2021年5月19日に発表されたソニーのXperia Ace II(SO-41B)と、富士通のarrows Be4 Plus(F-41B)。
今回の記事ではこの「SO-41B」と「F-41B」の特長や機能、および性能の違いについて比較していきます。
Xperia Ace II(SO-41B)とは?
シンプルで長持ち、かつあんしんして使えるコンパクト性を目指した「約5.5型スマホ」です。
3年間劣化しにくい4500mAhの「長寿命バッテリー」を搭載し、Xperiaとより長く付き合える設計です。
Xperia Ace II(SO-41B)の特長
2021年5月28日発売予定となっている、Xperia Ace II「SO-41B」の特長です。
Xperia Ace II(SO-41B)の特長
- 手にフィットするサイズと、フレームいっぱいに広がるディスプレイを搭載している
- 時間を気にせず使える、長寿命設計の4500mAhバッテリーを搭載している
- 文字やアイコンが大きくて見やすい、かんたんホームに切り替えできる
- IPX5 / IPX8の防水性能と高強度ガラスのCorning Gorilla Glass 6を採用している
- 電源ボタンに指紋認証センサーを搭載し、マスクをしていてもロック解除できる
- さまざまな電子決済サービスが使える、おサイフケータイに対応している
- 自動でシーンや撮影環境を判断する、2つのレンズを搭載したカメラである
arrows Be4 Plus(F-41B)とは?
使いやすく新生活様式に適した、日本メーカーによる洗える設計の「約5.6型スマホ」です。
泡タイプのハンドソープや食器用洗剤で丸洗いすることで、いつも清潔に保つことができます。
arrows Be4 Plus(F-41B)の特長
2021年5月28日発売予定となっている、arrows Be4 Plus「F-41B」の特長です。
arrows Be4 Plus(F-41B)の特長
- アルコール除菌や次亜塩素酸水で洗える、抗菌ボディを採用している
- 操作がかんたんなシンプルモードを備え、使い方ガイドブックが付属している
- 耐衝撃設計により画面割れに強く、MIL規格23項目にも準拠している
- アプリの起動が素早く行える、FAST フィンガーランチャーを搭載している
- 写真の自動補正が可能な、Adobe Photoshop Expressモードで撮影が行える
- 外出先でも1日楽しめる、3600mAhのバッテリーを内蔵している
- オンラインコミュニケーションをより快適にする、各種機能を搭載している
- 相手の音声も聞き取りやすくなる、マスク通話モードを搭載している
- 全国防犯協会連合会に認定された、迷惑電話対策機能を搭載している
性能の違い
Xperia Ace IIとarrows Be4 Plusを比較してみると、同じ仕様の項目が多数見受けられます。
性能比較 | Xperia Ace II | arrows Be4 Plus |
---|---|---|
型番 | SO-41B | F-41B |
メーカー | ソニー | 富士通 |
発売日 | 2021年5月28日 | |
価格 | 22,000円 | 21,780円 |
カラー | ホワイト ブラック ブルー | レッド ホワイト ブラック |
ディスプレイ | 約5.5型(TFT) | 約5.6型(有機EL) |
解像度 | HD+(720×1496) | HD+(720×1480) |
サイズ | 約140×69×8.9mm | 約148×71×9.4mm |
重量 | 約159g | 約160g |
バッテリー容量 | 4500mAh | 3600mAh |
OS | Android 11 | |
CPU | Helio P35 | Snapdragon 460 |
メモリ | 4GB | |
ストレージ | 64GB | |
microSD | 1TBまで | |
メインカメラ | 約1300万+200万画素 | 約1310万画素 |
インカメラ | 約800万画素 | |
最大受信速度(4G LTE) | 262.5Mbps | 150Mbps |
最大送信速度(4G LTE) | 75Mbps | 50Mbps |
連続待受時間(4G LTE) | 約810時間 | 約790時間 |
連続通話時間VoLTE(AMR-WB) | 約1670分 | 約1540分 |
Wi-Fi | Wi-Fi 5(433Mbps) | |
Bluetooth | Ver.5.0 | |
外部接続 | USB Type-C | |
