IPv6オプションとIPv6オプションライトの違い

2018年1月16日

BIGLOBEで提供されている、IPv6 IPoE通信サービスのIPv6オプションとIPv6オプションライト。
今回の記事ではこの2つのIPv6通信方式に着目し、メリットやデメリットを比較して解説します。

目次

IPv6オプションとは?

IPv6オプションについて

IPv6オプション対応機器を用意することで、全ての通信がIPv6 IPOEとなるIPv6サービスです。
対応機器は必要ですが、IPv6対応サイトとIPv4対応サイトの両方で速度の向上が見込めます。

IPv6オプションライトとは?

IPv6オプションライトについて

IPv6オプション対応機器が必要なく、他の通信サービスとの弊害も少ないIPv6サービスです。
さきほどの図で説明すると、IPv6オプション対応機器の有無に関わらず右側の通信方式となります。

対象プランの違い

まず対象プランについて。
こちらはIPv6オプションに比べて、IPv6オプションライトのほうが対象プランが多いです。

プラン名 IPv6オプション IPv6オプションライト
ビッグローブ光「ひかり」コース 対応
「ひかり」コース with ドコモ光 対応
BIGLOBE光パックNeo with フレッツ 対応
BIGLOBE光 with フレッツ 対応
「ひかり」/「Bフレッツ」コース 対応
「使いほーだい」コース+「フレッツ光」オプション 対応
BIGLOBE法人光パックNeo with フレッツ総合コース × 対応
BIGLOBEオフィス光 with フレッツ総合コース × 対応
ビッグローブ光総合コース × 対応
総合コース+「フレッツ光」オプション × 対応

接続方式

つぎに接続方式について。

IPv6オプションは、IPv6オプション対応機器の有無で接続方式が異なります。
IPv6オプションライトは、IPv6オプション対応機器の有無に関係なく接続方式は同一です。

サービス 対応機器 IPv6サイト IPv4サイト
IPv6オプション あり IPv6 IPoE
なし IPv6 IPoE IPv4 PPPoE
IPv6オプションライト 不要 IPv6 IPoE IPv4 PPPoE

2つのサービスの違い

2つのサービスの大きな違いは、従来のIPv4サイトが速くなるか否かです。

IPv6オプションであれば、対応機器は必要であるものの全てのサイトで速度向上が見込めます。
一方IPv6オプションライトでは、IPv6サイトしか速度向上が見込めないという欠点があります。

しかしIPv6オプションライトの利点として、他の通信サービスとの弊害が少ない利点があります。
IPv6オプションはIPv4 PPPoEを利用しない関係上、下記の通信サービスが利用できなくなります。

・BIGLOBEフォン
・固定IPサービス
・ダイナミックDNSサービス
・特定ポートを使用するサービス(一部の通信型ゲームなど)
・複数のユーザーでIPアドレスを共有すると利用できないサービス
・外部へのサーバ公開

つまり申し込むべきプランは、通常の場合はIPv6オプションライトを。
これらの通信サービスを利用しておらず、対応機器を所持している場合はIPv6オプションとなります。

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