光セットであり、スマホの料金が割引されます)
サービス内容 | home 5G | Softbank Air |
---|---|---|
提供元 | ドコモ | ソフトバンク |
提供予定時期 | 2021年8月27日 | 提供中 |
契約種別 | 5G | 4G LTE / AXGP |
定期契約 | なし | 2年契約自動更新 (違約金10,450円) |
月額料金 (端末分割購入) | 4,950円 | 5,368円 |
月額料金 (端末レンタル) | レンタル非対応 | 5,907円 |
対応端末 | home 5G HR01 | Airターミナル |
キャンペーン | 事前予約キャンペーン 発売後は各代理店に準ずる | Airスタート割 25歳以下限定割引 |
月間データ量 | 無制限 | |
3日間制限 | 可能性あり | 名目上なし |
最大通信速度 | 受信時最大4.2Gbps 送信時最大218Mbps | 受信時最大962Mbps 送信時速度未記載 |
Wi-Fi | Wi-Fi 6対応 | Wi-Fi 6 / 5対応 (ロットによる) |
契約事務手数料 | 3,300円 | |
セット割引 | home 5Gセット割 | おうち割 光セット |
※Softbank Airの専用端末(Airターミナル)について
・Airターミナルの最新世代は「Airターミナル4」である
・Airターミナル4はロットにより、対応するWi-Fiの規格が異なる
個装箱の商品コードが「BBWAAG」もしくは、機種名ラベルの色が「水色」である ⇒ Wi-Fi 5対応
個装箱の商品コードが「BBWAAM」もしくは、機種名ラベルの色が「銀色」である ⇒ Wi-Fi 6対応
home 5GとSoftbank Airの注意点
ドコモの「home 5G」と、ソフトバンクの「Softbank Air」で共通する注意点をまとめました。
home 5GとSoftbank Airの注意点
- 光と違い手軽に利用できる反面、通信の安定性は使用するエリアの状況に応じる
- 主な接続方法にWi-Fiを用いるため、接続側の端末により最大速度が変化する
- 端末を分割で購入した場合、解約時に完済していない残債分を支払う必要がある
- 逆にレンタルの場合は本体購入が不要だが、月額料金が割増される(Softbank Air)
- 端末分割購入の場合、解約時に費用負担が必要ないのは4・6・8年目~である(Softbank Air)
- 契約住所以外で使用した場合、帯域制限や通信停止または強制解約を受ける可能性がある
後者のSoftbank Airが持つデメリットのひとつに「定期契約必須」という点があります。
さらに端末を分割購入すると月額料金を最も安くすることができますが、解約時期に注意が必要です。
なぜなら解約時期により、定期契約の違約金と残ったAirターミナル賦払金の合計が請求されるためです。
Airターミナル賦払金は月額1,650円 ⇒ Airターミナルの価格59,400円 ÷ 36回
解約時負担金 | 定期契約違約金 | Airターミナル賦払金 | 合計支払額 |
---|---|---|---|
1年経過 | 10,450円 | 39,600円 | 50,050円 |
2年経過 | 0円 | 19,800円 | 19,800円 |
3年経過 | 10,450円 | 0円 | 10,450円 |
4年経過 | 0円 | 0円 | 0円 |
5年経過 | 10,450円 | 0円 | 10,450円 |
6年経過 | 0円 | 0円 | 0円 |
7年経過 | 10,450円 | 0円 | 10,450円 |
8年経過 | 0円 | 0円 | 0円 |
home 5GとSoftbank Airはどちらが良いか
ドコモの「home 5G」と、ソフトバンクの「Softbank Air」を比較した時の利点と欠点です。
- home 5Gは5G対応のため、Softbank Airに比べ通信速度に優れる
- home 5GはSoftbank Airと違い、定期契約自体が存在しない
- Softbank Airの月額は、キャンペーン適用でhome 5Gよりも安くなる
- home 5Gは直近3日間のデータ利用量により、制限がかかる可能性がある
- Softbank Airはロットにより、Wi-Fi 6での接続に対応していない
- Airターミナルは高価であり、解約時期に注意が必要である
home 5Gの事前予約で最大13,000P貰う方法
ちなみに「home 5Gの事前予約で最大13,000P貰う方法」は、別記事で詳しく解説しています。
-
【ドコモ】home 5G 事前予約dポイントプレゼントまとめ【最大13,000P】
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