防水 | IPX5 / IPX8 | |
防塵 | IP6X | |
おサイフケータイ / NFC | 対応 / 対応 | |
生体認証 | 指紋 | |
オーディオジャック | 搭載 | |
フルセグ / ワンセグ | × | |
ワイヤレス充電 | × |
カメラの違い
Xperia Ace IIの背面には、広角カメラと深度測位カメラを搭載しています。
カメラの違い | Xperia Ace II | arrows Be4 Plus |
---|---|---|
広角 | 約1300万画素 F値2.0 1/3.0インチ | 約1310万画素 F値1.8 1/3.06インチ |
深度測位 | 約200万画素 F値2.4 1/5.0インチ | - |
インカメラ(広角) | 約800万画素 F値2.0 1/4.0インチ |
ベンチマーク比較
2つの性能を比較すると、Xperia Ace IIのHelio P35が「総合スコアで約26%劣位」です。
GeekbenchのMulti-Coreでは多少差が縮まりますが、それでも「約15%劣位」です。
ベンチ比較 | Helio P35 | Snapdragon 460 | 増減率 |
---|---|---|---|
総合 | 108462 | 145977 | -26% |
CPU | 39558 | 57348 | -31% |
GPU | 15281 | 22729 | -33% |
MEM | 27529 | 35839 | -23% |
UX | 26094 | 30061 | -13% |
Single-Core | 167 | 251 | -33% |
Multi-Core | 987 | 1158 | -15% |
ベンチマーク比較(補足)
補足として、現在オープンβの「Antutuベンチマーク Ver.9」でも性能を比較してみました。
結果はXperia Ace IIのHelio P35が、Snapdragon 460に比べて「総合スコアで約30%劣位」です。
3DMarkの「Wild Life」に至っては、Xperia Ace IIがデバイス非対応で測定不可。
そのため両方で測定できた、Sling Shotで3D性能を比較しています。
ベンチ比較 | Helio P35 | Snapdragon 460 | 増減率 |
---|---|---|---|
総合 | 112922 | 162045 | -30% |
CPU | 33362 | 55341 | -40% |
GPU | 17668 | 23940 | -26% |
MEM | 25835 | 36980 | -30% |
UX | 36057 | 45784 | -21% |
Wildl Life Extreme | 非対応 | 72 | N/A |
Wildl Life | 非対応 | 248 | N/A |
Sling Shot Extreme | 458 | 857 | -47% |
Sling Shot | 809 | 1404 | -42% |
Xperia Ace IIとarrows Be4 Plusの違い
Xperia Ace IIとarrows Be4 Plusは、どちらも2021年5月28日発売される新商品です。
本体価格は22,000円と21,780円に設定されており、乗り換え時に一括0円が狙えます。
ただし肝心の基本性能は「必要最低限」だと言え、スマホの操作頻度が高い方にはオススメしにくい水準。
メインターゲットはスマホにこだわりがなく、通話・メール・SNSや写真撮影を目的とする方です。
双方の仕様を比較すると前述の通り非常に良く似通っており、大きな違いを探すのが難しいところ。
バッテリー容量もXperia Ace IIのほうが4500mAhと大容量ですが、待受時間の差にはほぼ影響していません。
- Xperia Ace IIはarrows Be4 Plusに比べて、よりコンパクトなサイズである
- Xperia Ace IIのバッテリーは劣化しにくく、3年間の使用を想定している
- arrows Be4 PlusはMIL規格23項目に準拠し、本体を水洗いできる設計である
- Xperia Ace IIに搭載されているCPUは、性能に乏しいHelio P35である
- arrows Be4 Plusの通信速度は、Xperia Ace IIに及ばない
- arrows Be4 Plusのカメラは、前後ともシングル設計である
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